ご機嫌取りの罠
ご機嫌な状態ってどんな状態だろう。誰かのご機嫌をとったことはありますか?
自分の機嫌は自分で取ろう。
ここ最近意識していることの一つ。あまり意識したことはないかもしれませんが、これかなり大事なことだと思います。
娘はたまに不機嫌になります。そりゃあ人間。永遠にご機嫌で過ごせるメンタルの人はいないと思う。なので、不機嫌になること自体は問題ない、と思うのです。
大事なのはその先。娘が不機嫌になった時に、絶対やらないと決めている事があります。
娘のご機嫌取りをしないこと。
ご機嫌取りというのは、例えば。なんで不機嫌なのか娘にお伺いを立てること。どうしたの?お腹空いたの?何かあった?痛いとこある?...等、あれこれ詮索しないようにしています。
言葉がまだ話せない乳児であれば、親として、子供の様子から体調や機嫌を察知することは重要だと思います。意思疎通ができないから。
娘は7歳。もう言葉が喋れます。なぜ自分は不機嫌なのか、どう思っているのか。自分の口で伝える力を持っています。自分の気持ちを言語化できる。何よりも大切な能力だと思うんです。
だから敢えて。わたしは何も言わないようにしています。こちらは普段通りに過ごす。そうすると、自分で気持ちを落ち着かせられたタイミングで、娘が話してくれるようになりました。娘が落ち着いたな、と思ったタイミングで、さっきなんで怒ってたん?と聞くこともあります。その時も、きちんと話してくれます。
わたしも思い返せば。勝手にイライラして、周りに察して欲しくて、感情をぶつけていたことは多々ありました。そういう気持ちの時って、自分がなんでイライラしているのか、理由が分からない場合が多いんですよね。だから、誰かのせいにしたいし、誰かに慰めてほしい。気づいてほしい。外側に色んなことを求めがちになります。でも結局は、自分の感じ方次第だって気づきました。自分が何にイライラしているのか。それが分かると、不思議と落ち着くんですよね。
自分で自分をご機嫌にする事ができたら。自分の気持ちを、きちんと言語化する事ができたら。きっともっと楽に生きれると思います。全て自分の気持ち次第で過ごすことができるから。
いつも誰かに機嫌を取ってもらっていたら。自分の気持ちにずっと気づけないと思うんです。いつも外側に何かを求めて生きる。そんなの辛いですよね。
娘には、この意図は伝えたことはありません。でも、自分のご機嫌は自分でとる。気持ちをきちんと伝える。言葉にする。
過ごしていく中で、身につけていって欲しい。そう思いながら、子育てをしています。
もうすぐ子育て8年目。また新しい娘が見れますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?