抜釘手術後、2か月くらい
驚くほど調子がよく、骨を止めていた金属はしみじみと「異物」だったんだと思い知る。
曲げる時の痛みはないから、階段を下りるのがスムーズになった。
手術前はかばっているような歩き方をしてしまって、片方の足を引きずる……まではいかなくても、そんな感じが特に階段と下り坂では顕著だったのが、もう階段も同じ力加減で降りられるようになってきた。
少し腫れてはいる。もったり感もある。でも、お酒を飲んでも赤くなることもないし痛みもないから順調といっていいんだと思う。
ただ、私はスポーツも何もやらずにさらに家で仕事をしているために一般よりも歩かない生活をしている。なので、走るタイミングはさらに訪れずにいる。遅刻を気にする待ち合わせも、その時間に乗らないといけない電車もないし、マラソンもしない。
でも、今日銀行の振り込み可能時間あと10分!というギリギリの時間に家を出た。車の時計が正しければ振り込み可能時間まであと5分。私は車を降りて走った。
「走れる!」それが走った瞬間思ったこと。でも、10Mも走ってないかもしれないそれくらいの短さで「痛い」と思って走るのをやめた。
私は走るのと早歩きのスピードがそんなに変わらないので、早歩きに切り替えた。
膝は若干痛かったけど、走るよりは痛くなかった。
無事に銀行での振り込みミッションは終了したんだけど、「走ると膝が痛い」という現実を知ってショックを受けた。
なんだ。まだやっぱり痛いんだ。と。
私の治りが遅いだけかもしれない。もっと筋トレして、リハビリちゃんとやってればもう走れるのかもしれない。そんなことがチラッと頭によぎったけどできないことをしようとするのは辞めたほうがいい。瞬時にそういう思考に切り替わったので、今までのペースで調整をしていこうと思う。
ちなみに、もう完全に正座もできるし、ひざをついてモノを取ったりもしている。痛くはないけどまだちょっと怖い。
傷跡にはケロイド防止のテープをまだ張っている。
前回と違って今回は術後からテープを張っているせいか、ケロイドもこもこにはなっていない。赤く少し膨らんではいるけど許容範囲。これは素晴らしく嬉しい。
ケロイド防止のテープは正義。絶対やったほうがいいと思った。
とりあえずは膝をかばってゆがんだ体のバランスからくる腰痛(激痛)が少しづつは緩和されているようないないような。
来週あたりにサボっていた整体にでも行こうかな。回数券残ってるし。