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めものメモ

家族で、母(大腸がんステージ4+糖尿病)の介護をしています。

母は、ここ5年くらいずっと調子が悪かったものの、末期がん・要介護4と認定されてから、現在半年ほど。

その間、治療方針の決定や各種申請登録など、対応しなければならないことがたくさんありましたが、一番困ったのは、がん治療や在宅療養、病院との係り方に関する予備知識がなかったこと。判断に必要なものは情報なのだなと実感。それがないと、文字通り右往左往してしまう!

ので、情報共有のため、我が家の事例をnoteに綴ることにしました。

まずは参考まで、我が家(母)の治療に関わる基本状況です:

【「治療」の状況】
・三大療法(手術、抗がん剤、放射線)は一切ナシ(母本人の強い意志)。
・病気判明から一貫して在宅療養(緩和ケア)。一度も入院していません。
・漢方は飲んでいる(「医療」外で独自処方)。
・対処薬(止血、便秘)は必要な時に飲む(これまで半年で数回ほど)。
・食事にはかなり気を使っている(素人が行っているので、療法と呼べるほど徹底できてはいないけど)。
【そもそもの「医療」との関わりかた】
・基本的に病院嫌い。怪我以外は寝て治す。時には怪我も寝て治す。
・「西洋薬」は、市販薬も含めほぼ飲んだことがない。
・漢方は飲む(馴染みの漢方薬局に相談し処方してもらっていた)。

わたしは、病気の治療に「万人共通の正解」はないと考えています。体質や生まれ育った環境、これまでの投薬歴・治療歴・食事歴、生活習慣、嗜好、考え方などが、治療に影響する、と。

ですので、上記の「基本状況」からまったく外れてしまう方には、我が家の事例はあまり役に立たないかもしれないと思っています。

逆に、ウチもこういう感じ、という方には多少なりとも役に立つはず。

さらなる参考に、治療に対する我が家の基本スタンスはこちら:

【医療との関わりかた】
・医師の言うことはありがたく「参考」に。決して鵜呑みにはしない。
・「治療」を医療主導にしない=「標準治療」を避ける。
・何があっても自己責任。故に納得できない医療は断る。
【「治療」の考えかた】
・それぞれにそれぞれ適した療養法がある。
・1つの「やりかた」に全依存せず、できる限り幅広く情報を集めて、本人の体調と突き合わせながら、合っていると思しきことを試す。
・「病人の様子・容態」+「食事&生活状況と体調との因果関係」をよくよく観察する。
・何があっても自己責任。故に納得のいくことをする。

我が家のようなやり方は、増えつつはあるものの、現在の通常医療ではまだまだ理解されにくいですし、おそらく似た考え方の方々も情報が足りず、頼りにできる医師ともなかなか出会えないまま、露頭に迷ってしまうのではないかと思います(がん難民とも言うそうな)。

少なくとも、我が家の事例を読んで、共感できたり、「ウチもそう!」とほっとしたりはできるのではないでしょうか。我が家も異質なものとして扱われている感じは今もありますし、最初の頃は不安でかなり心細かったですから。

ただ、内容の性質上、閲覧が本当に必要な方だけに絞られるよう、基本、有料記事にさせていただく予定です。プライバシー保護的な意味合いですので、どうかご容赦ください。「めものメモ マガジン(300円)」をご購入いただくと、全ての記事が読めるようにするつもりです。

同じような立場の方々、気楽に愉快に真面目に、頑張りましょう!

めも

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