BPLレギュラーステージ振り返りRound 5~Round 8
みなさん、こんにちは、こんばんは、おはようございます。memento_dです。
レギュラーステージ最初の4試合はいきなり見応えポイントだらけで非常に濃厚な内容でした。短期決戦で終わる分、1試合1試合が濃密になった印象が強いです。これがあと4週続きます。頑張りましょう。
Round 5 レジャーランド vs SILK HAT
テーマ・出場選手
難易度→13~14
テーマ→CLASSIC STANDARD
出場選手
レジャーランド→NAYU・YUK1-S
SILK HAT→GINXYASU・A.N.C.B.
選出課題曲
レジャーランド
NEPHILIM DELTA→不意打ちの1ノーツ目・とにかく速く、長い・BPM220の8分縦連打が鬼門
Second Heaven→緩急の差が激しい譜面・正規譜面は入り足判断が難しい捻りのオンパレード・人によっては回転オプション推奨
不沈艦CANDY→THE物量譜面・低速で失点しがち・地味に捻り+縦連が多い
SILK HAT
HEART BEAT FORMULA→高速BPM譜面・休憩なしの8分メイン・裏打ちがかなり多い
FIRE FIRE→長くてノーツが多い譜面・スライドすると足がもつれる配置・終盤に潜む捻り
volcano→高速BPM繰り返し譜面・ギターゆえの判定難・終わると思ったら終わらない
レジャーランドはRound3のGAME PANICと似たような選曲。しかし、Tribeが不沈艦CANDYに入れ替わっており、誘導選曲のような雰囲気を醸し出しています。果たして選ばれたのは不沈艦CANDY。心臓勝負の発生が決定しました。
一方のSILK HATは高速BPMの2曲と中速のFIRE FIREの3曲。高速BPM2曲でFIRE FIREに誘導をしているかのようにも見えますが、HEART BEAT FORMULAはそこまで難しくないのでvolcanoがデコイである可能性もあります。そんな中選ばれたのはなんとvolcano。真っ向勝負を挑まれた形です。
結果
不沈艦CANDY→1位:NAYU、2位:GINXYASU、3位:A.N.C.B.、4位:YUK1-S
volcano→1位:NAYU、1位:GINXYASU、3位:A.N.C.B.、4位:YUK1-S
合計→6-7でSILK HATの勝利
不沈艦CANDYでNAYU選手がMAX-1という驚愕のスコアを記録。さすがの人間メトロノームGINXYASU選手もこれには敵わずでした。一方三巡目対決はYUK1-S選手が自選をものにできずA.N.C.B.選手に軍配。結果ドローとなります。
自選のvolcanoで勝利をものにしたいGINXYASU選手でしたが、ここでもNAYU選手の精度が安定。判定難ながらMAX-2を記録します。が、これに対しGINXYASU選手もMAX-2の同点でフィニッシュ。A.N.C.B.選手も自選でYUK1-S選手をリードし、SILK HATが1ポイント差で勝利しました。
Round 6 TAITO STATION Tradz vs GAME PANIC
テーマ・出場選手
難易度→13~14
テーマ→GOLD TRICKY
出場選手
TAITO STATION Tradz→MOO-G.56・THOR
GAME PANIC→GIEZ-ACS・MAMURU3
選出課題曲
TAITO STATION Tradz
stellar rain→長い停止・全体通してリズム難・16分多め
Silly Love→地団駄多め・減速後は同時主体・元に戻る時がややこしい
Wuv U→曲に合わせた連続停止・突然の超加速・その他は普通のレベル14
GAME PANIC
Acid, Tribal & Dance (DDR EDITION)→序盤だけ曲BPMが違う・だんだん減速&だんだん加速・8分滝が意外と長い
Let's DANCE aROUND!!→人力WAVEのオンパレード・ハネリズム主体の曲・配置も難解
Mythomane→前半は8分滝忍耐・中盤徐々に減速・減速後は16分主体
TradzはSilly Loveという難しい選曲1つに比較的カンタン目な2曲を揃えた形。練習はしていると思われますが、Silly Loveは選ばれないだろうという目論見の元、ピックリストに入れたのではないでしょうか。案の定避けられ、Wuv Uが選択されました。
GAME PANICは前シーズンでも候補にいた難解なTHE TRICKY譜面を3つピックアップ。その中からまだ難易度が低めのMythomaneが選択されました。
結果
Wuv U→1位:THOR、2位:GIEZ-ACS、3位:MAMURU3、4位:MOO-G.56
Mythomane→1位:MOO-G.56、1位:GIEZ-ACS、3位:THOR、4位:MAMURU3
合計→7-6でTAITO STATION Tradzの勝利
Wuv UはTHOR選手がBPL史上初となる試合中でのMFCを決めて1位。(後の試合でMOO-G.56選手が煽られてました)一方MOO-G.56選手は緊張が続いていたか、それともパネルとの対話が進まなかったか、3位のMAMURU3選手と1点差ではあるものの4位に沈んでしまいます。
しかし、2曲目のMythomaneで復活し、GIEZ-ACS選手と同率の1位を奪取。相方のTHOR選手がMAMURU3選手に2点差でリードを決め、Tradzが1点差で勝利しました。今シーズンはスコアもポイントも僅差が多いですね。
Round 7 GiGO vs ROUND1
テーマ・出場選手
難易度→13~14
テーマ→GOLD STANDARD
出場選手
GiGO→HIBIKI・TSUYOSHI
ROUND1→ZERO.・$RYO$
選出課題曲
GiGO
50th Memorial Songs -The BEMANI History-→パートごとに特徴が変わる・目を引くのはリズム難と地団駄・BPMがやや遅め
LIKE A VAMPIRE→高速BPM譜面・ギター&ボーカルゆえの判定難・休みが無い
Come Back To Me→濃淡はっきりした譜面・事あるごとに捻らす・スライドしづらい方のCome Back To Me
ROUND1
共犯ヘヴンズコード→高速BPMからの12分譜面・終盤はリズムも難しい・13屈指のスコア難
Afterimage d'automne→高速BPMからの12分譜面・密度が高い繰り返し譜面・青か緑かの違いを見分けよう
スーパー戦湯ババンバーン→判定難高密度譜面・時々低速・ひたすら来る16分2連
GiGOは譜面傾向がバラバラの譜面3つを用意。得意分野からの選曲と思われます。選ばれたのは最も癖が少ないBEMANI Historyでした。(曲名長過ぎ)
ROUND1は一転してこのジャンルの中でも特に難しい楽曲で揃えてきました。プレーヤーの立場としてはどれもやりたくないです。GiGOはなんとAfterimage d'automneを選びました。難しい曲での戦いに挑みます。
結果
50th Memorial Songs -The BEMANI History-→1位:ZERO.、2位:TSUYOSHI、2位:$RYO$、4位:HIBIKI
Afterimage d'automne:1位:$RYO$、2位:TSUYOSHI、3位:ZERO.、4位:HIBIKI
合計→4-9でROUND1の勝利
BEMANI HistoryではマーベラスアタッカーであるTSUYOSHI選手・$RYO$選手を差し置いてZERO.選手が1位を確保。前シーズンからのオールラウンダーぶりを発揮しました。そしてTSUYOSHI選手と$RYO$選手が同点でフィニッシュです。
Afterimage d'automneではマーベラスアタッカー対決が$RYO$選手に軍配。しかし、TSUYOSHI選手もMAX-9と非常に高いスコアだったのでいかにレベルの高い戦いかを痛感させられます。一方HIBIKI選手は2曲とも4位に沈んでしまいました。昨シーズンからの研鑽で穴が無くなりつつあるものの、やはり低めの難易度における安定感は引き続き課題点なのかもしれません。
Round 8 GAME PANIC vs SILK HAT
テーマ・出場選手
難易度→15~16
テーマ→WHITE STANDARD
出場選手
GAME PANIC→GIEZ-ACS・MAMURU3
SILK HAT→KANAME・A.N.C.B.
選出課題曲
GAME PANIC
I Love You→GOLDらしい高密度で長い曲・捻り要素が強め・ノンストップで駆け抜ける譜面
Never See You Again→STANDARDにしては長い低速・12分と16分が入れ替わる・ラストはリズム難
アドレナリン→事あるごとに低速・低速終わりに16分同時・15らしからぬ凄まじい捻り
SILK HAT
insist→低速24分譜面・捻りながらリズム難配置・ピアノ+ボーカルなので判定も難しい
GLITTER→そもそも曲が難解・譜面もリズムが難解・曲を覚えてください
Dance With The Dead→12分と16分が入れ替わる譜面・ややリズム難・12分縦連が鬼門
GAME PANICは比較的直球の譜面を多くセットしてきました。(アドレナリンはやや怪しいですが・・・)SILK HATは譜面難易度が低いアドレナリンを選択。事故を恐れぬ選曲です。
SILK HATはいずれもリズムがトリッキーな楽曲を3つ用意。このゲームではリズムがトリッキーでもSTANDARDジャンルです。それに対してGAME PANICはinsistを選択。選ばれなかった2曲は最近実装されたばかりなので対策量を重視しての選曲だったのでしょうか。
結果
アドレナリン→1位:GIEZ-ACS、2位:KANAME、3位:MAMURU3、4位:A.N.C.B.
insist→1位:KANAME、2位:MAMURU3、3位:GIEZ-ACS、4位:A.N.C.B.
合計→7-5でGAME PANICの勝利
1曲目はKANAME選手が終始リードしますが、最後の最後でGIEZ-ACS選手が逆転。自選を守り切ることに成功しました。また、MAMURU3選手がA.N.C.B.選手を差し切り、GAME PANICが試合を優位に運びます。
insistはMAMURU3選手が自身も驚くほどの高水準スコアを叩き出しますが、そこはKANAME選手が許さず、2位でフィニッシュ。一方A.N.C.B.選手は思うようなプレーができず4位。SILK HATにとって苦い敗戦となりました。
総括
前3試合は先週と同じく低めの難易度での勝負でした。その中でも難しい曲が出たこともあったのですが、なお僅差での勝負が続き、プロ選手のレベルの高さを感じずにはいられません。大会初のMFCも飛び出しました。
ラスト1試合は2日目に行われたやや高難易度での勝負。どちらもレベル15での勝負ではありましたが、比較的難しめの譜面であったため、初日と比べると大きめの差になっています。この差をどこまで埋めることができるか。今後の試合も注目です。