見出し画像

あなたが思わず心を奪われるのはどんな時ですか?

ロールスロイスで😍超テンション上がった〜

私はカーマニアでも何でもない女。
今日、紀尾井町ホテルニューオータニでランチ。たまたま1Fにあるディーラーのガラス越しのでかい車が目に入った。
その途端、車見ていいですか?と中へ。
ロールスロイスのことなど1mmも考えたことがなかった私の心を一瞬で奪い、行動を起こさせたロールスロイスって⁉️私は何故にそこまで心を奪われたのかを深掘る話です。

私が心を奪われたポイントは大きく3つ。

①存在の圧倒的プレミアム感。
形、質感、お辞儀の女性が腕を翼のごとく後ろになびかせたキラキラのエンブレム。白の革張りのシートにアイボリー木目の計器。どこもかしこもピカピカしてる。パーツの細部に至るまで美しい。ゴージャスをこれでもかと具現化した贅沢さ。お値段は4000万円代から7000万円代!

②妄想が勝手に広がる。
例えば、私は運転席よりもやや高い位置の後ろの革張りシートにゆったりと身を沈め、笑顔で街路の民衆にお手振りする、とか、
5000万円だと、多摩エリアのマンションくらい?じゃあ、マンション買わずに(いや、買う予定ないし)ロールスロイスを動く住まいとして、これで日本全国を治療行脚するはり灸師ってどうよ!?とか。
もし買えるとしたらここにあるどれを買いたいかとか。
瞬時にすごい妄想力が暴走しました!

③レアであること。
私はロールスロイスが街中で走っているのを見たことがありません。もちろん、知ってるお金持ちでも持ってる人はいません。だってね、フツーのお金持ちはベンツとかBMWとか買うでしょ。イギリス皇室のパレードで使われるとかいう用途以外、日常的に走らないじゃないですか?ディーラーでは商談されている方もいましたけど、どんな用途に使うのか興味津々。

とにかく絶景を見た時と同じような感動なのです。

例えば同じ工業製品なら冷蔵庫や洗濯機を眺めてこんな風に感動するでしょうか?いやしません。

例えば同じ車で軽トラックには?…感動しない。

ロールスロイスには物語がありました。

へー、ロールスさんとロイスさんが開発したんだ!とか、
室内空間をより広く感じられるよう水平軸を意識したってどういうこと?とか、もう私にとってはワクワクだらけでした。

ああ、つまりロールスロイスは芸術なんですね。
走る芸術。①②③全部芸術に必須要素です。

車の傍に「水平軸により室内をさらに広く感じさせる云々…」という説明ボードにある。水平軸ってなんじゃ〜?と、ピカピカの車体に指紋や額の脂がくっつかないようギリギリまで顔を近づけて中を覗く私。
ディーラーのお兄さんが近づいてきて
「ご覧になりますか?」と手袋をはめた手でうやうやしくドアを開けてくれました。
天井は黒地に宇宙さながらのキラキラがついた布張り。それがリアウィンドのかなり奥まである。まるで車内バーチャルプラネタリウム!
乗り心地は悪路であっても雲の上のごとく、らしい。
うわ〜体験してみたい!

「これはイギリス皇室で使われたタイプです」とお兄さんが説明してくれた。水平軸についても「計器パネルの端が直線になっていることです」と。他にイギリス南部のウェスト・サセックス州グッドウッドから船で来るけどたまに空輸される場合もありますとか、全く私の人生の役に立たないけど、すっごくワクワクする話をしてくれた。

そして、こうして書いてみて私が思わず心を奪われたのは、私の強みが刺激されたからだってことに気づきました。私の強みtop3は、審美眼・創造性・好奇心。ロールスロイスを見たときに、これらが全部瞬時に満たされあの場にいた数分間すごくhappyな気持ちになったんです。家に帰った今もその余韻が残るくらい。
そう、人が最も幸せを感じるのは、自身の強みを思う存分使って味わっている時なんです。
by ポジティブ心理学。

さてあなたが思わず心を奪われるのはどんな時ですか?

東京日野市で、「誰でも」「無料で」「アートを介して」「自分らしく自由にいられる」月一回の居場所活動をしています。ご興味ある方はFacebook、keyluck_doまでメッセージを。良かったらサポート頂けると嬉しいです。