traveria approach!〜0話 はじまり〜
春一番の吹く街の河原を制服を着て歩いていた
桜の蕾は少しづつ膨らみはじめてまだ咲くのは新たな1歩を踏み出した頃かなって思います。
私はみうみって言います。
高校3年生の18歳です。
幼い頃から旅行が好きな親に連れられ
日本全国を旅することが多く
旅行が好きです。
好きな教科は地理と日本史と音楽で
苦手な教科は物理です。
好きな食べ物は麺類、海鮮、お肉…
他にもたくさんあって1番なんて選べません。
部活動は中学校では放送部、
高校では軽音楽部でギター弾いていました。
毎日友人や先生方、音楽に囲まれて
充実した毎日を過ごしています。
もうすぐ卒業式が迫って来て高校生活もラストスパートってなってます。
卒業してから私はどうするかって気になるって思ってます。
聞いてください。私の思いを
今から約半年前、みんなが進路を考えてる頃
周りは大学行くとか就職するとか専門学校行くとか言っていますが、私には誰にも言えない いや言っても応援してくれないだろうと思う夢があります。
それは日本全国を旅したい
もっと日本の良い所を知りたいという事です。
親にふと本心を話したことがあって
「みうみー!卒業後どうするの?」
私は焦るように返事した
「とても言いにくい事だけどいい?」
「別にいいけどどうしたの?」
「実は…日本全国を旅したくて
もしかしたら、就職しろとか大学行けとか思ってるかもだけど?」
「別にいいんじゃない。
その代わり、お金とか予定立てるのとか自分でどうにかすることが条件かな」
思っていたことと違う答えが返ってきて
ビックリしてしまった。
そして話を続ける
「なんでダメって言わないの?」
「今しか出来ないことだと思うからだからやってみたら良いと思うよ
いつでもやめて就職するのも出来るし…」
と言われ
私は芸能人目指しているわけじゃないけど
もしかして芸能活動をするのは若い方が良い
って世間一般的に言われているのと同じ感覚なのかなと思いました。
つまり…応援してくれているという事だよね
と思いつつ
「ありがとう」
と伝えて終わりました。
一方三者面談の時に担任の先生に進学も就職もしないと言うと猛反対されました。
それが当たり前かもしれないけど
大学行きながら旅するのでも良いじゃんと思うけどやっぱり自分でやりたい事のお金は自分でちゃんとしたいから
就職しない大学行かない=フリーターってことになるのかな?
夢を叶えるために頑張ります!
そして時は過ぎ
先日高等学校を卒業しました。
なぜかもう一度制服を着たくなって
夢の国へ行くわけではなく
3月下旬の今日、自宅近くの桜並木のある河原へ来ています。
桜の木は蕾をつけていてもうすぐ春が来るのかなと感じています。
これから一緒に旅するスーツケースもなぜか
持って来てしまいました。
「絶対に夢叶えるからね」
と言うと風が吹き
決意を新たにしました。
それがトラベラーとしての始まりです。