ベルギーから日本へ(2021/10月):その3 関空の検疫から指定の宿泊施設まで
関空に到着してから、日本入国、検疫所指定の宿泊施設に移動するまで。
つまり、飛行機着陸から諸々の入国の手続き、待機するホテルの部屋まで。
関空着陸から入国までのスタンプラリー
KLM便で関空に着陸、昨年はかなり待ったので覚悟していましたが、
乗客が少ないためか、意外にすんなり飛行機から出られました。
ゲートに着くと、人影はまばらで、いたる所に『写真撮影禁止』の表示が。
この実態、公表すると何か問題でもあるのかな?
ここからが、噂のスタンプラリーの始まり。
”スタンプラリー”とは言っても、
本当にスタンプを押していただくわけではなく、
入国できるまでに、書類やアプリのチェックポイントが何カ所もある。
チェックポイント間には、必ず案内係の方がいて、
「次は、こちらです」と誘導して下さる。
ただ、全てが徒歩。
通常はウイングシャトル(モノレール)を使う距離だから、かなり長い。
長時間フライトの後、重い手荷物に、PCを背負い込んで、
この長い距離を歩くのは、かなり堪えた。
案内の方は少なくてもいいので、
せめて、小さいカートを用意していただきたかった。
もしこの状態が続くのであれば、関空の担当の方、ぜひお願いします!
この長い通路には、かなりの数の案内係。
案内の方は、日本人より、外国人が多い印象。
色々な言語が必要なのかもしれない。
書類が多いので、全てをクリアーフォルダーにまとめて入れて、
手に持って歩いていたけれど、荷物を抱えて、
チェックポイントに着く度に、言われる書類を探すのが大変。
結局、フォルダーごと係の方が受け取って、見つけて下さる。
チェックポイントは、
・持ってきたPCR検査結果
・健康カード
・入国QRコード
・アプリ動作確認
・メールアドレス確認
・再び唾液の検査....など
どこも手際よく、スムーズに進めて下さってありがたい限りでしたが、
アプリの動作確認の場所は、ちょっと混雑気味。
順番が来たら、前の方が座っていた席に、消毒もなく、そのまま座るので、
少し心配でした。
最後は、どの国から来たのかを確認して、それによってカードを渡される。
今回の出発時には、ベルギーは待機3日間指定だったので、
あらかじめ4日目からの待機場所を確保していました。
この時期、ベルギーのコロナ感染者はかなり少なくなっていたので、
突然、3日間待機が免除になったらどうしようかなどと考えていたけど、杞憂に終わり、無事に(!?)緑のカードを渡されました。
そして、唾液検査の結果を待つ間、カードの色別の場所で待機。
このとき、検疫所指定の宿泊施設がどこになるのかは、まだ分からず、
でも、ここまでたどり着いたことに、ほっとしていました。
関空を出て、指定の宿泊施設まで
検査結果待ちの場所は、出発待ちのゲートでとても広く、
色のカードを持っている人はほんの数人。
昨年は、検査から結果まで7時間ほどかかったので、
今回は、時間を気にせず、ゆっくり作業をするつもりでした。
でも、ほんの20分ほどで、担当の方がいらして、
「全員陰性でしたので、こちらにどうぞ」と、
外に出られることに!
また重い手荷物を持って、パスポートコントロールまで徒歩。
暑さと重なって、汗だくになって、入国の受付へ。
ここで、再度、症状がないかの確認。
熱はないと答えたものの、
「お顔が赤いので、計りますね。」
と、ピッと検温して下さいました。
とにかく、荷物を持って歩くのには遠すぎなので、
ただただ、カートを用意して下さい!!
この後は、普通に外に出ると、
係の方がホテルまで案内して下さると言うことでした。
自動パスポートチェックを通り、
でも、スタンプが必要だったので、帰国スタンプを押していただき、
念願のカート!を手に入れ、スーツケースをピックアップして、
税関を通って外に出たら、係の方が待っていらっしゃいました。
この時点でもまだ、指定の宿泊施設がどこかは知らされず、
ただただ、係の方の後に着いていきます。
空港の一番端のドアから出て、
ロータリーで待機していたバスに乗るように指示されました。
関空からの指定の宿泊施設は、
・ホテル日航関西空港(空港の目の前、歩いて行ける。)
・新大阪のどこかのアパホテル(かなり遠い。)
のどちらかの可能性が大きいと思っていたので、
早く休めるホテル日航を期待していましたが、
送迎バスなら、新大阪か。。。。とやや落胆。
小さめのバスでしたが、最終的に、乗客は3人のみ。
多くの案内の方に、運転手さん、とても沢山の方々が、
少数の私たちのために、このリスクのあるお仕事をして下さって、
本当に感謝しています。
3分ほど待って、出発、
関空の駅をぐるりと回って、なぜだか、また来た方向へ?
ミステリーバス??と思っていたら、
5分ほどで、ホテル日航関西空港の別の入り口に到着。
たぶん、空港の出口からここまで、
歩いて5分かかるか、かからないか程ですが、
それでも、バスで送って下さるとは、至れり尽くせり。
空港もその周辺も、ほとんど人気がありませんが、
それでも、日本で生活している人と、海外から入国した人が、
交わらないように、徹底して注意しているように思えました。
日本の空港の水際対策には疑問が持たれているようですが、
完全なコロナ罹患中でない限り、
全ての公共交通機関を使用できるベルギーから帰国すると、
ホテル待機組への対策は、かなり優秀なように感じました。