BPLレギュラーステージ振り返りRound 13~Round 16
みなさん、こんにちは、こんばんは、おはようございます。memento_dです。
BPLレギュラーステージもいよいよ後半戦。今週からレベル範囲が一気に広がる試合がスタートします。昨シーズンでも行われた「精度勝負か、パワーゴリ押しか」の駆け引きが含まれる、更に手に汗握るような試合が繰り広げられるわけですね。見てる分には楽しみ。
Round 13 TAITO STATION Tradz vs レジャーランド
テーマ・出場選手
難易度→15~16
テーマ→GOLD STANDARD
出場選手
TAITO STATION Tradz→THOR・MOO-G.56
レジャーランド→NAYU・RIN-GO!!
選出課題曲
TAITO STATION Tradz
キヤロラ衛星の軌跡(ストラテジーで無効)→16分リズム難高密度譜面・休憩地帯は基本フリーズアロー・忘れた頃に来る捻り
Not Alone→引用譜面祭り・素直に踏ませてくれない譜面ばかり引用・一番の鬼門はPARANOiA~HADES~地帯か
Last Twilight→BPM200オーバーの速い曲・割と直球の体力譜面・ノスタルジア出身だが判定は綺麗
レジャーランド
MUTEKI BUFFALO→入り足に迷う通常BPM地帯・長い上に密度も高い低速・縦連で締め
最終鬼畜妹フランドール・S→BPM速いし曲が長い・素早い足動きも要求・終盤はとっさに動かない配置
PANIC HOLIC(ストラテジー選曲)→とにかく速い・踏み方に困る縦連・いきなり来る16分
Tradzは予習が必要な中速譜面2つに予習が不要な高速譜面を用意。Last Twilightに誘導して精度勝負を仕掛けに行きました。それに対してこの時点で勝利が無いレジャーランドは今シーズン初となるストラテジーカードを使用。ここで1勝を勝ち取りに行く作戦と思われます。
レジャーランドはBPM200以上の高速楽曲2曲と速さはやや速め程度ながら足を動かす距離が多いMUTEKI BUFFALOのいずれも疲れる楽曲を選択。Tradz側は選手の力を発揮しやすそうな最終鬼畜妹フランドール・Sを選びました。そしてストラテジーで選ばれたのはより癖の強いPANIC HOLICとなりました。
結果
PANIC HOLIC→1位:NAYU、2位:THOR、3位:RIN-GO!!、4位:MOO-G.56
最終鬼畜妹フランドール・S→1位:NAYU、2位:THOR、3位:MOO-G.56、4位:RIN-GO!!
合計→7-5でレジャーランドの勝利
ストラテジーカードを投げられた上に不敗神話継続中のNAYU選手を相手にするTradzは絶体絶命と思われましたが、ここまで安定感を見せるTHOR選手が1曲目の終盤まで1位をキープし、意地を見せます。ここで不敗神話終了かと思われましたが、終盤の交互に踏めない縦連で痛恨のミス。そこをNAYU選手が逃さず捲って1位を奪還しました。3位争いはRIN-GO!!選手とMOO-G.56選手がお互い調子が上がらない中RIN-GO!!選手がなんとか3位をキープ。レジャーランドは大きなリードを確保します。
2曲目は非常に体力を必要とする譜面ですが、このレベル帯のマベアタもお手の物な4選手はそこまで大きな差をつけず。その中でMAX-7を叩き出したNAYU選手がここでも1位をキープし、不敗神話が継続。そしてTradzの2選手が2位・3位を確保するものの、1曲目の点差が響きレジャーランドが勝利。今シーズン初勝利をものにしました。
Round 14 APINA VRAMeS vs GiGO
テーマ・出場選手
難易度→15~16
テーマ→GOLD TRICKY
出場選手
APINA VRAMeS→NOTTY・PO
GiGO→HIBIKI・UN-LIM
選出課題曲
APINA VRAMeS
Rave in the Shell→暗記必須の高速+停止配置・長い低速が何度も登場・地味にリズム難
C-C-C-N-N-N(EXPERT)→曲途中で地味にスピードが上がる・同時多めの体力譜面・後半になるほど同時の割合が増える
BLUE FOG, SILVER BULLET→フリーズで停止or減速する譜面・ボス曲っぽいギミックの多さ・判定が謎
GiGO
memory//DATAMOSHER→そもそも曲が速い・ソフラン+判定ズレで精度難・体力譜面要素も
メンタンピンドラドラ→A3でよくある急加速ギミック・譜面自体も踏みづらい・終盤は捻り強め
Euphoric Fragmentation→細かすぎる停止ギミック・比較的長い16分滝・全体的にはSTANDARD寄り
いずれもSEASON2終了後に収録された譜面で、お互いの対策力が問われる選曲となりました。
APINA側はGiGOと比べると体力要素がやや少なめな譜面3つを選択。(C-C-C-N-N-Nだけやや体力よりですが)その中から事故率が最も高そうなRave in the Shellが選ばれました。
GiGO側の3譜面はギミック自体の難易度よりも譜面の難しさや体力面といったギミック以外の部分を要求される譜面です。その中から事故率が低めのEuphoric Fragmentationが選ばれました。ピックリスト・選曲どちらも対照的な結果でしたね。
結果
Rave in the Shell→1位:HIBIKI、2位:PO、3位:NOTTY、4位:UN-LIM
Euphoric Fragmentation→1位:HIBIKI、2位:UN-LIM、3位:PO、4位:NOTTY
合計→4-8でGiGOの勝利
HIBIKI選手がどちらも1位を獲得。難易度が上がってからHIBIKI選手の持ち味が発揮されるようになっており、さすがはチャンピオンといった感じです。
Rave in the Shellは点差がわずかではあるもののなんとPO選手が2巡目の2人を捲って2位を獲得。NOTTY選手もUN-LIM選手を上回るスコアを出し、獲得ポイント同点で進みます。
しかしEuphoric FragmentationではUN-LIM選手が覚醒。APINAの2選手を寄せ付けないスコアでHIBIKI選手とのワンツーフィニッシュを決め、勝利。この時点で2位まで上がり、セミファイナル進出の可能性を広げます。一方、APINA VRAMeSはこの時点で0勝。非常に苦しい立場で3日目に挑むことになりました。
Round 15 GiGO vs レジャーランド
テーマ・出場選手
難易度→13~17
テーマ→CLASSIC TRICKY
出場選手
GiGO→HIBIKI・UN-LIM
レジャーランド→NAYU・RIN-GO!!
選出課題曲
GiGO
Pluto The First(EXPERT)→激しすぎるソフラン・高速BPMに紛れる暗記必須の連続停止・高速地団駄に耐えられるか
PARANOiA-Respect-(ストラテジー選曲)→足運びに迷う前半戦・捻り+視覚難の後半戦・譜面はSTANDARD寄り
TRIP MACHINE EVOLUTION(EXPERT)→見えない一歩目・全体的に休みが無い・連続で来る同時と踏みづらい16分
レジャーランド
Go For The Top(EXPERT)→THE 総合譜面・ソフランでの失点が怖い・高速ギミックに注意
Saturn(ストラテジーで無効)→交互に踏みづらい16分3連・低速後はスキップメイン・ラストはリズム難
Pierce The Sky(EXPERT)→捻り8分がメイン・リズムが分かりづらい低速・ラストは捻り16分2連
この試合から難易度幅が変更され、レベル13から17までが対象となります。
GiGOは高難易度を得意とする布陣ということもあり、いずれも高難易度で固めてきました。選ばれたのはTRIP MACHINE EVOLUTION。いずれも事故率が高い譜面なので得意不得意で選んだと思われます。
一方レジャーランドは相手の弱点を突くような選曲で、比較的低難度寄りです。しかし、レジャーランドがすでにストラテジーカードを使用済みであることを見逃すはずもなく、GiGOはストラテジーカードを使用。選ばれたのはPARANOiA-Respect-でした。Pluto The Firstよりはマシと思われますが果たして・・・?
結果
TRIP MACHINE EVOLUTION→1位:HIBIKI、2位:NAYU、3位:UN-LIM、4位:RIN-GO!!
PARANOiA-Respect-→1位:HIBIKI、2位:NAYU、3位:RIN-GO!!、4位:UN-LIM
合計→7-5でGiGOの勝利
TRIP MACHINE EVOLUTIONではHIBIKI選手が圧倒的1位を確保。NAYU選手の不敗神話を終わらせたのはKACでも破ることができなかった現役チャンピオンでした。そしてUN-LIM選手が滑り込みで3位を確保。ストラテジーされた立場のレジャーランドとしてはせめてドローに持ち込みたかったところですが、一気に不利になってしまいました。
PARANOiA-Respect-でもHIBIKI選手の勢いは止まらず。MAX-10の高水準スコアでNAYU選手を寄せ付けず1位をキープ。3位争いはRIN-GO!!選手が1点差を守りきったものの、1曲目の点差が響いて敗戦。NAYU選手はこの時点で4試合を使い切っており、セミファイナル進出は他2選手に託されました。一方のGiGOはこの時点で勝ち点10。まだセミファイナル進出に向けた大きな一歩を踏み出しました。
Round 16 GAME PANIC vs APINA VRAMeS
テーマ・出場選手
難易度→13~17
テーマ→WHITE TRICKY
出場選手
GAME PANIC→HO4-KETI・GIEZ-ACS
APINA VRAMeS→RINBO-・NOTTY
選出課題曲
GAME PANIC
Cytokinesis→BPM変化が多彩・ハイスピ設定が難しい・最後は要瞬発力
Electronic or Treat!→12分ハネリズム譜面・途中4分の3倍速が挟まる・休み無し
阿波おどり-Awaodori-やっぱり踊りはやめられない(ストラテジー相殺)→12分ハネリズム譜面・だんだん早くなる中盤とラスト・ハイスピ設定が難しい
APINA VRAMeS
Blew My Mind(EXPERT)→低速+リズム難による失点多し・全体的に同時多め・休みが無い
Neutrino(EXPERT)→ハイスピ設定が難しい・高速+低速の前半・瞬発力とリズム難の後半
ドーパミン(ストラテジー相殺)→暗記必須の高速地帯・時々潜む24分・速くて遠い16分滝
GAME PANICはオールラウンダーの強みを活かして中難易度変則譜面を選択。高難易度メインのAPINAにとっては厳しい選択肢ですが、選んだのはなんと阿波おどり。相手の事故を期待した選曲と思われます。
APINAはわかりやすく高難易度でのパワー押し。この中から事故要素が最も少ないドーパミンが選ばれました。
そして、お互いにストラテジーカードを使用。お互いに使用したことで相殺され、そのままの選曲での勝負となりました。
結果
阿波おどり-Awaodori-やっぱり踊りはやめられない→1位:GIEZ-ACS、2位:HO4-KETI、3位:RINBO-、4位:NOTTY
ドーパミン→1位:RINBO-、2位:GIEZ-ACS、3位:NOTTY、4位:HO4-KETI
合計→7-5でGAME PANICの勝利
阿波おどりはさすがに対策量がそのまま反映されたか、GAME PANICの両選手がワンツーフィニッシュを決めました。勝利がほしいAPINAですが、引き続き厳しい状況です。
ドーパミンはRINBO-選手が新エースとしての意地を見せて1位を奪取。NOTTY選手も続きたいところでしたが、GIEZ-ACS選手の壁が高く3位。HO4-KETI選手は停止でのミスが響き4位でした。最終的にはGAME PANICが勝利し、APINA VRAMeSはここでレギュラーステージの敗退が決定してしまいました。
総括
いよいよ次回がラスト。レギュラーステージ残留争い、そしてストラテジーカードの行方と気になる要素がまだまだ盛り沢山です。残り5試合、微笑んだのはどのチームか。そして緊張感が最大限まで増したプロ選手たちが作り出すドラマとは。
ということでまた来週。