BPLレギュラーステージ振り返りRound 1~Round 4
みなさん、こんにちは、こんばんは、おはようございます。memento_dです。
レギュラーステージの配信が始まりました。私は現地で観戦したのでもう結果を知っているわけですが、一言だけいうと「ヤバい」です。一発勝負で結果が決まることの苛烈さをこれからとくと味わうことになるでしょう。お見逃し無く。
当noteではYouTube配信に合わせて試合ごとの振り返りをしていきます。今シーズンは選出された曲とその分析がメインになる予定です。
Round 1 APINA VRAMeS vs レジャーランド
テーマ・出場選手
難易度→13~14
テーマ→GOLD STANDARD
出場選手
APINA VRAMeS→NOTTY・PO
レジャーランド→RIN-GO!!・YUK1-S
選出課題曲
APINA VRAMeS
F4SH10N→中速精度譜面・前半は素直・途中からハネリズム譜面
Go Down→声ネタに合わせた↓配置・ハネリズム譜面・声ネタのせいでいやらしくなったフリーズ
Roche Limit→リズム難譜面・捻り多様・全般的になんだか踏みづらい
レジャーランド
Bounce Trippy→高速で密度高め・2度襲う縦連・上下移動が多い譜面
STEP MACHINE→終始リズム難・12分捻りが厳しい終盤・意外と密度も高い
LIKE A VAMPIRE→高速BPM譜面・ギター&ボーカルゆえの判定難・休みが無い
APINA側の選曲はいずれもスコアを出しづらそうな譜面。Roche Limitに関してはCHALLENGE譜面に引っ張られる想定もあったかもしれません。しかし、他2曲と比べてハネリズム要素がなかったためかRoche Limitが選ばれました。
レジャーランド側は傾向が似ているとか、誘導があるといった意図のようなものが感じづらい選曲なので、おそらく出場する2選手の得意分野から選ばれたものと思われます。選曲されたのは単純に難易度数値が低いLIKE A VAMPIREでした。
結果
Roche Limit→1位:NOTTY、2位:RIN-GO!!、3位:PO、4位:YUK1-S
LIKE A VAMPIRE→1位:RIN-GO!!、2位:PO、3位:YUK1-S、4位:NOTTY
合計→6-6でドロー
Roche Limitは2巡目同士・3巡目同士の順当なぶつかり合いで、どちらもAPINA側が制する結果となりました。
LIKE A VAMPIREはNOTTY選手が崩す中、PO選手が踏ん張って2位を確保。レジャーランド側はワンツーフィニッシュでの逆転を決められそうな中、やや悔しい結果となりました。
Round 2 SILK HAT vs TAITO STATION Tradz
テーマ・出場選手
難易度→13~14
テーマ→WHITE TRICKY
出場選手
SILK HAT→GINXYASU・A.N.C.B.
TAITO STATION Tradz→MOO-G.56・YOSHIMIZ
選出課題曲
SILK HAT
Cytokinesis→激しいBPM変化・ハイスピ設定が難しい・最後はパワー
チルノのパーフェクトさんすう教室(EDM REMIX)→最初の一歩だけ速い・リズム難+高めの密度・ラストは12分+縦連
阿波おどり -Awaodori- やっぱり踊りはやめられない→ずっと12分のターン・パートごとに分かれる譜面・後半は徐々に加速
TAITO STATION Tradz
Star Trail→地団駄譜面・突然来る減速・中盤から休みなし
チルノのパーフェクトさんすう教室(EDM REMIX)→最初の一歩だけ速い・リズム難+高めの密度・ラストは12分+縦連
night bird lost wing→序盤に連続停止・いちいち遠い配置・体力面も強め
ピックアップ時点ではチルノREMIXが被りとなっています。SILK HAT側はチルノREMIX以外全てギミックが非常に強い楽曲となっていたためか、被ってはいるもののチルノREMIXが選択されました。
一方のTradz側は逆にチルノREMIXによってStar Trailへ誘導するための選曲として使われている印象。SILK HATはその誘導に乗る形になったか、Star Trailを選択しました。
結果
チルノのパーフェクトさんすう教室(EDM REMIX)→1位:GINXYASU、2位:YOSHIMIZ、2位:MOO-G.56、4位:A.N.C.B.
Star Trail→1位:A.N.C.B.、2位:YOSHIMIZ、2位:MOO-G.56、4位:GINXYASU
合計→6-8でTAITO STATION Tradzの勝利
チルノREMIXはGINXYASU選手が安定感を見せて1位。一方MOO-G.56選手がやや精彩を欠く中でYOSHIMIZ選手が踏ん張った結果、2位同点という予想外の結果に。Tradzが他選でリードします。
Star TrailはA.N.C.B.選手が接戦を制して他選ながら1位。ところが、Tradzの両選手がまさかの2回連続同点2位を獲得。その結果、Tradzが自選でもリードを確保して勝利となりました。Tradz、そしてYOSHIMIZ選手にとって初めてとなるチーム単位での勝利となり、前シーズンの忘れ物を無事取り戻せたようです。
Round 3 GAME PANIC vs GiGO
テーマ・出場選手
難易度→13~14
テーマ→CLASSIC STANDARD
出場選手
GAME PANIC→HO4-KETI・GIEZ-ACS
GiGO→UN-LIM・TSUYOSHI
選出課題曲
GAME PANIC
NEPHILIM DELTA→不意打ちの1ノーツ目・とにかく速く、長い・BPM220の8分縦連打が鬼門
Second Heaven→緩急の差が激しい譜面・正規譜面は入り足判断が難しい捻りのオンパレード・人によっては回転オプション推奨
Tribe→低速ハネリズム譜面・中盤は同時多め・序盤は交互に踏めないフリーズ
GiGO
Malacca→フレーズごとに繰り返す譜面・全体的にリズム難・ほぼ正面配置
Diamond Dust→序盤がクライマックス・ショックアロー譜面・後半はかなり簡単
Leaving…→16分2連が多発・Aメロは捻りを含む8分滝・最後は交互に踏めない
GAME PANICはマーベラスアタッカーのTSUYOSHI選手を警戒してか、簡単にはMFCを取れない譜面3つをピックアップ。その中から譜面が難しいものの譜面さえわかれば判定は狙いやすいと思われるSecond Heavenが選ばれました。
一方GiGOは多少の癖はありつつも全体的に精度を狙いやすい譜面を揃え、MFCを積極的に狙える体制を整えました。それに対してGAME PANICは3曲の中では最も事故率が高そうなLeaving…を選択し、ワンチャンスを狙います。
結果
Second Heaven→1位:HO4-KETI、1位:TSUYOSHI、3位:GIEZ-ACS、4位:UN-LIM
Leaving…→1位:TSUYOSHI、2位:GIEZ-ACS、3位:HO4-KETI、3位:UN-LIM
合計→7-7でドロー
Second Heavenでは終始4人の順位が入れ替わるデッドヒートが展開されます。最後まで順位が分からない状態が続く中、ラストに前に飛び出たHO4-KETI選手とSHUFFLEでラストに外れ配置を引いて抜かされつつも最後気迫で追いついたTSUYOSHI選手が同点で1位。そしてGIEZ-ACS選手がわずか1点差ながらUN-LIM選手をまくり3位となり、GAME PANICが若干優勢となります。
Leaving…はSecond Heaven以上に点差が広がらず、なんとアウトロ前のフリーズ時点で1位が3人、4位もわずか1点差という状況。そこからアウトロを経てTSUYOSHI選手が1位を死守、GIEZ-ACS選手が2位を確保するもHO4-KETI選手とUN-LIM選手が3位で同点に。結果、7-7でドローという誰も予想ができない結果となりました。
Round 4 ROUND1 vs APINA VRAMeS
テーマ・出場選手
難易度→13~14
テーマ→WHITE STANDARD
出場選手
ROUND1→ZERO.・$RYO$
APINA VRAMeS→RINBO-・PO
選出課題曲
ROUND1
クリムゾンゲイト→全体的に長い滝・時々緑矢印・マーベラスキープがしんどい
8000000→12分譜面・低速でも密度変わらず・休みのない体力譜面
ちくわパフェだよ☆CKP→変拍子高速譜面・ゆえに体力消耗も多い・判定とボーカルにズレ
APINA VRAMeS
Confession→16分2連多用譜面・忘れやすいリズムと配置・判定だけは綺麗
HYENA→地団駄+縦連譜面・密度の濃淡がハッキリした曲・片足いじめ配置多し
Diamond Night→低速ゆえの激しい捻り譜面・フリーズ+スキップの中盤・遅いのに密度高い
ROUND1が体力譜面、APINAがテクニカル譜面を揃えた形です。ROUND1側で選ばれたのは8000000でした。クリムゾンゲイトはこの中ではやや簡単すぎ、ちくわパフェはリズムがテクニカルで事故が怖いということで避けられたと思われます。
一方APINA側から選ばれたのは低速譜面であるDiamond Nightでした。ROUND1側の選曲がいずれも高速だったのでそのギャップを狙ったのでしょうか。
結果
8000000→1位:ZERO.、2位:$RYO$、2位:RINBO-、4位:PO
Diamond Night→1位:PO、2位:ZERO.、3位:$RYO$、4位:RINBO-
合計→8-5でROUND1の勝利
8000000は3人がパーフェクト一桁、1位と2位がわずか2点差、そして2位同点が2名という熾烈な争いでしたが、結果的にROUND1がワンツーフィニッシュを決めます。PO選手がやや離されたのが痛かったか。
Diamond Nightは逆にPO選手が名誉挽回の1位奪取を成功。しかし今度はRINBO-選手が事故ってしまい逆転ならず。2人共噛み合わせなければならないというタッグバトルならではの難しさが現れた勝負でした。
総括
初日に行われた低めの難易度での戦い4試合でした。シーズン2と比べて大きくパワーアップしたプロの方々にとっては1点ですら命取りになりかねない試合が続いており、見る側にとっても心臓に悪い試合ばかりでしたね・・・。続くRound 5以降も乞うご期待。
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