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「スター・ウォーズ」は結構ショボい・新たなる希望編
スター・ウォーズの原点とも言えるエピソード4から6の3本(新たなる希望、帝国の逆襲、ジェダイの帰還)を、批判的に扱うと、必ずそんな事はない、如何に4~6が凄かったかという反論が来る。
例えば、昨日(12月23日)、自分はツイッターでこう呟いた。
スター・ウォーズのep456が、アベンジャーズやダークナイトにシビレてる今の若い奴には刺さらないという話題を見かけたんだが、当時高校一年で、かつSFファンであった自分にも、スター・ウォーズなんてまったく刺さらなかったよ(苦笑)。スペースオペラなんてお子様向けだもの。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 23, 2019
スペースオペラがお子様向けなのとの同じように、ヒーロー物なんかも当然お子様向けであって、そんなモノ当時だったら、まったく刺さらないどころか、そもそも制作されないだろ(実際制作されてない)。そういう、当たり前の時代のノリや背景を無視して、何かを語ってもな。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 23, 2019
70年代後半から80年代前半の大人は、フィギュアとか飾らさないし、勿論ガンプラすらそうであって、いいとこ実在の戦闘機やら戦艦やらだ。そういうモノはすべてお子様がやる事だったのだよ。
— メモ8 (@nagao_memo8) December 23, 2019
こうやって、あるテーゼ(ここではスペースオペラやヒーロー物はお子様向けだ)を勝手に自分で建てて、その観点から何かを否定するのは容易い。逆に言えば、簡単に自分でも反論出来てしまう。ああいうお子様向けの物を、大人向けのビジネスにしたからこそ、ジョージ・ルーカスは(スター・ウォーズは、etc……)偉いんだ的に。
あるいはこんな。
神話の時代から、親子や家族は揉めるもんだし(特にギリシャは強烈だよね)、だからその現実を踏まえて、論語的に道徳が説かれるわけだ。それがパンクの時代が経過したら、なぜか親子やら家族が仲良いのが当たり前になっちゃった。
例えば、邦画のインディーでよくありそうな、衰退した地方都市と家族の絆みたいな話。80年代前半までだったら、地方で揉めて憎み合い離散した家族は、それぞれ生き馬の目を抜く東京で再び出会って、また揉めた挙句殺し合ったりするわけだ。
ところが、最近の邦画はどうだ。家族は揉め事の気配を感じさせるものの、お互いを思い合って、東京に一旗上げに行く事もなく、地方都市で花畑かなんか拵えて、憎み合いの芽吹きどんなに多くとも、わずかな愛をわざわざ掘り起して確認して、ひっそり生きていくのでした的な話になったりする。
だからこそと書くのも変だが、ダース・ペイダーとルーク・スカイウォーカーは70年代産だからこそ、当たり前に揉めるわけだ。家族は仲が悪くて当たり前。愛と平和はどこにもありません。だからこそ、愛と平和は語られ続ける。
And each time I feel like this inside,
There's one thing I wanna know,
What's so funny 'bout peace, love, and understanding?,
What's so funny 'bout peace, love, and understanding?
いつだって同じ気持ちになるんだ
知りたい事はひとつだけ
ラブ&ピース、分かり合うなんて、幻想かい?
愛と平和、アンダースタンディングなんて、幻想かい?
やや蛇足な感があるが、「新たなる希望」で、すぐにでも思いつく、具体的にダメなところを二つ挙げておく。ひとつは、ラストのデススターへの突撃と破壊の演出。もうひとつは、ベイダーやオビ・ワンのライトーセーバー殺陣のショボさだ。
前者のラスト突撃は、誰がゴールド中隊で誰がレッド中隊(最終作でも話題になるんだが、ルークが乗るX-WINGはレッド中隊#5)だか、さっぱり分からないし、対するダース・ベイダーが指揮官の癖して、やたら前に出たがるのは、まだそういう設定だからしょうがないとしても、乗ってるベイダー用TIEファイターが、他とあまりカタチが違わない(しかも小さい)ので、他のモブTIEファイターと区別がつけ難い(この点は、エピソード7~9でカイロ・レンが乗るTIEファイターはモブTIEより大きく特殊なカタチをしていて分かり易い、つまり修正されている事からも、「新たなる希望」のダメさが証明されているのではないか)。
さらには後者の、ベイダーとオビ・ワンの殺陣のショボさと言ったら。ルーカス、わざわざ、三船にまでオファーかけておいて(オビ・ワン役を三船敏郎にオファーして断られたのは結構有名ですね)、何で殺陣にあんなに無神経なのか、さっぱり理解出来ないレベルだ。ライトセーバー、先っちょくっつけ合って、チョンチョンチョン。あれーオビ・ワン、超よえー。
次回『「スター・ウォーズ」は結構ショボい・シスの復讐編』
https://note.com/memo8/n/nd748da9806ac
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