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WEリーグ11節 C大阪ヤンマーレディース-INAC神戸ここ見て!ポイント

2024-25 SOMPO WEリーグ 第11節 セレッソ大阪ヤンマーレディース VS INAC神戸レオネッサの取材内容+個人的見どころです。
※見どころはあくまでも個人の意見です。

普段の試合後記事とは少し趣向を変え
記事の上の方は初めての方向けに。そして両サポーターさんが互いのチームを知って試合が楽しみになるように考えてみました🤔
長いので目次からお好みの部分をご覧ください。


BATTLE OF KANSAIって?

国内女子サッカーの最高峰・WEリーグに所属する関西2チームによる試合のこと。
大阪のチーム・セレッソ大阪ヤンマーレディースと兵庫のチーム・INAC神戸チームのレオネッサが対戦。
「バトル・オブ関西」「バトルオブカンサイ」なども用いられる。

なでしこリーグでも対戦のあった両チームですが、WEリーグになってからBATTLE OF KANSAIの名称が使われるように。
同じ関西圏同士の対決が故に負けられない戦いです!

どんなイベントがあるの?

詳細はセレッソ大阪ヤンマーレディース公式をご参照ください。
12/1(日)2024-25 SOMPO WEリーグ第11節 I神戸戦 ホームゲームトピックス | セレッソ大阪ヤンマーレディース | Cerezo Osaka YANMAR Ladies

応援も凄い!

今回はホームチーム側ゴール裏席が解放!
普段と違う位置からの後押し、声援にも注目です。

初めての人は手を叩くだけでもOK!
応援するチームの応援歌(チャント)に合わせてまずはパチパチしてみてください。段々スタジアムの雰囲気の一部になる没入感、非日常が楽しめるはず。そのパチパチが選手を後押しするはず。
慣れてくると状況に合わせてどのチャントが入るか分かるようになってくる。

サポーターの大旗やゲートフラッグ、横断幕も注目ポイント!
趣向を凝らしたものが多くある。チームカラーや選手の特徴に合わせてフォントや色使い、柄が変わるので見た目にも華やか。

ご飯もあります

会場となるヨドコウ桜スタジアムの周辺は飲食店やコンビニも数多くあり非常に利便性が高い……
んですが、おススメしたいのはスタジアムグルメ!充実の内容で、当日はキッチンカーが出店。
観戦のお供に、観戦前の腹ごしらえに。ぜひこちらもご活用ください。
ちなみにスタグルは各会場特徴が異なり、試合日によってメニューが変わることも。今回だと鶴心さんが選手とコラボメニューを展開。

申し込み満了してしまいましたが、冬のスイーツパーティーも魅力的🍩

過去の対戦は?

これまで4試合行われ、ホームのC大阪から見ると以下の成績
WEリーグ         0勝0分2敗 2得点5失点
WEリーグ クラシエカップ 0勝1分1敗 0得点2失点

この対戦ではINACは未だ無敗。
しかし直近の試合ではC大阪がWEリーグ参入後、初めてINACから勝ち点を取ることに成功。
今節では、勢いそのままにC大阪が勝ち点3を挙げるのか?INACが対C大阪無敗記録を伸ばすのか?

この対戦カードでC大阪が勝利した直近の試合

2020プレナスなでしこリーグ1部 第17節 2020/11/15 (日)
スコア:2-0 
得点者:C大阪 小山史乃観 浜野まいか
のちにINACに加入する2選手による得点。

今シーズン、両チームの戦いは3度目

今季はカップ戦で過去に2回対戦。
まずは今シーズンの幕開けとなった
WEリーグ クラシエカップ グループステージ グループC 第1節

0-2でINACの勝利
C大阪はシュートが3本に終わるなど攻めきれない試合となった。
INACは主力選手の多くが海外移籍したシーズンの開幕戦。不安もあった中で払拭する解消を見せた。試合開始直後5分、成宮唯の先制点。この「試合開始直後の得点」は今季のINACの一つの持ち味に。そして、新加入外国籍選手と良い連携も。
両チームともにU-20女子ワールドカップ組(C大阪:白垣 米田 和田 INAC:大熊)は不在だった。

続いて2戦目
2024-25 WEリーグ クラシエカップ グループステージ グループC 第6節

0-0 スコアレスドロー
INACは前半上手くいかない時間が続くも後半の入りに3人交代。修正力が光った。
対してC大阪は主力選手の脇阪麗奈がメンバー外に。松本・荻久保のボランチコンビが躍動。C大阪がWEリーグ参入してから初めてINACから勝ち点を得た試合に。

注目ポイント

リーグ戦前半の最終節
INACは無敗での首位ターンを目指して、C大阪は連敗ストップ・INAC戦WEリーグ参入後初勝利を目指して戦う1戦。
チームカラーとしては自分達が走るC大阪とボールを走らせるINAC

リーグ得点女王と2位の戦いにも注目
現状、リーグ最多得点9得点のC大阪・矢形、6得点で2位のカルロタ・スアレス。得点女王争いもポイントに。
ゴール期待値は矢形が2位(4.43)カルロタが1位(5.02)

両チームサイド攻撃に一つ特徴がある。
C大阪は高和・百濃が走る。INACはクロス数リーグ1位の守屋からボールの供給がある。

古巣選手
C大阪:脇阪 筒井
INAC :松原

C大阪ポイント

現状、リーグ戦は1試合消化試合が少ない。(5節・浦和戦が未消化 12/11予定)
とは言え連敗ストップし、今節のINAC続く浦和戦と強敵が続くが勝ち点を積み上げ順位を上げたい。
また、中断期間前の最後のホーム戦。リーグ戦では開幕節以来のホーム勝利で終えられるか。ホームでの勝利はカップ戦4節千葉戦以来。この時の会場はヤンマースタジアム長居。ヨドコウ桜スタジアムでの勝利はリーグ1節ノジマステラ戦 9月15日以来となる。

失点数が嵩んでいるのも気がかり。今シーズン負けた試合はカップ戦含め全て複数得点。逆に言えば、1失点までに抑えればここまで負けなし。1失点しても、更なる失点を防ぐことが勝ち点に繋がる。
(複数失点した場合での勝利はカップ戦4節千葉戦の5-2がある)

今季INACと対戦した2試合では前半は押す展開を作れている。その時間帯に点を取れるか。ただしINACもリーグ戦はここまで前半無失点と一筋縄ではいかない。
得点のためにもまずはシュート本数を増やしたい。ここまで67本とリーグ内3位の少なさ。7.4本/試合。シュートを打てば、何かが起こる可能性はある。攻撃の形をどう演出するか。
攻撃の起点となるのはやはり10.脇阪麗奈。数字でみても、6アシストはリーグ最多。キーパス2位タイ。ファイナルサードへのパス5位となっており、C大阪のチャンスは脇阪からうまれる。

また、試合後に引退を発表した善積わらいのセレモニーが行われる。
前節は2002年産まれ、通称「02年組」の善積・高和・百濃・松本の4人が揃ってスタメンに。高和が「入場する時に泣きそうになった」と話すほど強い絆をプレーで発揮できるか。

INACポイント

勝てば他チームの消化試合数関わらず無敗でのリーグ戦首位での折り返しが確定。
国内3冠のためにも勝って控えるカップ戦や皇后杯に備えたい。

今節は55.ヴィアン・サンプソンが代表活動のため不在。
とは言えDFラインは堅固。キャプテンの三宅と土光を筆頭に誰が出ても安定した守備を見せる。
また、三宅・土光の両者ともにキック力がある。DFから一足飛びにFWへの攻撃直通パスが送られることも。

リーグ戦では今季未だ無敗。カップ戦含めても16戦中負けは1試合のみ。
主力選手の海外移籍もあったが、新加入の外国籍選手やGK大熊茜のフィットも早く今シーズンも強さを誇る。
また、若手の躍進もポイントに。
4番を竹重から受け継いだ井手。トップでもサイドに開いても攻撃参加できる愛川。北川が抜けた左サイドの穴を埋めプレスキッカーとしても活躍の桑原。
主力選手が抜けたとしても次の主役が現れる。選手層の厚さも強さの一因か。

ユニフォームにも注目したい。
カップ開幕戦では黒色のユニフォームを着用。格好いいと評判のユニフォーム。

注目選手

C大阪 11.矢形海優

2トップの一角としてここまでリーグ戦全試合フル出場。
得点力はさることながら、守備面でも献身的にプレーする。
WEリーグ史上初の1シーズン2度のハットトリックを今季達成。目標にしていた二桁得点まであと1点に迫っている。
C大阪としてのWE初ゴール、昨シーズンのバースデーゴールなど節目には得点を記録してきた選手。
ハットトリックはいずれもアウェイ戦だったこともあり、ぜひともホーム戦で節目の10得点目を挙げたい。

INAC 17.愛川陽菜

今季はリーグ戦全試合スタメン。公式戦3試合連続ゴールもあった。
2024-25 SOMPOWEリーグ 月間ベストゴール 9月度にも選出された第5節 ノジマステラ戦のゴールは見事なゴール隅へのコントロールショットだった。
テクニックもありながらスピードもある。
直近の対戦、カップ戦6節でも抜け出しやドリブルでチャンスメイク。1対1ドリブル成功率はリーグ5位と、個人の仕掛けにも注目したい。
また、サイドに開いた際はクロスで中の選手を活かすことも。INACは試合中でも選手交代などによりフォーメーションを変更する。愛川自身も内外両方でプレーすることがあるが、しっかり対応する適応力の高さも見せている。

12/4が誕生日。20歳ラストゲームで得点で飾れるか。

選手取材

C大阪

・高和芹夏選手
Q.引退を発表した善積選手との縦関係でどのようなプレーを見せていきたいですか
わらいは足元もあって上手いので自分が欲しいタイミングでパスを出してくれます。前回のINAC戦で初めて公式戦で縦関係を組みましたがやりやすかったですし。ラスト2試合でも、お互いでサイドを崩して得点を取れたらいいなと思います。

Q.前節02年組が揃ってスタメンでした。その時の気持ちは?
02年組4人で揃ってスタメンで出られると分かったときは「あとこの4人で出来るのは少しなんだな」という思いと、素直に嬉しかったという気持ちで入場するとき泣きそうになりました(笑)

INAC

・三宅史織選手
Q.前半戦振り返って
カップ戦と並行していて、千葉・ちふれ・セレッソとは沢山試合をしてきた中でリーグでやる時のやりにくさというのも対戦してきたからこそあります。だからこそ、お互い情報を知っている面ではやりやすいところや、やりにくいところもありました。
折り返しになりますけど一試合一試合戦っていくというスタンスがあまり変わっていないので、リーグ戦だから、カップ戦だから、というよりかは一試合一試合集中してできているんじゃないかなと思います。

Q.勝てば首位で折り返しとなります
やっぱり勝ちを目指してやっていますし、リーグ戦半分折り返しただけで優勝が決まるわけではないのでそこにフォーカスしているわけではないですけどやっぱりしっかり勝ちたいです。前回はセレッソと引き分けましたし、そういう面では自分達も悔しい思いを持った中で戦うので次は絶対勝ちたいと思います。

Q.セレッソの印象
誰が出てくるかわからない。結構レベルが拮抗しているのかな、と思っているんですけど、自分は特徴があるのは矢形選手・筒井選手・脇阪選手かなと思っています。セレッソの中でも経験のある選手だと思いますしそこは注意しながら、その中でどれだけアプローチできるかが勝敗にかかってくるんじゃないかなと。
脇阪選手は本当にいい選手。セレッソになってからより引っ張っていくという強い気持ちで戦っているので、お互いに成長した姿を試合で見せれたらなと思います。

Q.DFからのロングボールが一つINACの特徴に見えます。意識している部分は
後ろからしっかり繋ぐことで、前の選手がなるべく良い状態でボールをもらえるようにするのは心がけています。その中で前の選手の特徴をいかすというところでは「この選手にはこういうボールの方がいいな」と考えてやっています。勿論難しい時もありますが、皆が動いてくれているおかげで自分達もできているので、皆のポジショニングがしっかりできているからこそ後ろからのビルドアップができていると思います。そこのポジショニングからどこにボールをつけるかは自分達次第なので良い方向につけることは意識しています。
選手の組み合わせによっても違いますし最初の方は合わせるのも大変でしたが、今は皆ナチュラルにできているので皆が信じてやった結果だなと思います。

・愛川陽菜選手
Q.今シーズンは2トップだけでなくサイドに流れてのプレーも見られます。それぞれ意識している部分は
外で出させてもらう時は1対1を仕掛けることを意識しています。中で使ってもらえる時は、ボールを受けて前を向いたり背後へのランニングを意識しています。

Q.前半戦について
チームとして無敗でいけているのは良いことですし、でもまだまだ課題もあって。あと一試合勝ち切りたいです。
自分は攻撃の選手なので、点数をもっと取りたいというところで(リーグ戦で)引き分けが多かったりもしたんですが、攻撃でゴールに向かう回数であったり、チームとしてシュート本数やペナルティエリア内での攻撃を頑張りたいです。

Q.若手選手の出場機会が増えています。ご自身ではどう見ていますか。
主力選手が抜けて、若手選手が多い中で試合に出る機会も多くなっています。一緒に戦えるのは心強いですし、もっともっと頑張らないといけないなとも思います。

Q.セレッソの印象
一人一人が上手で繋いでくるので、そこを守備としても強くいきたいです。チャンスがあれば点を取りたいです。

Q.少し早いですが12月4日は21歳のお誕生日です。どのような一年にしたいですか。
チームとしてはリーグ優勝を取りたいですし、個人としてはもっとサッカーがうまくなりたいです!

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