Off Topic #177 Threadsという実証実験?メタが目指す未来
OffTopicの番組を聞いて個人的にまとめ画像を作っているmemofleetのnoteです。今回は#177「Threadsという実証実験?メタが目指す未来」のまとめです。
ポッドキャストはこちらです。
Threadsという実証実験?メタが目指す未来
グラフィックについて
今回は6つのブロックに分けています。
メタバースを作る3つのレイヤー
Apple Vision Proが解決するプレゼンスの課題
エコシステムをグロースさせる5つの施策
ユーティリティとエンタメ
タイムゾーン
Metaの投資はすべてメタバースに繋がる
メタバースを作る3つのレイヤー
基盤レイヤー:ハードウェア、スタンダードとプロトコル
プラットフォーム、ネットワーク
体験
Metaはすべてのレイヤーに投資している、という話です。
基盤レイヤーの例として話されているHTMLはだれでもブラウザからソースコードを見ることができて、どうやってWebページが実装されているか分かるし、コピーして同じ動きを作ることもできます。
自分でもサイトを作ってみるというときにいろいろなサイトのソースコードを真似て動かせます。90年代にHTMLを独学していた人は多かったと思います。
Apple Vision Proが解決するプレゼンスの課題
Metaの回なのにAppleのデバイスの話で1ブロック使いました。
宮武さんの説明を聞くとVision Proが欲しくなります。MetaもAppleもヘッドセット型のデバイスに伴う「孤独」について解決しようとしてますね。
AppleはiPhoneにより、人々がスクリーンをずっと見続けてしまうライフスタイルを結果的に作っていて、ヘッドセットというデバイスはそれをさらに加速する可能性があるので、パススルーやAR要素を併せ持つ提案をしているように思いました。Humainの提案はそのカウンターです。
エコシステムをグロースさせる5つの施策
サービス提供者はそれをより使ってもらいたいと考えるので、一般的な利用者へのケアとともに、クリエイターへのツール提供やインセンティブは重要ですね。ある程度の制作需要が見えてくると3rdパーティツールが出てきて、その後に本家が公式ツールを提供する、なんていう流れは見かけます。
ユーティリティとエンタメ
Off Topic #168 Instagram創業者が考えるAI時代のソーシャルアプリとは で話されていた「ツールのために来てネットワークのために留まる」という言葉があるように、インスタグラムの写真加工ツールが最初の利用目的だったので、ユーティリティから開始するパターンが多そうです。
技術サイドから見ると、最初にユーティリティを考えるほうが作りやすそうです。
タイムゾーン
メタバースが同時接続を基準にするので、再びリアルタイム性が重要になってくる、という考察です。その結果、多層睡眠が増えると。
昔、外山滋比古という人が『思考の整理学』という本で書いていたのですが、朝起きたときが最も頭が働くので、1日に2回寝て、2回起きることで午前中を2回作る。これによって起きたばかりのフレッシュな頭で考える時間を2倍とることができるという理論です。
これも多層睡眠のひとつかも、と、これを聞きながら思い出しました。
Metaの投資はすべてメタバースに繋がる ~Threads
宮武さんがMetaがユーティリティ投資を続けている理由について、すべてメタバースにつながる、という点を考えていました。ReactやPytorchをオープン化するのは基盤戦略のひとつと理解できますが、Threadsは特異な位置付けだと思いました。
Facebook/Instagramが持つ20億~30億の巨大なユーザーグラフがメタバースでどのようにワークするのか?MetaはGaaS(Graph as a Service)を試しているのではないか、という考察です。
Off Topic #113 「メタバースの相互運用性の課題を考えてみる」では「密度問題」がありました。メタバース内に人がいないという問題です。これからメタバース空間を使ったサービスが出てくるとき、MetaがThreadsベースのユーザーグラフを何らかの形で提供する事で一定数の初期ユーザーが揃えられれば、サービス側は1から人集めをしなくてもいい、みたいなイメージでした。
そのためのThreadsだとしたら、まとまったユーザーグラフを持つことがメタバースに向けての事前準備になってくるので、ほかの会員サービスについても分散型プロトコルに移行する動きが出てくるのかもしれませんね。
お読みいただきありがとうございました。