
Off Topic #188「AIネイティブ」とは何か?
こんにちは。このnoteは、個人的にOff Topicのまとめをしているmemofleetが書いてます。
今回はOff Topic #188 「AIネイティブ」とは何か?のまとめになります。
ポッドキャストはこちらです。
Off Topic #188 「AIネイティブ」とは何か?

グラフィックについて
今回も5つのブロックで構成しました。
AI概観
プラットフォーム・シフト
ビジネスモデルを変える
AIファーストのネットワーク
AIネイティブへ
AI概観
大手テック企業によるAIスタートアップへの投資状況を図式化してます。
Microsoft - OpenAIはいろいろな騒動もあって話題になりがちですが、ほかの各社ともなんらかのAI投資をしている相関図です。
プラットフォーム・シフト
1998年からのインターネット革命と、2008年からのモバイル革命のときにディストリビューションの変化があったことをまとめています。
そしてAI革命ではこうしたディストリビューションの変化が起きにくいということです。
ビジネスモデルを変える
Salesforceのマーク・ベニオフさんが2000年に仕掛けた The end of software のマーケティング戦略と、現在のAIの状況を重ねて考えるブロックです。
MicrosoftのCo-pilotプロダクトがリリースされ始めました。
AdobeやCanvaやNotionなどもAIによる効率的でクリエイティブな機能をリリースしてます。これらは、今すでにみんなが使ってるものをさらに便利にするもので、新しいAIアプリが出てブームになる、という流れは今のところなさそうですね。これが「ディストリビューションの革命ではない」ということかもしれません。
AIファーストのネットワーク
Greylock のブログからの図式をリライトしてます。
Facebookが人と人をつなぐネットワークだとして、ここにAIが介入していくと、人とコンテンツをつなぐTikTokのようなアルゴリズムがあり、さらには求職者と職業、採用者と求職者など複雑なマッチングをアルゴリズムが担っていくパターンも描かれています。
AIネイティブへ
AIネイティブなサービスはどう作るか、というブロックです。
「LLMはインターフェイス」というのは、これまで技術的、時間的、運用的に課題があって重ねにくかった処理レイヤーがあって、ここにLLMを挟むことでできるようになるということかと思います。
LLMレイヤーを差し込んだプロダクトをいち早く試すことができるのは、既存のサービスやユーザーを持っている大手テック企業なので、MicrosoftのCo-Pilot戦略のようなあり方が今は主流だということですね。
感想:アルファ世代
アルファ世代の子どもたちって、インターネットが遅かった時代など知らないし、デスクトップ型のパソコンも知らないです。(電源を抜くと落ちるような外付けHDDも知らない)。
Web2.0的なものを通り越して、Web3からインターネットに触れていく世代はサービスの受け手として理解も早いし、アルゴリズムが提供する情報に抵抗も少ないと思います。
なんでもAIがやってくれるのが当たり前になってくると、AIを導入していない既存サービスが劣って見えるようになりそうだし、そうなるまでのスピードが速いと思われます。
そのスピード感を思うと、2025年くらいには、90年代当時、インターネットについていけなかった世代のようなギャップが、サービスでも個人でも出てきそうだなと思いました。
以上になります。
お読みいただきありがとうございました。