「考える技術」を味方につけよう
みなさんは、”考える”ということが得意ですか?
いつもどのように”考えて”いますか?
私は普段から自分の考えが浅いと感じることが多いです。
人間関係の悩みや人の気持ちを想像する力はあるかもしれないですが、アイデアを出す力・問題解決力というものがありません。
ロジカルな考え方ができる人って本当にすごいと実感すると同時に、「考え方を知らないのかもしれないなぁ」と感じています。
ということで、最近はロジカルシンキングに関連する本を読むようになりました。
そんな中でたまたま本屋さんで手に取った本がこちらです。
パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法 柿内尚文
最初は内容もわからず、変なタイトルを見て読み始めました(笑)。
しかし、実はまったく奇をてらった内容ではなく、とても読みやすい「考える技術」について書かれた本でした。
書籍の編集者である筆者が、人生をより良いものにする武器として「考える技術」を活用してきたという自己紹介から始まります。
第一章で紹介されている内容を記載します。
❶考える=「広げる」+「深める」
・広げるとは、可能性を考えていくこと(今まで存在しなかったものを作り出す)
・深めるとは、本質的価値を考えていくこと(”そもそも”を考える)
❷「考える」と「思う」はまったくの別物
・思う→頭に浮かんでくる、感じること
・考える→目的のために意識的に思考すること
(eg.「好きな人のこと考えてた」や「一生懸命考えたけど答えがわからなかった」は「思う」である、ということ)
❸「考える」には論理的/非論理的の2パターンがある
論理的に考えることが得意な問題と、非論理的に考えることが得意な問題が存在するようです。
先が見えない今の時代を生きていく上で、直感や思いなど、非論理的なところからはじめる思考法は求められている、とも書かれています。遊び心も加えることがポイントとのことです。
いかがでしょうか?
今までは考え方を知らなかっただけで、「考える力」を身につけることと向き合えそうな気がしませんか!?
この後の章ではいくつもの考えを深める方法が書かれています。
中には「無意識でこれは今でもやってる!」と思えるものもあり、ゼロからのスタートじゃないんだと感じられるところもありました。
とても面白くて、丸一日で一気読みしてしまいました。
こういう本は読んで満足ではなく実践してこそ身になるものなので、何度も読み返して「考える技術」を自分に染み込ませて味方にしていこうと思います。
「考えるって難しいなぁ」と感じる方は、よろしければぜひ手に取ってみてください!