タルコフスキー ノスタルジア
タルコフスキー映画ノスタルジアについて
タルコフスキーは、旧ソ連の名監督として50の若さで亡くなった天才映画監督というか、映画詩人だと思う。
大学の頃にみた、惑星ソラリスに、感銘を受けて、彼に魅了されてしまった。
今回、彼のソラリス以降、ソ連から亡命して、初のイタリアで撮ったとされる、
ノスタルジアが、4K修復版で渋谷Bunkamuraで、公開されるというので、
初回にこそみなくてはとおもって、観に行った。勿論、所見だった。また、上映後のロシア文学研究家による、講演もついているので、朝10時から、映画館が開くのを待って観に行った。
ロシアとウクライナが、戦争しているいま、ソ連を亡命して、つまり、祖国を捨てて、自らの、思想と作品作りに集中した映画作家の、何が、描かれているのかとても関心があった。
祖国を捨ててまでー、祖国ではつくらせてもらえないから、イタリアで作った。
その、意欲もさることながら、ノスタルジアには、自分にとって、家族とは、父とは、母とは、そして、国とは、という彼なりの思いが、滔々と、詩的に映像となって描かれていた。時間軸とか関係なく、シーンや場面設定が、無秩序に構成されているし、ナレーション説明はほとんど、ないから、実に難解である。
でも、ロシア文学研究家の上映後の講演をきいて少し理解できることもあった。
祖国と自然。
自然の大切さと祖国の大切さと感傷を彼は大切に描いたのだと思う。そして、生とは死とは‼️
とても。深い人生譚である❗
この作家の片鱗でよいから、今後の生き方の教えを乞いたい‼️そうおもったのである。
タルコフスキーの、ノスタルジアは、
自分の心を洗ってくれたような気がする。
2024.2.27