簿記2級2,500円税別ギリギリ合格体験記(受験料を除く)

2025年2月15日

これまでやってきた簿記二級の学習について、メモにして残しておきたいと思います。
これから簿記二級を学習される方、受験される方にとって少しでも役立つ情報になればと願っています。

1 学習のきっかけ
二級を受験しようと思ったきっかけはXである方が簿記二級の取得をとても勧めていたからです。実際に手探りで簿記二級の学習を進めてみると、これまで社会人として曖昧にすませていたこと、特に会社の売上や利益、損失といったさまざまな会計用語について、「これはこういうことだったのか」と目が開かれる思いをたくさんしました。
これまで簿記にかかわりなく社会人をして来られた皆様には一度簿記の学習をしてみることを私からもおすすめしたいと思います。

2 学習の素材
私が使用したテキストをご紹介します
(1)テキスト
①有料
私が購入したテキストは二つだけです
  ・究極の仕訳集日商簿記二級第八版 定価1000円税別
・みんなが欲しかった簿記の教科書日商二級 定価1500円税別
②無料
・CPAラーニングの一番わかる商業簿記の教科書・問題集
・CPAラーニングの一番わかる工業簿記の教科書・問題集
・模試(3回分)

次に、私が視聴した無料の講義動画をご紹介します。
(2)講義動画
①CPAラーニング工業簿記(登川先生)
②CPAラーニング商業簿記(登川先生)
③ふくしま先生Youtube動画(3級用)

 次に私が使用したアプリをご紹介します
 (3)アプリ
  ①受かる!仕訳猛特訓2級(TAC出版の書籍購入者は書籍ダウンロードから無料ダウンロード可能)
  ②ネット模擬試験プログラム(TAC出版の対象書籍購入者は書籍ダウンロードから無料ダウンロード可能。みんなが欲しかった!簿記の教科書2級、は対象[2025.2.15執筆時現在])
  ③パブロフ式簿記2級Lite(無料版)

3 その他(振り返ってみての感想など)
 以下、感想を箇条書きで記します。
・簿記の学習は初めてだったので、学ぶ事一つ一つがとても新鮮で興味深かったです。
・最初にとりかかったのは究極の仕訳集の仕訳を覚えていくことでした。右も左もわからない状態でとにかく覚えてみようと一日10ページと目安を決めて覚えていきました。全く知らないことをやみくもに覚えていく、それがなぜか楽しかったです。
・仕訳を覚えていく中で簿記会計に関する基礎的な理解ができていなければ仕訳をすることが難しいことに気がつきました。中でも各勘定科目のホームポジションを理解することが重要でした。現金が資産であるとか買掛金が負債であるとかです。
・そういった仕訳の理解のために必要な基礎知識を得るために、最初はふくしま先生の3級向けの動画を視聴しました。また、みんなが欲しかった簿記の教科書を購入し、理解が難しいところだけを読みました。
・商業簿記の仕訳がある程度できるようになった後、工業簿記の学習に取り掛かりました。
・CPAラーニングが無料で教科書・問題集・講義動画を公開していることを知り、もっと早く知っていればと悔しい思いをしました。
・登川先生の講義動画を聴き、講義の指示に従って教科書の例題を解くというオーソドックスな学習を進めていきました。
・個別原価計算以降は問題集に掲載されている問題を、講義と並行して解きました。
・商業簿記仕訳の第一問、工業簿記の第四問、第五問で合格点70点中の60点を占めているので、仕訳と工業簿記を完璧に解くことができれば、残る第二問、第三問で10点(4分の1)取れれば合格できる理屈になります。実際は、判断が微妙な仕訳問題や、原価計算の入力・計算ミスなどで失点することもありますが、第二問、第三問で半分程度(20点)の得点で補うことができれば、ぎりぎり合格ラインに乗ると考えました。
・第二問と第三問は商業簿記の仕訳ができることが正解するための前提になっていると思われます。その意味で最初に商業簿記の仕訳を覚えたことは、間違いではなかったと思われます。
・実際のネットの本試験では、基礎知識がある程度正確に記憶されていれば十分合格点に達することができると感じました。
・ネット試験では使い慣れたボールペンやシャープペンなど使うことができません。メモ用紙は入室前に二枚配布されます。足りない場合は追加ができるようですが時間のロスになりかねないので二枚で収められるといいと思います。机のスペースはそれほど広くはないので、電卓を左手で使用できると受験しやすいと思われました(私は右手でした)。
・TAC出版の模擬試験プログラムは、実際のネット試験にとても近いと思います。ネット試験を受ける方は事前に受験しておかれることをお勧めします。

以上です。
多くの方が簿記の面白さに触れ、より充実した人生を送れるように祈念しております。

※2025.2.17追記
簿記3級は未学習、未取得から始めました。簿記3級から始めたほうが、基礎知識の土台ができてよかったかもしれません(コスト的には当然2級からのほうが安上がりでしたが)。


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