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豆男よつらいか

9月23・24日に大宮で開催された石井ブレンドさんの単独2公演に行った。(ちなみにここで唐突な自慢なんですが、大宮の9周年キャンペーンのチケットプレゼントに当選し、24日の多田さん我慢ライブを無料で見てきました)

ほぼ新ネタで、とても面白かった。
と同時にピンネタの難しさは、「初見が一番おもしろい」ところにあると感じた。一つのネタに対する自分自身の笑いの量は、見る回数に反比例してしまうので。やっぱり漫才とは違うなあと。
これは現時点の私の感覚なので、いずれお気に入りのネタができて「わあ、あのネタがまた見られてうれしい」とか「進化してる!」とか思える日が来るのかもしれない。

一日目のオープニングのネタがしぬほど滑ったと石井さんは仰っていて、確かに一笑いも起こらなかったけれども、あれは客席側も緊張していたせいと思うので許してほしい。上手く笑えなかった。
あと、石井さんが「天空にターコイズ」Tシャツを着ているのを見て、ひゃあ!となってしまった(いい意味で)。

【きっと楽しいライブになるからな】
メインビジュアルに添えられた文言。それがOPVに映し出された時、感極まって泣いてしまった。そうだ、絶対に楽しいライブになるはずだって。
その前の「みんな、石井ブレンドが単独するぞ」と合わせて、他人事のような、というか誰目線なんだろう?という不思議なキャッチコピーだったと思う。石井さん目線なら「きっと楽しいライブにするからな」じゃないかな。
まあ、そんなに深い意味はないのかもしれない。
もしくは『男はつらいよ』に関係するコピーなのかも? だとしたら不勉強ですみません。

ライブが進行していくうちに、ヒガシヤマさんの笑い声が袖から聞こえた。そこでようやく普通のライブと同じように楽しんでいいんだと、肩の荷が下りた。そこからはずっと気楽に楽しかった。
ご本人のネタは、「ちゃんとしてる」感が味わえて満足できた。
キャラクターに『ハローランドの王子ハロルド』と名付ける雑センスが好きだ。『絶対に面白いライブ』という雑センスタイトルのライブを主催していたことを思い出した。

また、ゲストを交えての時間も笑いっぱなしだった。
ご縁のある方々の魅力を引き出すために練られたネタも、素の良さを引き出すコーナーも、素晴らしかった。

二日目にリピーターの数を聞いていて、意外に少ないと石井さんが驚いていた。ゲストがにんきものだったし、むべなるかなとも思う。でもコロモばかりが大きな天ぷらではなかったと、中身のエビが立派な天ぷらのライブだったよと言いたい。

この単独前後で、10月の大宮の石井さん出番追加が発表された。どれも非常に魅力的だったけれども、10月は既に別の用事で休暇を申請していたので、配信で見る方針とした。
嬉しいけれども少し惜しい決断だ、また石井さんの仕事が増えたらこういう悩みがあるな、と10月のスケジュールに思いを馳せつつもライブの余熱にほくほくしながら帰路に着いたら、最寄り駅で階段を踏み外し、足を捻った。
帰宅後、夜中にますます痛みが酷くなった。

翌日、整形外科に行った。

足の甲の剥離骨折だった。
(松葉杖生活中です)

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