6つの思考の病気
事実は1つ。解釈や行動は無限。
今日は俺が20歳くらいから意識している
『思考プロセス(思考の順番)』
について話そうと思う。
これは俺自身も昔から散々怒られてきた
元々苦手だった分野の話です。
「それは事実じゃない、事実は?」
「解釈が一辺倒すぎる」
「で、お前はどうしたいの?」
懐かしい日々だ。
もし今こう言われてる人がいるなら
聞いて欲しい。
結論だけ先に言うなら、
『事実から解釈を導き、解釈から行動を導く』
この思考の順番を呼吸やまばたきの如く
無意識下でやれるようになること。
空・雨・傘
マッキンゼー発の有名なフレームワーク、
「空・雨・傘」になぞらえて話そうかな。
就活の面接対策でも使われるもので
これが出来てやっと思考レベル0.1程度です。
・空が曇っている(事実)
・雨が降りそうだ(解釈)
・傘を持って行こう(行動)
『空』:Fact(事実)に基づく状況、状態
『雨』:その状況、状態に対する解釈
『傘』:その解釈から導き出される行動
この3点をセットで1つの思考をすること。
これらに基づいていない思考をする人が
発病する病気が以下の6つや。
【病気①】職務放棄
これは『空のみ』の人です。
「議題を持ってきました!
成約率が落ちちゃってヤバいです!」
→「・・・、それで?」
地獄の空気が流れているでしょう。
自分の考え(解釈・行動)を持っていくことは
MTを受ける側の必要最低限責務です。
まさに職務放棄。
【病気②】評論家
これは『空・雨のみ』の人です。
「成約率が落ちちゃってヤバいです!
ストーリー発信の方向性変えたのが原因かも」
→「・・・、でどうしたいの?」
これまた地獄の空気です。
解釈だけして行動に変えない人の中でも
自分を守るように解釈する人を『自己弁護人』
問題を他人事に解釈する人を『評論家』
自分以外に問題があると解釈する人を『愚痴屋』
と言います。
主に評論家になる人が多いかな。
【病気③】ポンポコリン
これは『空→傘』の人です。
「成約率が落ちちゃってヤバいです!
なのでリスト対応の時間増やします」
→「・・・、それで合ってるん?」
短絡的な発想になっている状態なので
目の前のインパクトのある事象に踊らされず
冷静に解釈しましょう。
よく踊らされているのでB.B.クイーンズ。
【病気④】閃きジャンキー
これは『突発的に傘』をする人です。
「リストに電話で売ってみます!」
→「・・・、え?急に?」
それは画期的な閃きではありません。
ふと舞い降りてきてしまった
アイデアをやりたくでしょうがない
この衝動を止められない。
『アイデアオタク』
『閃きジャンキー』
とでも呼んでおこうかな。
【病気⑤】脳みそ石化
これは『雨を一面的』にしか見ない人です。
Factから多角的に解釈を膨らませずに
1事実に対して1解釈しかしない人。
1事実に対して解釈できる数は無限です。
【病気⑥】正当化おばさん
これは『空を正当化』で使う人です。
「〇〇をやってみたくて
この数字から見てもやっても良いと思うんです」
やりたいと、やるべきを混合して
やりたいことをやれるようにする為に
まるでメディアかのように事実の切り取りをし始めます。
事実はやりたいことの正当化で使うのではなく
事実からやるべきことを。
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この6つの病気にかからないように
『空・雨・傘』を意識してみてくれ。
以上。