平和宣言

原爆の日の今日
母側が広島で、祖父も原爆で亡くなっているので、毎年この日は胸がざわつきます。今朝も黙祷。
仕事があって、平和宣言までしか聞けませんでしたが、今年はロシアによるウクライナ侵略等にも触れ、核ボタンを押させてはいけないという強い想いが伝わるメッセージでした。

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脳腫瘍で亡くなった夫は数年前から左耳が難聴気味で、ただれやすく、年々ゆっくり悪化していました。
最後の方は、必ず右側から話しかけるようにしていました。
その原因は遡れば18年前に脳に受けた放射線治療の影響で、鼓膜に穴が開き、左耳の骨にあるべき皮膚が一部欠けてきていると説明を受けました。

ずっと問題なかったのに？と先生に聞いたところ、「放射線の影響ってゆっくり10年とか経ってから出たりするのもあるのですよね。腫瘍が複数あったり、耳に近かったですしね」と言われました。
（注：夫は通常治療より放射線治療が難しかった特殊ケースです）

治療目的で、最大限注意をして照射しても10数年後にこうやってじわじわ影響が出る。きっと、ほんのちょこっと触れただけだろうに。
放射能の威力ってすごいんだなと、妙に感心したことを覚えています。
もちろん、治療のメリットの方が断然大きいので、私たちは「へー」というだけで済むのですが。

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核兵器と比較するなんてもってのほかの小さな小さな出来事ですが。
これが世の中に大量にボタンひとつで、ただ普通に生活したかった人達に降り注いだなら・・・と。

すこーしだけ、ホントにすこーしだけ、リアリティを持って「いやいや、ホントに核ボタンはダメでしょ」と思えました。

松井市長の強いメッセージをまた違った気持ちで受け止めた、今日の平和宣言でした。