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2017年10月-12月/映画館の記憶サルベージ
末尾に2017年のベスト付き。
「パターソン」「アウトレイジ 最終章」「猿の惑星:聖戦記」「ブレードランナー 2047」「シンクロナイズドモンスター」「ジャスティス・リーグ」「gifted/ギフテッド」「パーティーで女の子に話しかけるには」「ビジランテ」「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」「勝手にふるえてろ」
2017年10月
「パターソン」
「パターソン」。超退屈だがその分気持ちいい、いつものジャームッシュ。但し、貧乏人が無理してブルドック飼うとロクな事にならないという鮮烈なメッセージ付きでお得感ある。アダム・ドライバー、大胸筋と上腕パンパンでそりゃおかしいだろと思わせるんだが、実はそこが話の肝(続 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) October 1, 2017
続)ただ、その肝の部分の匂わせ方が、ジャームッシュにしては、ハッキリさせ過ぎな気もした。裏設定くらいで丁度いい気が。永瀬は、andでタイトルに出る大物扱いで、実際重要な役だった。ワンシーンだけなんだけどね。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) October 1, 2017
パターソン、主人公の名前なわけだが、実は舞台もニュージャージーのパターソン。日本でいえば群馬か栃木のそこそこ大きい街といったところ。そんな街でバスの運ちゃんで、奥さん着道楽の専業主婦で、地下室ながら自分の書斎があって、ブルドックが飼えるって、アメリカはまだまだ豊かである。
— メモ8 (@nagao_memo8) October 1, 2017
ああ、ブルドックではなくブルドッグであった。
— メモ8 (@nagao_memo8) October 1, 2017
あれっパターソンの感想とか批評を漁っても、PTSDにまるで触れてない。何故? あんなに分かり易く描いているのに。あんなに分かり易くとも裏設定なの? ……てかやっぱり世界は観る目なしの馬鹿ばっかなのかしらん。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) October 1, 2017
パターソンがわざわざ有色人種ばかりの街でバスの運ちゃんやってるのも中東で散々殺したことの贖罪だし、最後に救ってくれる永瀬がジャパニーズであることも、そういうことだと思うんだが、何かおれは根本的に違う映画を観たのかな? #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) October 1, 2017
逆にいえば、そこまでパターソンの人生に固有の意味を持たせてしまったことに、イマイチ物足りなさを感じたんだが。ジャームッシュにしては意味を固定し過ぎだと思って。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) October 1, 2017
「アウトレイジ 最終章」
「アウトレイジ 最終章」。アバンからいきなり持っていかれる。1や2より面白いのかと言われると流石に微妙だが、やっぱり面白いのが不思議。ソナチネの頃とまでは言わないまでも「brothers」的にまとめた。噂されてたタキくんより大森南朋が美味しい。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) October 8, 2017
しかし、世界のキタノ映画は、相変わらずビックリするほど観客の年齢層高い。
— メモ8 (@nagao_memo8) October 8, 2017
「アウトレイジ 最終章」二回目。やっぱエンドタイトル中のあれが有るだけで、1と2未満ではなく、堂々最終章って感じがするよな。また観たくなるもん。それにしても、チャン会長、何回観ても人として不自然過ぎる(笑)。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) October 15, 2017
昔に比べれば随分減ったとはいえ、エンドクレジット中に席立つ奴ってのは一定の割合いて、わざわざ映画館まで来て、何故最後まで観ないのか不思議なんだが、長々楽しみのないクレジットを流す映画がほとんどなのも確か。作る側もスポンサー様の見せ方もう少し工夫すりゃいいのにと思う。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) October 15, 2017
「猿の惑星:聖戦記」
「猿の惑星:聖戦記」。だらだらサル勝てヒト勝てとかやってないで、さっさと、も少し頑張れサルという話である。流石にアイディア不足だろ。美少女意味不明だし。大佐が少しだけ良かった。ジミヘン流してるとことか。地獄の黙示録オマージュな感じ。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) October 15, 2017
「ブレードランナー 2047」
「ブレードランナー 2049」。とにかく冗長。スジはそんなに悪くないので、2時間にまとめたら、もっと観られたかも。控え目に言って失敗作だと思うが、ひたすら重厚に撮られてるので、何となく納得しちゃう人も多そう。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) October 28, 2017
2017年11月
ブレラン、小奇麗になり過ぎって指摘は結構見かけるけど、それはその通りで、未来はどんどん整頓されていくという常識的な未来観に対して、エントロピーは増大する的ディック的な絵がグっと来たのが初作。とは言え、映画全体では初作もあまりディック的ではなかった。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) November 2, 2017
未来は小奇麗になるばかりでないというブレラン初作的な街の風景を、最近一番魅力的に描いたのは、やっぱりパシリムかしらね。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) November 2, 2017
さらに今回のメインに来てるテーマが、実はディック的ではない。つまらないとは言わない、否、結構面白い。けれどブレラン続編であっても、電気羊続編ではないんだよな。この辺りが初作より原作の方が好きな人間からすると一番物足りないとこ。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) November 2, 2017
まあ、それ以前に、ヴィルヌーブの演出力(というか構成力かな?)がイマイチどころかイマサンくらいだったというのが、失敗作だと断言できる一番の理由なんだが。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) November 2, 2017
「シンクロナイズドモンスター」
「シンクロナイズド・モンスター」。今年一番意外な展開をみせたで賞。とは言え傑作というレベルかと言うとちょっと。ハサウェイ、やたらビッチなヒロインなんだが、ラストの表情はサブウェイパニックのマッソー並みのチャーミングさ。韓国資本である事はそんなに気にならない。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) November 3, 2017
「シンクロナイズドモンスター」、もうひとつ。今年一番バンフが安っぽいで賞。中身はマチヤマさんが原稿書いていたりして(ネタバレ激しいのに注意文なし、この辺、いかに安いカネでバンフ作らされているか、編プロの苦労がシノバれる)、普通なんだが。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) November 3, 2017
「ベイビー・ドライバー」
ベイビー・ドライバー、八回目にして初めて立川以外で観たが、やっぱ立川って音もスクリーンもイマイチである事を再感。初めて聞こえた音まであったし(スピーカーが前のみだから音回らないし、客席幅比でスクリーン狭いから横から見難い)、バルトの方がトータルでいい映画館だと思う。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) November 3, 2017
かと言って、週末の新宿の人混みはあんまり行きたくないのよねえ……。立川はシンゴジでも出てきたモノレール周辺の風景と、上映前の客席照明の雰囲気のよさが9割(だからシネマ1だとあんまり行く気しない)。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) November 3, 2017
2017年12月
「ジャスティス・リーグ」
間違って映画二本予約しちゃって、これから一本目だが、体力持つかしらん。まずはジャスティスリーグ。
— メモ8 (@nagao_memo8) December 2, 2017
「ジャスティス・リーグ」。アフレックの弱いバットマンは相変わらずチャーミングだが、如何せん内容全くなく話ショボ過ぎ。駄目な時のスナイダー。ただ土壇場で下りなきゃもっと長かったろうな、随分切られたと予想。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 2, 2017
「gifted/ギフテッド」
さて今日の二本目は「ギフテッド」。映画館では見るつもりなかったんだが、ウェブだし、ちょい期待。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 2, 2017
「ギフテッド」。やっぱ子供ネタは苦手だ(観る気なかった理由)。多分出来はいいんだと思うが、親子ネタまで絡めてこられたら、全く判断出来ない(見慣れてない)。キャップの人は抑制された演技で凄く上手いと思ったわー。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 2, 2017
「パーティーで女の子に話しかけるには」
しまった、また間違えて2本映画予約しちゃった。
— メモ8 (@nagao_memo8) December 9, 2017
今日の一本目は「パーティで女の子に話しかけるには」。観る予定なかったが、パンクがガンガンかかるとチラ見して。青春映画はパンクだよなー。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 9, 2017
「パーティで女の子に話しかけるには」。バンクが鳴るエル・ファニング主演の恋愛映画という予備知識だけで観て超ビックリ。異様に話のヌケがいい。……しかしこれは傑作なのではないか? まだ疑問形なので、多分もう一回観る。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 9, 2017
「ビジランテ」
本日二本目は「ビジランテ」。さて、どうかな?
— メモ8 (@nagao_memo8) December 9, 2017
「ビジランテ」。地方都市を舞台によくある暗く陰湿な話が、非常にありがちな展開をみせ、予想を超えるとこは、ひとつもないまま、終わってしまった。ホンまで書いてるんだから撮りたくて撮ってんだろうけど、それでいいのか入江悠。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 9, 2017
「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」
♪チャーチャーちゃらららチャーチャー…… おれだけのナタポーから覚醒遺伝で美貌を受け継いだレイは、ニュージャージーでバスの運転手をやりながらダークサイドの俳句パワーで復活を遂げたレンを倒すべく、寿司ガールで糊口をしのいでいたオジさんのもと修行を重ね…………さて行くぞSW! #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 16, 2017
「SW 最後のジェダイ」、冗長ではないが、長い分、話が分散し過ぎて、やや散漫な印象。まあ何とか合格点って感じか。おれはレイ一本にカブってた前作の方が好きだな。しかしAドライバーいいガタイしてるのに、何であんなに小さく見える殺陣つけるのか、もったいない。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 16, 2017
元々SWって、主役の三人がまるで魅力がないんだよな。だからあの魅力のなさをSW的なモノと言われると、そんなもんなくなった方がいいんじゃね? としか思わないな。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 17, 2017
その意味では1~3は大して面白くないんだけど、ナタポーとマッグレガが出てるだけで許せる気はする。
— メモ8 (@nagao_memo8) December 17, 2017
SW、そういや話。7がシリーズ最高傑作だとは思っているものの、またデススター壊す話かよと、うんざりしたのは確か。フィンにまるで魅力がないのもレンが弱いのもシリーズ踏襲で、レイに魅力があるのだけが……ちょっと違う! と思ったな。
— メモ8 (@nagao_memo8) December 18, 2017
「パーティーで女の子に話しかけるには」
「パーティーで女の子に話しかけるには」二回目。今年ベスト級の大傑作である事を確認。ただ一回目じゃ面白さ分かんねーだろというシーンが多過ぎなのが、問題っちゃ問題か。恋って基本が勘違い、てか人生もだろ。という映画なのであった。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 17, 2017
そういや、パー女子話で久々に新ピカ何回も行ったんだけど、何であんなにエスカレータが汚いんだ。儲かってるんだろう、もう少しホスピタリィあげろや。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 21, 2017
2017年年間ベスト
さて、そろそろ今年の映画ベスト3を選んでおこうっと。まだ新作を観る予定はあるが内容的に入ってきそうもないので(おれだけの茉優さまのアレ)。まず、今年2回以上観た映画をピックアップしてみるに「シン・ゴジラ」「君の名は。」……それじゃ去年と一緒じゃん! 元へ。(続 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 21, 2017
続)次点は1本に絞ったが、迷ったのは「ローガン」「アウトレイジ最終章」「散歩する侵略者」「パターソン」あたり。ワーストを選ぶなら「メアリと魔法の花」と「ビジランテ」のどっちか迷う。両方ともビックリするほどつまんなかった。(続 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 21, 2017
続)次点「ドリーム」。次点に選ぶのも失礼な傑作というより名作といっていいツクリ。散々黒人差別しといて、今頃いけシャアシャアとこういう映画を作ってしまうところが、アメリカ文化の懐の深さ。映画のトーシロ・パンピー・マニアに関わらず、誰にでも勧められる真っ当にいい映画。(続 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 21, 2017
続)3位「PARKSパークス」。SFである。明らかにスジがおかしい上に曖昧に編集しているから疑問点バリバリ。が、それが全部いい方に転んでいる。吉祥寺・井の頭公園・成蹊大と懐かしさで1割増しと言いたいが、実は50年前には橋はこうじゃなかったとか分かってしまうのでトントンである。(続 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 21, 2017
続)2位「パーティーで女の子に話しかけるには」。SFである。今年最大の発見はJCMと大人になったエル・ファニング。1位との差は初見だと分からない部分が多過ぎる事。まあ裏返せば、2回目以降に楽しみが増えるんだけど。エンドクレジットの曲はクランベリーズのアレみたいな名曲。(続 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 21, 2017
続)1位「ベイビー・ドライバー」。まあ文句なしですな。緻密にいい加減やる素晴らしさ。封切り時映画館に行った回数の人生記録を堂々塗り替え8回鑑賞。何回観ても気持ちいい。青春モノであり恋愛モノであり、成長譚・逃避行モノでもある。自分が好きな要素が全部詰まっている。(続 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 21, 2017
ラスト)多分偶然だと思うが、3本とも全部音楽映画だ(次点も黒っぽい音バリバリ)。「パー女子話(←強引な略)」のクランベリーズもどきは予告編の最後に流れる(まだやってるよ)/ https://t.co/HUACbuOqy7
— メモ8 (@nagao_memo8) December 21, 2017
オマケ)パー女子話のポスターで2人がヘッドフォンでパンク聴く絵(ポスターにもなってる)と、ベイドラのトレックス聴く絵が相似形なんだよねえ……。両方とも凄く好き。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 21, 2017
ちなみに今年観た映画は自宅鑑賞含めて、のべ50本強で、普通に外に働きに出ちゃうと自宅鑑賞激減しちゃうけど、映画館に行った回数は人生史上最高かも。
— メモ8 (@nagao_memo8) December 21, 2017
「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」
そういや最後のジェダイ、2回目観たんだけど、1回目よりは印象よかったものの、やっぱボチボチまあまあって感じだなあ。えっそう来るの? って展開が面白さに繋がってないんだよな。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 30, 2017
次回あたりからハリーポッターと区別つかなくなるんじゃなかろか。あとAドライバー、おれはダメだな。殺陣が腰引けてるようにしか見えないんだもの。バスの運転手やらすとあんなにいいのに。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 30, 2017
あとブルーリーダーの無駄使い感がムカっとくる。次回はリーダー陣全部新任なんだから、きれいどころ揃えるようにな。
— メモ8 (@nagao_memo8) December 30, 2017
「勝手にふるえてろ」
「勝手にふるえてろ」。おれだけの茉優さま、出突っ張り。満喫した。内容は……ベイドラやパー女子話を今年のベストに挙げてる自分が言うのもなんだが、流石にスイーツ過ぎ。随所に魅力的なカットはあった気がするが。 #eiga
— メモ8 (@nagao_memo8) December 23, 2017
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