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24-25WEリーグカップ3節 セレッソ大阪ヤンマーレディースvsちふれASエルフェン埼玉 試合後取材

2024-25WEリーグ クラシエカップ グループステージ グループC 第3節 
セレッソ大阪ヤンマーレディース vs ちふれASエルフェン埼玉 1-0
・得点者

エルフェン 31分  吉田 莉胡(PK)
      45+3分 岸 みのり


■所感


前半と後半で試合の明暗がはっきりと分かれた。
セレッソは直近のリーグ戦からスタメンを5人変更。エルフェンは1人代えて臨んだ。

前半はエルフェンペースで進む。立ち上がりからエルフェンは、直近の大敗を感じさせない果敢な攻撃を見せた。開始1分も経たずに吉田莉胡が高い位置で引っ掛けドリブルで運びシュート。この試合のファーストシュートとなった。
対するセレッソは12分、左の北原朱夏からのクロスでチャンスに。高和芹夏と浅山茉緩がゴール前へ入ってくるも大沼歩加が掻き出し得点には繋がらない。
飲水明けの24分、DFラインから飛び出してきたエルフェンの橋沼真帆から吉田に繋がり右へ展開。短くつないでゴール前まで進めるもオフサイドとなった。
先制はエルフェン。セレッソの田中が落ちて受けに来ていたところを瀬戸口梢がスライディングで狙う。こぼれを拾った高原天音からカウンターに。吉田から栃谷へ渡し吉田に戻すとそのままボックス内に侵入し、PKを獲得する。
この日WEデビューのGK名和咲香に試練が訪れた。コースを読んでいたものの、吉田がきっちり決めエルフェンが一歩リードした。
前半終了間際、CKを得たセレッソのチャンスになるかと思いきや、岸みのりが拾い植村祥子へ。そこからエルフェンがロングカウンターを成功させ追加点を挙げる。(植村選手はINAC戦の時も思いましたが良い選手ですね。長距離ドリブルで駆け抜けたり、クロスを上げたり、チェックが早かったりと見事でした。)

一転、後半はセレッソ優位の展開に。
49分、CBの間を抜けだした吉田のシュートを名和が弾く。持ち味であるダイナミックさを見せ、相手の追加点を許さない。
後半開始時にセレッソは脇阪・矢形を投入。次いで左サイドの百濃・森中を入れ活性化。百濃が入ってすぐチャンスを作る。その後62分に森中のロングフィードに矢形、脇阪が絡みCKを得るなど交代で入った選手が中心となり幾度となくチャンスメイク。

結果はエルフェンが得意のカウンターで守り抜き0-2でエルフェンの勝利。怪我人も多く、後半は守備の時間が増えたこともあり手放しで喜べないものの、直近の試合からの立ち直りを見せ勝利を収めた。チームとして厳しい状況で得たアウェイ勝ち点3は大きい。
セレッソは5人スタメンを入れ替えたことで、チームとしての現在地を知る結果に。次節からはおそらくU-20ワールドカップに出場していた選手たちがメンバー入りしてくる。チームとしての底上げに期待がかかる。

■セレッソ大阪ヤンマーレディース インタビュー

・浅山茉緩選手
Q.スタートはFWでの出場でした。攻撃としては意識した部分は?
得点を決めるという意識で入りましたが、中々シュートまでいくことができませんでした。もう少し、ボールを上手く引き出したり、オフザボールのところで出し手が出しやすい動きを増やしたら、シュートまでいける回数も増えたのかなと思います。

Q.後半はチームとしても良くなったが、個人としては
はっきり動こうと意識しました。背後なら背後と、ボールが来なくても自分が動くことで味方が、逆サイドのFWが空いてきたりするのではっきり動くことを意識しました。
前半はシュートまでいけませんでしたが、後半は打てたのは良かったところです。

Q.筒井選手が交代した後、センターバックに急遽入ったことについて
急遽に慣れているというか、自分の強みはどこのポジションでも出来るところなので焦ることもなく守備を意識してやりました。
シーズン前の練習ではセンターバックもしていましたが、公式戦が始まってからの練習ではFWが多くセンターバックはしていませんでした。
急遽でしたが対応はできたかな、と思います。


■ちふれASエルフェン埼玉 インタビュー

・吉田莉胡選手
Q.今日の試合について
前回大量失点で負けてしまって短い期間でこの試合に修正して臨みました。前半からプレスをかけていくというのは狙い通りで、全員が走れた結果かなと思います。

Q.後半について
2点とっていることは考えずに、もう一回0からやろうという風に入りました。後半相手にボールを持たれる時間も多かったんですが、その中でも3点目4点目を狙えるシーンもあったのでそこで追加点を取れなかったのは自分たちFWの責任です。

Q.チームとしては怪我人も出て難しい状態だが、吉田選手からみてどうか
主力で出ていたメンバーが怪我をしてしまい、人数もギリギリの中でこの連戦を戦わなくてはいけないというところで、誰が出ても同じようなサッカーができるように全員出た人は責任を持ってやりきって欲しいです。怪我人出てますけど、やるしかないです。

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