エバ_初代

5号機の歴史を振り返る

5号機もあと少しで終わりを迎えることもあり、お別れの意味を込めて歴史を振り返ってみたいとおもいます。

今回は長くなりそうなので、有名どころをチョイスしてお送り致します(*^^)v

「おいおい、あの機種もあるじゃないか」といった不満は受付けません(笑)

まずは4号機(4.7号機)の仕組みについて少しご紹介(*´ω`*)

4号機ではボーナスを内部的にストックするため複数のボーナスをまとめて出すことが出来ました。これにより数時間で万枚が狙えるようになり、夕方からでも十分勝負ができ仕事終わりに多くのサラリーマンが足を運んでくれていました。

5号機ではこの【ストック機能】が廃止となり、時間あたりの総量規制によりダラダラとした出玉で繋いでいく機種が中心となりました。

これにより、多くのホールは閉店へ追いやられます(;^ω^)

当時を知っている方からすると、あの時代はパチ屋の終焉を肌で感じられましたね(笑)

小規模個人店では新台入れ替え費用が追い付かず半数近くがベニヤ板で塞いでありました。

大半は冗談抜きでこんな感じ(;´・ω・)

専業やっててこの状況は結構胸に来るものがありましたね。。。

あんまり話しても終わらないので5号機の歴史紹介いってみましょう(*^^)v


【2005年】

5号機の幕開けとも呼べる【新世紀エヴァンゲリオン】が登場。まだホールには多くの4号機が設置してあり、5号機なんて誰も打っていませんでした(;^ω^)

小役に設定差を設けボーナス確率は設定6で1/270と当時としては激重(;´・ω・)

千円で50回る台は全くなかったのである意味斬新でしたが、4号機と比較するとマイルド過ぎてお通夜状態。。。

全456で営業しても誰も打たなかったな(笑)


同時期に2段階設定(1or6)の【キューティーハニー】やデビルマンがアルゼから登場しますが、こちらの空気感は半端なく即撤去されていました(笑)


<総評>

まだ多くの4号機が残っており、5号機の認知度、人気は0に近いものでした。とりあえず5号機の規定に適合させようといった動きが強く、試験的な取り組みでした。それでも今後多くの機種の礎となったのは確かです。


【2006年】

【アイムジャグラー】が登場したのはこのくらいだったと記憶しています。

4号機終焉間際までジャグラーTM(4号機)が稼働していたので、導入はスムーズに運び、こいつだけは高齢者も触ることができ高い稼働率を維持していました。しかし、専業マンからは4号機のジャグラーと比べて6の割が低すぎると酷評の嵐(笑)ジャグラーTMは6の機械割がフル攻略で115%程度でした(;^ω^)

私含め、「第一選択でこいつの6を探すようになったら終わりだね」と話していたのを今でも覚えています(*´ω`)

この辺りからコインを積んで小役数えるのが面倒となりカチカチ君もどきを買った記憶(^^♪

当時はまだカチカチ君が登場していなかったのでお店が警戒して注意されることもしばしば(;^ω^)


ここからちょっとした爆裂?機も登場します【ジャックと豆の木】

当時はAT機が作れなかったのでノーマル機を除けばRT機が主流でしたが、RTといっても現在のハナビのように微増でオマケ的な扱いでした。そのため出玉はマイルドになざるを得なかったのですが、意図的にボーナスを重く(1/450程度)して、300G以上純増1.5枚のRTを付けることで、まとまった出玉を取れるようになりました。当時は特異な台で意外と好評だった記憶。演出も豆から枝が伸びれば確定でハナ系が好きな方は一度くらい触ったんじゃないかな?(笑)こいつだけは万枚狙えると嬉しそうに語っていた友人が5000枚すら出せずに撤去されたのは悲しき思いで( ;∀;)


5号機に一途の光を与えてくれた名機がようやく登場【スパイダーマン】

設定6の機械割118%は当時衝撃的でした。5号機ボンバーマンが出るまで110%を超えるメイン機種は出ておらず、3000枚すら吐き出すことが困難な台ばかりでした。そのため、こいつの6を掴むために争奪戦が始まりました(^^♪

全国的にイベントも打てたので、多くのホールでイベント台として活躍していました(*^^)v

機械割だけでなくリプパン外し(RTの延命)という概念を広め、のちに登場するリングにかけろや仮面ライダー、ガッチャマンといったハイスペックへと受け継がれていきます(*´ω`*)


<総評>

この年もまだ多くの4号機が稼働しており、設定状況は悪くないですが、一般の方は好んで5号機を打ちませんでした(;^ω^)

ちなみにこの年のメジャー4号機は初代秘宝伝、北斗SE、俺の空と十分過ぎるラインナップだったので仕方なしですね。徐々に稼働率が低下したのもこの時期だった気がします。


【2007年

【リングにかけろ】はリンカケの愛称で撤去間際まで多くの支持を得ていました(*´ω`)

ボーナス確率は設定6で1/200程度。ボーナス後は必ず100or200Gの微増RTへと突入。機械割は設定4~6で107%~118%と現在でも十分通用するスペック。

ハイスペック機種が多く登場し消えたお客を取り戻そうと設定状況はかなり良かった印象です。大規模ホールは4号機で沢山貯金していたのかなと思っています(笑)4号機末期は4号機と付くだけで設定1でもフル稼働していましたからね(;^ω^)


その他のハイスペック機種として、軽いボーナス確率とプチRTを搭載した【うる星やつら】や初のARTゲーム数上乗せタイプの【マーベルヒーローズ】、同色の比率で設定6が丸わかりな【ガッチャマン】など多くの119%マシーンが登場したのもこの頃からです。

また当時ボーナス+RTが主流の中、ボーナス+ARTを引っ提げて登場したのが【戦国無双】

それまで息をしていなかった山佐がここから躍進を遂げることとなります(*^^)v

3種類のARTを任意で選択できプレイヤーが波の粗さを調整できるとあって大ヒット(^^♪

土方のおじさんは決まって無限ARTの可能性がある慶次を選択していましたね(*´ω`)笑

この台の残念ポイントはパンク役と9枚役をナビするのですが、パンク役は表示された逆の色を押し、9枚役は表示された色を目押しします。

これ絶対ミスリードですよね?(笑)

長々打ってると訳わかんなくなるんですよね(;^ω^)

パンク役のナビを間違えるとARTが消滅するのでめちゃ集中して打っていました( ゚Д゚)

設定も読みづらく、1はしっかり抜ける、パンクする人のお陰でホール割は下がるとお店にとっては貯金箱状態で、多くのお店が増台を重ねることとなりました(^^♪


この辺りから新規メーカーも徐々に本格参入を始め、今は亡きSNKプレイモアからは【スカイラブ】が登場

この機種の登場で一躍スルメ台量産メーカーへと躍進を遂げます。

メタスラやサムスピ、KOFなど90年代のゲーム市場を躍進していたゲームメーカーの台だけあってゲーム性には凝っていて、czと完走型RTによって演出に一喜一憂出来る台を作り上げました。

のちに神たま、シスクエ、ドラゴンギャルなど自社ブランド以外の台も出しますがどれもスルメ台で終わるのが残念でした。。。


この年最も衝撃を与えた機種はJPSの【2027】かと思っています。

メジャー機種では初のARTのみで出玉を増やすタイプでした。20G1セットが基本でこれに継続率を参照し伸ばしていきます。継続するたびにストーリが進むようになっており、今では当たり前かもしれませんが当時は画期的な演出でした。友人とよくわからず「デコイデコイ」叫んでいたのは良い思い出かな(*´ω`*)笑

この台は少し、いやかなり問題があり導入当初から無限にARTが続くといったバグが報告されていました。会社も無名に近いメーカーだったため撤去かと思われましたが、バグ頻度の少なさと稼働率の良さから即撤去には至らずホールに大きく貢献した機種と思われます。

のちにシュートやアストロ球団といったクソ台を連発し、一発屋の扱いとなったのは残念でしたね(;^ω^)

アストロ球団だけは200Gくらいで6が読めたので何度かお世話になりました(*´ω`*)


ここにきてようやくノーマル機にも光が見え始めます。前作の失敗を活かしボーナス確率を上げて2種類のBBを搭載した

【エヴァンゲリオン まごころを君に】

この機種は導入当初そこまで意識されていませんでしたが、設定の読みやすさ、出目のバランス、版権の強さなどから徐々に人気が出始め、全国的に増台が続きました。小役を数えて設定を探る元祖といっても過言ではなく、この機種の登場によって「カチカチ君」が販売されることになりました。

5号機の設定バブルは恐らくこの機種が最初ではないかと思っています。

少し話は変わりますが、この辺で止めておけば今のような大規模規制に繋がらなかったのかな?って思うことがあります。6号機の出玉と比べても当時の5号機はマイルドですし、高齢者はノーマル、若者はRT機と住み分けも出来ていたと思います。また、今のようにイベントに余計な経費も掛かりませんし、その分を出玉で還元していたように感じます。思い出補正もありますが、当時のほうかワクワク出来たように思います。

話が逸れたので戻します(;´・ω・)

2007年9月30日恐れていた事態が現実に。。。

ホールに設置してある全ての4号機が姿を消したのがこの日。

4号機【俺の空】は全国的にも最後の最後まで設置されていた機種なので最終日はフル稼働していましたね( ;∀;)

翌日からお祭りが終わったかのような静けさがホールにありました。大規模店ですらガラガラな状況だったので、個人経営の小規模店はお通夜状態でしたね(;^ω^)

潰れたホールも多くありました。5号機の問題は6号機と同様に抜けないんですね(;^ω^)

昔は貯玉出来るお店が少なく換金率も5.5枚や6枚といった低換金率が主流なため、お客さんの回転率がよければ換金率から粗利を稼げていました。

それでも潰れるというのは相当厳しい状況だったのだと思います。

<総評>

4号機完全消滅により全国的にお通夜状態。5号機にシフト出来た店と4号機にすがりつき、閉店覚悟で営業していた店の2択に分かれたと思います。ただ新規開店するホールやデータ機器も高性能となり、徐々に客層が変わっていった時期とも言えます。ホールの清潔化など業界の努力もあり女性のお客さんが増えてきたのはこの頃からかな?機種に関してはRTタイプ、ARTタイプ、ノーマルタイプともにメジャーな台が多く登場し検定切れまで残っている機種も多めでしたね(#^.^#)


【2008年】

この年はこの2機種が大きくホールを盛り上げました。どちらも山佐から登場。その1つが【バイオハザード】

初めて打った時ボタン4つに違和感を覚えたのは私だけじゃないはず(笑)

タイプとしてはボーナス(1/220)+純増1枚ARTとメジャーな部類。6の機械割は119%あり、設定看破もそれなりの難易度でバランスがよかったですね(*´ω`*)

一応天井も1810Gと激深部にあり、特典としてBBの50%を引くまで延々とARTが続くといったものでした。何度か引いたことありますが、こういう時に限って速攻BB引くのはお馴染みの展開でしたね(笑)


バイオに続きもう1機種山佐よりヒット台が登場。おそらくこの年1番注目されていたんじゃないかな?

【キン肉マン

この機種は2008年に最も打った記憶があります。6が読みやすく割も116%、なにより楽しいと「安い早い旨い」の三拍子揃った台でした(*´ω`*)

絆のシステムに少し似ていて、通常時は1/47で引けるコング役待ち。

コングを引いた時の状態によってART突入率が変化します。

また約1/300で引ける赤青黒3種類の7は設定によってARTの突入率が大きく変わり、ARTの高継続が期待できる黒7では設定1-15%、設定6-85%と天と地の差(*^^)v

悪魔将軍にキン肉ドライバーかます瞬間は誰しもが拳を強く握ったはず(笑)

ART突入後はコングを引くと継続抽選。漏れると終了でした。そのため通常時→コング引け、ART中→コング引くなと矛盾の連続(笑)

なぜかART中のみコングが引けるので「山佐確変」とよく呼ばれていましたね(*^^)v

6はARTの継続率が激低なので設定が読みやすく昼前には解散できる優秀機種でした(*´ω`*)


この頃からAタイプ台も復調を見せ始め、サミーからは

【北斗の拳 将】が登場

北斗の拳・将は天井も搭載しており、6の割が112%と当時のミドルスペックにしては優秀で何度かお世話になりました。この台も例に漏れず小役に設定差が付いており、カチカチ君が大活躍。まだ、カチカチ君の知名度は今ほどではなく一般客とそれなりに差が付く時代でした。


また、【桃太郎電鉄】は設定4~6の割が107%~115%と優秀で少数台ながらイベントでは早い段階で埋まっていました(*^^)v

チャンスリプレイからのプチRTで期待感を煽るタイプで、幅広い年齢層が打っていた記憶です。ただ、個別の設定看破は難しく高設定なら打ち切る感じでした。

天井恩恵付きのハイエナ機種も多く登場し【ボンバーパワフルアドベンチャー】や宵越しの狙える【ウルトラマンスロット】などバライティーに富んだ台が誕生しました。

<総評>

この年はキン肉マンを筆頭にバイオハザード、桃鉄とハイスペック機種が多く誕生した年でした。上記には書いていませんが、天地を食らうや北斗将といった天井付きノーマル台も多く登場し、そこそこハイエナも可能で打てる幅は広かったような気がします。お客さんも5号機の波に慣れ、ダラダラした展開でも投げずに粘る方が増えていた記憶。


【2009年】

この年も前年と変わらず多くのハイスペックマシーンが登場。最も稼働率を保ったのは【緑ドン】かな?

設定6は比較的読みやすく、上下は特定ボーナスで判別するタイプ。今では特定ボーナスは設定看破要素において主流ですが、こいつが元祖になるのかな?スケボーの色で継続率を示唆するなど、演出にも凝っており、ARTの継続率がアップする誤爆トリガーを配置したことで、設定に左右されない複雑な波を描くことが可能になりました。最高継続の95%までたどり着ければ万枚も狙える仕様。この仕様がのちの規制に繋がるとも言われていますが詳細は不明なのです(;'∀')

この台から低迷していたアルゼ(ユニバーサル)の逆襲が始まります。


他メーカーも復調の兆しを見せ、大都からは【忍魂】が登場。

4段階設定で6の機械割が114%と優秀でした。BB終了後の「よしぱす」で設定を示唆する仕様は当時斬新でした。上下の機械割の差が広く、看破要素からも6は読みやすくイベントで狙っていた方も多いはず(*^^)v

個体のデキは山佐が飛びぬけて良かったので、大都にしては少しさっぱりした仕上がりだったのが残念ポイント(;^ω^)


この頃から高純増ARTも多く登場しました。設置台数やスペックの高さ、リセットの強さなどから注目を浴びたのは山佐から登場した

【機動戦士ガンダム めぐり合い宇宙編】

仕組みはキン肉マンと同様のプチボーナス待ちのART機。純増はやや改善され1.2枚となりました。絆のような異色、同色のプチボーナスを搭載した元祖押し順6択マシーン。状態と押し順正答数を参照しART突入を決めるタイプで当時としては少し複雑な台でした。記憶曖昧ですが、たしかリセットは結構美味しくて設定期待出来ない時はリセット台触っていたと思います。


また、この時期に初代【バジリスク】が登場。

設定6の機械割は119%と申し分なかったのですが、当時は他の機種が強すぎて空気台でした(;^ω^)

導入台数も少数台でしたし、版権も当時は無名と弱かったので6の投入率は少なかったように感じます。バジリスクが一躍有名となったのは2代目からですね(*^^)v

この辺は登場年度に書きたいと思います。


最強と言われた緑ドンに唯一対抗できたのが【交響詩篇エウレカセブン】

当時のART機種は基本的にボーナスからの突入がメインでしたが、こいつは第3のボーナスと名打って、通常時の押し順6択や小役からARTに繋がる工夫がされていました。なにかにつけて「ねだるな勝ち取れ」と叫ぶ若者が大量発生しましたね(笑)いつ打ってもART突入の期待が持てるよ、といったサミーお得意の手法(*^^)v

お店の扱いは良かったんですが、個人的に設定は読みにくく、読んでる間に大破するこが多かったのでいい思い出は無いです(笑)

この機種の登場によりアニメ好きのユーザーも少しずつ増え、若年層の取り込みに成功したように感じます。


最後にもう1機種、今は亡きアリストクラートから登場した

哲也 新宿VS上野 雀聖と呼ばれた男】

実はこの哲也2代目になるんですよね(;^ω^)

本来は2007年に登場した初代を紹介するんですが、時系列にまとめるのは難しのでここで紹介(*´ω`*)

アリストクラートは5号機初期において最もスルメ台を量産したメーカーと思っています。初代はダンスマンから始まり、4号機系譜のマッハGOGO2、怪胴王、哲也、恐怖新聞と独自路線を貫いていました。私が5号機で最も好きなメーカーかもしれません(笑)

ミドルスペックで自力感の強い台が多く、この哲也もcz中の小役に応じてARTゲーム数が変わる仕様。こういったメーカーが今後増えるとホールに通う頻度も増す気がします(#^.^#)


<総評>

緑ドンとエウレカの登場でホールはそれなりに稼働率を保っていましたが、それと同時に万枚が可能な機種の登場で射幸性の高さが問題視される年でもありました。この辺のバランスはいつの時代も難しい問題ですね。

この年から5号機初期の台も徐々に検定が切れ、ホールの機種構成は一新されたように記憶しています。4号機からの専業マンもそれなりに残っていて、少しずつ新規で専業を始める方が増えた印象です。



【2010年】

この年はパッとする新台は少なく、リメイク台が軒並み倒れた不作年です。

最もヒットした機種を挙げるとすれば、ロデオから登場した

【新鬼武者】

5号機はこの台から入った方も少なくない気はします。タイプとしてA+ART(純1.4枚)の50G毎の継続抽選タイプ。

今までの機種はゲーム数が上乗せされると即放出が基本でしたが、鬼武者は一度ストックされ継続抽選の前に演出を伴ってまとめて放出されるシステム。ストックは玉で表示され、色によって期待感を変えていました。今で言う政宗2の決戦みたいな感じかな?

継続率も最大89%継続し、現実的に引ける確率なため誤爆も多めな機種でした。

この台の最も重要なポイントは、1400G以降に引いたレア役で89%継続確定の強力な天井を搭載しており、設置台数の多さから現実的拾えていました。

800Gから十分期待値があり、今で言う凱旋みたいな扱いですね(#^.^#)

設定狙っても良し、ハイエナしても良し、設置台数良しと走攻守揃ったバランスの良い機種でした。

この年はリメイク台が多いと言いましたが、具体的な機種を挙げると「スパイダーマン」「ガッチャマン」「リングにかけろ」「2027」など検定切れのリメイク台が中心。どれも特大の不発っぷりが印象的でした(;^ω^)


そのためこいつも期待していませんでしたが、蓋を開けると大ヒット!

【緑ドン-VIVA!情熱南米編-】

前作をさらにややこしくした台で、大都の忍魂でヒットしたBB終了後のスペシャルコード(QRコード)を搭載。上乗せは特化のX-RUSHを経由して行われ、このXRに継続率を付けることで極端な波を作り出していました。

乗る時は半端なく乗るので閉店時間は結構意識していたと思います(;^ω^)

島中ビリーのぽぽぽぽーんが鳴り響いていましたね(*^^)v

大都の影響か、この頃からアルゼは音(楽)にも凝りはじめ癖のある歌を搭載するようになりました(*´ω`*)

他にもヒット機種あるか調べましたが、全く見当たらず(笑)

ほんと不作年でしたね(;^ω^)


<総評>

リメイクされた台が大量にコケて客数は大幅に減少。この頃から「本当に大丈夫か」と将来を不安視する専業が増え、足を洗った方も多かったように感じます。とはいえ、まだ専兼業の比率は今ほどではなく細かく拾えばそれなりの期待値は取れていたと記憶しています。5号機移行早期からパチンコ稼働へとシフトしていた方はスロット1本と比べ余裕はあったのかなとも感じます。本当に厳しくなったのは翌年のとある事件からですね。。。


【2011年】

先にこの年に起きた重大な出来事について触れておきます。3月11日、東北地方を震源地としたM9.0の大地震が発生。津波により多くの方が被災されました。当時私はホールで呑気に打っていましたが、携帯のニュースを見て唖然としすぐに帰宅しました。パチンコはあくまで娯楽産業なのだと強く意識させられる年となりました。この辺りは総評でまとめます。

世の中は震災ムード一色でしたが、そのなことはお構いなしと、ホールには多くの機種が登場しました。特に前年不発だったリメイク台が軒並みヒット。まずは大都から登場した【秘宝伝 封じられた女神】

この機種は強めの天井が付いており、900Gの第一天井は無限高確、1500Gの第二天井は伝説ロング確定と浅いゲーム数から狙えていました。設定6の機械割は115%とスペックも良く、読みにくさはありましたが、何度か高設定を打つことが出来ました。4号機を上手く再現した完成度の高さに驚かされました。


続いてはアルゼから登場の

【ミリオンゴッド 神々の系譜】

設定6の機械割が119%あり、純増2.4枚と現在でも十分通用するスペックですが、4号機のゴッドと比べて物足りなさが全面に出てしまい、人気は二分した気がします。特にGOD揃いの期待枚数が1200枚は当時の5000枚と比べ激減しており、純増についても純増10枚の世代からは批判が上がりましたね(;^ω^) 系譜は普通であの時代が狂っていただけと思います(笑)


続いてはこの年の主役を2機種紹介。大都から

【押忍番長2】

導入前から評価が高く4号機時代の実績もあり、初週から大量導入されていました。この機種から5号機を触り始めた方も多い気がします。作りも4号機を強く意識しており、当時珍しかったモードとゲーム数管理の台です。設定6は天国連せずに初当たりで伸ばす仕様は4号機と同じ。設定は履歴からは読みにくいですが、打てば分かるといった、お店にありがたい機種でした。ゾーンを狙ったハイエナも強く、時間効率良かったので導入当時は良く拾っていました。徐々にゾーン狙いをする学生さんが増えハイエナという言葉が浸透した時期でもあります。色々やれたので専業マンは主戦力だったんじゃないかな?


もう1機種、前評判の高さから大量導入された

【北斗の拳 世紀末救世主伝説】

こいつも当時の4号機時代を意識してワンボックス大量導入するお店も多かったですね(#^.^#) 天井は恩恵が強く、89%継続確定。1599Gと到達率が低かったんですが、導入台数が多く拾える機会は何度かありました。作り自体はART中にボーナスを引いてゲーム数を上乗せするなど、4号機とは別物で抵抗感ありましたが、完成度は高かったと思います。減台に耐えながらも固定客は掴んでいた名機。


その他の機種では、期待はされておらず少数台構成でしたが、徐々に人気が出て大量増台へと繋がった山佐の

【モンキーターン】

この台は設定狙いよりハイエナが強く、ゾーン狙いと天井狙いがメインでした。128Gまでの天国ゾーンが強く、ヘルメットのロゴから打ちだしゲーム数を下げれるなど色々やりようがあったと思います。知り合いがこの機種大好きで競艇選手になるため勉強始めてました(笑) 何かにつけて「ペラの調子は~」とか言ってた記憶(^^;)


<総評>

東日本大震災の影響は大きく関東地方では輪番停電も実施され、パチンコ屋のネオンが問題視されました。今ではケバケバしいホールは少ないですが、当時はまだ大量の電飾を付け営業するホールも多数存在しました。逆風は止むことはなく、6月からイベント規制も始まり、イベント機種の告知やイベントを示唆する広告など、射幸心を煽るもの全てが禁止となりました。これにより設定状況は5号機史上最悪な状況となり、多くの専業が廃業しました。最近始めた方はこういった時代を知らないと思いますが、規制で一気に状況が厳しくなることは頭の片隅に置いておくのが賢明です(^^;)


【2012年】

徐々に各メーカーから尖った台が登場するようになり、山佐からは

【鉄拳 デビルver】

割が低くあまり打ち込んでいませんが、根強い人気を誇ったのがこのデビルバージョン。純増3枚でフリーズの期待値は2500枚と6の機械割のほぼ全てを持っていく荒波仕様。フリーズ確率は1/8192と1日打てば出現する現実的な数字。2万枚報告などもあり、「引きゃあいい」とじゃぶじゃぶお金を入れてもらえる貯金箱でした。ワンポイントで逆転を狙える機種としては当時最強じゃないかな?


鬼武者から元気のなかったロデオがここで一発当てます。

【モンスターハンター】

この頃は私用が忙しくあまり打てなかったのでほとんど触っておらず(;^ω^) 1400Gの天井が強く300or500GのARTが当選。版権の強さもあり打たれた方は多いんじゃないかな?


人気が出たという視点ではこの台が最も印象的かな。アルゼから

【バジリスク 甲賀忍法帖Ⅱ】

目押し要らずの全面液晶。これ自体は4号機カイジの時代からあったので真新しさはありませんでしたが、個体を一新したことで音質やBGM、演出に強くこだわった仕様となりました。6の安定感、天井の強さ、宵越し可能と専業から一般の方まで幅広く触れる台となり導入数は少ないながら大ヒット。前作はパッとしなかったんですが、この機種からバジリスクの認知度は一気に高まり、バジキッズを大量に生み出しました(笑) 当時はバジキッズという言葉はなかったので絆からかな?ヒットする台の特徴として、幅広い年齢層が触れる台が一つの条件かもしれませんね(#^.^#)


もう2機種ほどご紹介。次は大都から登場した

【秘宝伝 太陽を求める者達】

この台は尖らせ過ぎて、伝説ロングにぶち込むまでが修行でした(笑)高設定の死亡率も高く、設定狙いより天井狙いが流行りましたね。特に第2天井は強力で期待値2000枚。また、第2天井だけはボーナス間なのですが、第1天井のART当選でデータ機器がリセットとなる不親切仕様。ここで辞めた台は餌食となりました(^^;) また、記憶が曖昧ですが、通常時変速押しで7を揃えるとデータ機器がART入賞と認識しゲーム数がリセットされていたような?導入台数も多く10万台が導入され、こうした不親切仕様からも現実的な頻度で深いハマり台が拾えていました。5号機ハイエナバブルの1つに挙げられると思います。


最後にもう1機種。エンターライズから登場した。

【バイオハザード5】

こいつもリセットが強く、時間効率が最強クラスだったので朝一全リセのお店でペチペチしてました(*^^)v 少しずつハイエナ稼働する方は増えていましたが、現在に比べるとまだのんびりやれるレベル。イベント規制から設定には余り期待できず、出来は良かったんですが時代に恵まれなかった機種の一つと思います。数年前バライティーコーナーで初めて56確定画面出てビックリした思い出(笑) CZでの唐突なフリーズ好きでした(#^.^#)


<総評>

イベント規制の影響は大きく、客数が大幅に減少しました。朝から設定狙いをするメリットが無いので良さそうな履歴との睨み合い(笑) 多くの専業はハイエナや玉稼働メインだったんじゃないかな?お店も頭を抱えていた時期だと思います。個人レベルの感想ですが、バジリスク2だけは安定した稼働率を保っていたので設定もそこそこ入れていたような気がします。


【2013年】

この年は設定狙いからハイエナまでバライティーに富んだ台が多く、名機も多く生まれた年です。新年一発目は強めの台からスタート。アルゼから

【ミリオンゴッド 神々の系譜 ZEUS ver】

正直人気は微妙でしたね(;^ω^) 天井は複雑で1400Gの天井を踏んだ後は次回50%で天井が300Gとなる仕様。初期に気付いた方は結構稼げたんじゃないかな?私も何度か美味しい台を拾えました(*´ω`*) 純増は2.2枚でしたがゴッドと名乗る以上3枚は欲しいのが一般客の本音でしょうね(;^ω^) 


続いてはサミーから登場の

【攻殻機動隊S.A.C】

この機種は好き嫌いが分かれるのかな?私は好きで良く打っていました(*^^)v 仕様はモンキーターンと同様にモードと規定ゲーム数での解除を当選契機としており、高設定は浅いゲーム数で特化にぶち込んで伸ばす仕様。初当たり軽い代わりに特化へ入れなければ高設定でもダラダラすることが多くこれが評価を分けたのかなと思います。この機種を期にアニメ見始めた方も多いのかな?


次は人気なのか微妙な台ですが、上乗せ音がうるさ過ぎて色々記憶に残っている台。アルゼから登場

【鬼の城】

個人的に乗せが一番煩い台かな(笑)島の裏まで響く爆音っぷりはコアなファンから結構支持されていました。6の割は116%と魅力的でしたが、投入台数が少なく現実的に拾えるレベルではなかったような気がします。ハイエナも弱かったような。。。あまり打っていない時期なので記憶が曖昧です(;^ω^)


北斗シリーズからもこの年問題児が登場

【北斗の拳 転生】

小役から状態を挙げて天国待ち、といったシステムを一新したことで4号機の北斗ファンからは批判の嵐(;^ω^) かといって北斗以外のネームで導入されていたらここまでヒットはしていなかったと思います(#^.^#) 導入当時は批判に晒されましたが、ツボにハマった時の破壊力は過去最高クラスで、増台に増台を重ね直近で最も売れた機種となりました。その数11.4万台(^^♪ 現行機種と比較すると絆の倍くらいかな。設定も456は読みやすく、なによりハイエナが優秀(*´ω`*) 朝一は即前兆狙い、昼以降はあべし狙いと導入台数の多さも手伝って美味しい台を多く打たせてもらいました。転生の北斗揃いとハーデスGOD揃い、どちらか貰えるなら間違いなく北斗揃いを選ぶと思います(笑)


この機種は書くか悩みましたが一応挙げときます、京楽から

【AKB48】

天井までのゲーム数が任意でクリアできるといった誰得機能を搭載(笑) ハイエナvsハイエナで訳の分からない戦いが各地で勃発(*´ω`*) 天井は浅かったんですが、この機能の影響であまり拾えず、京楽スロットの悲劇はここから始まるのでメモしておきましょう(^^♪


この年の特徴としてマイナーアニメとコラボした機種が多かったような気がします。次の台も例に漏れず登場。サミーから

【化物語】

アニメ好きな友人からロット全然知らないのに打ちたいと言われ色々教えた記憶(笑) レア役から潜伏を得てCZ当選する仕様。CZに連続性を持たせることで設定看破の難易度を上げるなど結構作りこまれていた台でしたね(#^.^#) 個人的には好きで良く打っていました。ハイエナには不向きですが、お店の扱いは良かった印象です(*´ω`*) ART特化の倍々チャンスや強化特化の超倍々など現実的に引ける確率も受ける要因だったと思います。また、アニメ層の取り込みに成功した台だと思いっています。(アニメコンテンツの初代はツインエンジェルかな)


勢いで書いていたら大事な機種忘れていました(笑) この辺から最近始めた方でもわかるはず。ユニバから

【魔法少女まどか☆マギカ】

この機種を打っている方は2chで萌え豚と呼ばれていました(;^ω^) 今振り返ると酷い言われようですね(笑) 正直私も最初は打つのが少し恥ずかしかった記憶(笑) それほどまでに一般の方とはかけ離れた存在だったのかなと思います。とはいえユニメモを活用した設定看破や、演出の豊富さ、誤爆トリガーの多さなどがウケて一般層まで人気が拡大。現行でも活躍している名機に成長しました(*´ω`*) 導入当時の評価ってあまりアテにならないんですよね(;^ω^) 後述する絆もそんな感じでした(笑)


<総評>

前年度のヒット台も稼働を維持、北斗転生を中心に高純増AT機が稼働率上昇のきっかけとなりました。ホール外では少しづつ期待値稼働のブログも増え、徐々にハイエナは厳しくなっていった印象です。ただ機種構成としてハイエナが可能な機種も多く残っていたので悲惨な青田刈りはまだ起きておらず、巡回店舗数を増やすだけで対応できていたのかなといった印象です。


【2014年】

この年は「2」と付く機種はことごとく外れた印象。蒼天、緑ドン、モンキーターン(;^ω^) 2代目でも「2」と付かなければいいんです(笑)その代表がエンターライズから登場

【モンスターハンター 月下雷鳴

個人的な感想となりますが、この台は歴代5号機の中でも5本の指に入るほど好きです(*´ω`*) 正直稼ぐことを考えると積極的に触りたくない機種ですが、それを上回るほどの面白さが詰まっていました。通常時の評価は分かれますが、4号機世代の方はこのくらい淡泊な台を好む方が多いと思います。ART中はベル連やレア役で攻撃の種類を決まるなど複雑な仕様となっており、最初は出来レースかと思っていましたが、仕組みを理解すると作りこみ感が凄いと感心しました(*‘ω‘ *) 狩って良し狩られて良しと、ホールお客共に満足度の高い機種のように感じます。


ヒット作に恵まれなかった年ですが、こいつは前評判も良くデッドorアライブ感満載の台でしたね(#^.^#) ユニバから登場

【アナザーゴッドハーデス-奪われたZEUSver.-】

過去のゴッドシリーズと比較しコイン持ちを良くして初当たりを下げた仕様。初当たりを引けども8割は犬が登場(;^ω^) こいつらを飼いならせるかトップブリーダーの素質が問われる台でしたね(#^.^#) 天井は1570Gと深いですが、到達率は高く、恩恵もハーデス確定+ループストック50%と強いものでした。この機種ではハイエナもしていましたが、解析値のループストックが5割もあると思えずボーダーを950付近まで下げると全く拾えなくなりました(笑) 兼業で時間的に厳しかったこともありますが(;^ω^) 設定狙いでは何度か上を触れて良い思い出も多い機種です(^^♪


当たりが少ない年と言いましたが、この台も例に漏れず不発からのスタートでした。ユニバから

【バジリスク 絆】

信じられない方も多いと思いますが、導入当時はそこそこ稼働していましたが、徐々に減台するお店もあったほど不発でした(;^ω^) 前作と比較し、システムを初代に寄せて複雑にしたことで、ついていけない方が多く「クソ台」の烙印が押されていました。演出についても前作の使いまわしも多く、前作のヒットで期待感が強かった反動をもろに受けた形ですね(;^ω^) しかし、スペックは優秀でお店が設定を入れ始めると徐々に人気が出始め、この機種から入った方も多いんじゃないかな?「バジキッズ」といった言葉も誕生し、名機への仲間入りを果たしました(^^♪ 個人的には読みにくく、競争率高すぎたので苦手でした(;^ω^) 音や音楽など音響面の作りはとても良いと思います。この辺がロングヒットの要因かと感じます(#^.^#)


<総評>

長期的に稼働率を維持できたのはこの3機種のみ。ハイエナ事情はそこそこ強い台が出ており、ゾロ目が強い「アイランド」や浅い天井の「蒼天の拳2」「鉄拳3」など拾いやすい台が多かった印象です。特に鉄拳3はリセットや宵越しが強く、これだけでご飯3杯はいけたんじゃないかな?この時期はAタイプが弱く、ホールもAT中心で考えていたと思います。ハイエナもブログなどの影響から徐々に競争率が上がっていった印象です。地方は店舗数の減少や低貸し店舗への鞍替えも相まってハイエナ稼働は厳しさを増していました。


【2015年】

2013年、2014年とそれぞれ主力級の機種が登場したお陰でホールの稼働率はそれなりの数字を保っていました。ここからは現行でも活躍する機種が多く登場します。まずはオリンピアから登場

【黄門ちゃま 喝】

それまでパッとした新台を送り込めなかったオリンピアでしたがこの台を機にホールからの信頼を得ていきます(#^.^#) 当時毎ゲーム当選の期待が持てない周期抽選は受けないと散々言われていましたがCZと直撃、2つの当選期待度を持たすことでメリハリのあるゲーム性を実現させました。戦国無双と同様にATを任意で選ぶことが出来るようにし、低設定でも夢を持たせたことが長期稼働に繋がったのかな?設定も読みやすく、リセット判別も容易なため何度か高設定を打つことが出来た機種でした(*^^)v 家康の平均獲得ゲーム数が160Gあるとは思えないのは私だけではないはず(笑)


この年の機種で現在まで最もホールに貢献したのはユニバから登場した

【ミリオンゴッド 神々の凱旋】

総導入台数は7万台と直近の機種ではトップクラスの導入数です。コイン持ちは25/Kと5号機の中では殺人級ですね(笑) ざぶざぶお金が入っていく(*‘ω‘ *) これに快感を覚えて初めて凱旋と向き合える(笑) ハイエナがとにかく強く、これだけで稼いでいた方も多い印象(*^^)v 試行を重ねるか初期の甘い状況から触れた方は美味しい思いが出来たかもしれませんが、青田刈り上等で最近始めた方は下に振り切った方も多いようですね(;^ω^) こういった極端なスペックは歓喜の足元に必ず屍があるものです( ;∀;) 設置期間残り少ないですが、頑張っていきましょう(*´ω`*)


コイン持ちという観点から、凱旋とは反対の道を歩んだのがサミーから登場

【北斗の拳 強敵】

初見で「きょうてき」と呼んでいたのは私だけじゃないはず(;^ω^) 正式呼称は「とも」です。個人的には5号機の中では上位に入るほど好きな機種でした(*^^)v ゲーム性は初代を綺麗に踏襲しており、おじさん達からは好評でした。反対に5号機から入った方からは「展開が怠い」「全然伸びない」と酷評も多かったように感じます。初代もそうでしたが、伸びるほうが稀で単発は日常茶飯事なのです(;^ω^) 規制から初当たりが重くなり、通常時のコイン持ちを上げたことも不満の1つだった気がします。低設定はボーナス引くまで耐えれない展開も多く、客離れが加速し徐々に減台へと追いやられました。


AT機種は次が最後、山佐から登場

【ゴッドイーター】

個人的にあまり打っていないので入れるか悩みましたが、根強い人気を誇ったのでご紹介(#^.^#) 簡単に言えば山佐版「モンハン」ですね(笑) モンスターによってチャンス役や撃破率が変化しており、強いモンスターほど上乗せが強いのが特徴です。設定はモード移行と小役確率からある程度推測でき、設定6の機械割が116%あったのでイベントでは早めに埋まっていました。天井が777Gと浅かったのでそれなりにハイエナも出来た機種です。


調べていたらもう1機種忘れていました(笑) オリンピアから登場

【ガールズパンツァー】

この機種の1つ前に出た「ルパン三世ロイヤルロード」は即ロイヤルロードとなりホールは再びオリンピアを警戒(^^;) しかし、ガルパンは出来が良く素直にヒットしました(#^.^#) 当時不人気だった高ベース機種ながら、アニメ客層の獲得にも成功し少数台導入も手伝って他機種と比較して高稼働を維持していた記憶です。こういうアニメコンテンツは疎いんですが、アニメ好きの友人が「ガルパン」でるんでしょ?と聞いてくるのでコンテンツの強さが丸わかり(笑) 勝ち負けにこだわらない客層の獲得はいつの時代も大正義ですね(*´ω`*)


この頃方Aタイプからも強い台がチラホラ。アルゼから登場

【ハナビ】

4段階設定で6も109%程度。液晶もなく、出目で熱くなるタイプの機種。当時の流れとは逆行するこの台を誰が打つんだと思っていましたが、蓋を開けるとコアなファンがこぞって打ち始め、一躍人気機種へ(*´ω`*) RTのハズシも2コマと余裕を持たせたことで、初めて技術介入機を打つ方でもそれなりの難易度で打てたのが要因の1つかと思っています。また、設定が読みにくく低設定が甘いので、単純にグラフだけで判断できないことが多くお客さんの循環も高稼働に一役買ったように感じます。


<総評>

万枚続出の高射幸機が問題となり、この年は通常時のコイン持ちを良くした高ベースの機種が多く登場しました。純増は3枚あり、瞬発力はあるが何か物足りない。こういった感想が多く聞かれました。ひっそりイベントをしてるホールもありましたが、徐々に規制は厳しくなりイベントが完全に消滅した地域も増えていきました。稼働率は落ち込みハイエナはより一層厳しさを増していきました。唯一の救いは「マイジャグラー3」や「サザンアイズ」といったノーマル機が注目されたこと。これによりノーマル機の扱いについて再認識させられる年となりました。


【2016年】

度重なる高射幸機の登場によってお上は激おこ(`・ω・´) 2015年12月より検定方法が変更となりました(;^ω^) その影響をもろに受け、とりあえず通そう精神で作った機種が多く、この年は稀に見るハズレ年となりました。

何か紹介せねばと思い探してみました(笑)まずはアルゼAプロジェクトから登場

【ゲッターマウス】

正直あまり打ち込んでいません。友人が好きで何度か触りましたが、設定状況が良くなかった時期とも被り扱いはいまいちな印象。1度だけ葉月ちゃんボイス出たことありましたが、それっきり触っておらず。ノーマル強いお店で設置してあれば打ち込んでみたい台の一つです(*‘ω‘ *)


この年の数少ないヒット機種を上げるとすれば、サミーから登場

【コードギアス 反撃のルルーシュR2】

この機種も当時はあまり触っておらず、適当に打って5000枚出たきりです(;^ω^) 解析見た感じ設定は読みにくいと感じていましたし、出玉速度が遅いので朝から打てないとまとまった出玉も取れない印象。ただ原作のコアなファンに支えられ、長期的に稼働した台といえます。度々登場する例の友人も「ギアス」出たんでしょ、といつもの反応(^^;) 守備範囲広すぎでしょ(笑)


個人的にこの年1番好きだった機種は山佐から登場

【天下布武3】

山佐はこういった雑な作りも出来るのが好ポイント(*^^)v 4号機の初代天下布武が好きなだった方にはウケたんじゃないかな?「天雅」「テンガ」めちゃ叫んでて、初見は爆笑しました(笑) 設定はそれなりに読めて、ハイエナも出来なくはないレベル。撤去までに1回はビッグバンモード引きたいやつ(*´ω`*)


この年唯一のヒット機種は、ユニバから登場

【魔法少女 まどか☆マギカ2】

導入前から初代のファン層からの期待は大きく、小出しで情報が出るたびにネットが沸いていました(*´ω`*) いざ導入されると「だれが打つんだこのクソ台」「まどマギの時代は終わった」などなど批判の嵐(;^ω^) 設定6の機械割も大幅に下がったことで初代離れ出来ないライト層が多く、稼働は一気に落ち込みました。通常時32/kで純増1.5枚はハードル高く感じますよね。この年唯一長期稼働が見込める台だったので、設定状況は悪くなかったように感じます。設定の読みやすさや演出の豊富さ、叩き所の多さがウケ、徐々に稼働を回復させ現在に至ります。「きゅっぷい」の意味が知りたくてアニメを借りたのはここだけの秘密(*‘ω‘ *)


最後にもう1機種。サミーから登場

【北斗の拳 修羅の国篇】

導入台数は8万台とこの年最大の導入数。鼻息を荒くして導入したホールも多めでした。蓋を開けてみると、「誰これ?」「どれが味方?」といった感想が多く、修羅の国編の知名度が響きました(;^ω^) 一言で表すと、「これじゃない感」が全開でした。設定の上下はスイカの仕事具合を見れば丸わかりで、6はスイカが職人のような働き振りで楽しかったです(*´ω`*) 北斗シリーズは設定狙いする身としては大切な機種になるので、6号機では頑張ってもらいたいと思っています(*^^)v


<総評>

規制に対応し取り急ぎで作った台ばかり(;^ω^) スロットとしての出来は酷い機種が多い1年でした。それを付き合いで買うホール。とりあえず新台だからと飛びつくユーザー。客が飛ぶと新台を入れ、それにユーザーが食いつくといった悪循環が続いていました。設定状況は5号機史上振り返っても最低レベルだったと思います。まだハイエナ可能な機種は多く残っていたため、バライティーを中心に稼げた方はいたような気がします。パチンコについては新基準機の時代が始まり、高ベースとなったことで、ボーダーが上がり本格的な冬の時代が到来しました。この年から地域によっては絶望的な状況の方も多かったんじゃないかな?長くやってる方は勝てると思いますが「割に合わない」と感じて辞める方も多かったように感じます。また、無理矢理期待値を積もうと若い軍団が急激に増えた印象もあります。


【2017年】 

いよいよ5号機の歴史も終焉近くとなりました。この年の新台ラインナップを見返していますが、まさに地獄なり(;^ω^)

規制からヒット作を生むまで毎回3年は掛かっている印象(^^;)

とはいえこの年も今に繋がるヒット機種がいくつかあるのでいってみましょう。

まずは大都から登場

【押忍番長3】

いきなりこの台を紹介すると他に紹介する機種があるのか不安になります(;^ω^) 設定6の機械割が119%と今後残存するであろう最後の119マシーンとなりました。(厳密にいえば笑うセールスマン3になるのかな?)

モードと規定ベル回数によってCZを引っ張るタイプは珍しく、上手く期待感を繋いだ仕様には脱帽です(*‘ω‘ *) 設定1の稼働率の低さが災いし、絆や凱旋といった純増3枚機種に押される形で稼働率は低下しましたが、ここ数年の中では増台までこぎつけた数少ない機種です(*^^)v 割が高い設定5は非常に読みにくく、読んでいる間に大破することもしばしば(;^ω^) 昔から大都は5が読みにくいですね、そろそろ設定5被害者の会が出来る気がします(笑)


お次も大都から登場

【政宗2】

大都はガチャガチャした台作らせたら天下一ですね(*^^)v この台も例に漏れず、ガチャガチャのバキバキ台です(笑) ボリュームMAXで遊戯されている方は変態の自覚をお願いします(#^.^#) 個人的に5号機好きな機種ランキング上位に入れたい機種(*‘ω‘ *) ハイエナは時間効率から不向きですが、翌日据え置きでARTが残っている報告はたまに聞きます。高設定は何度か打っていますが、荒すぎて吐きそうになる(笑) 決戦→超決戦で乗る時は4桁乗るので残り時間の制約を多々受けるのが残念ポイント。純増3枚なら天下取れていたと思います。六択画面で指が止まるとだいたい外れるのは仕様なのです(*´ω`*)


もう1機種大都から

【番長外伝 盗忍!剛衛門】

この年は大都以外パッとした機種出てないですね(;^ω^) 番長シリーズの外伝ということで導入前から期待度は高く、初週の稼働率はかなり高かった気がします。システムとしては盗目を規定ゲーム数内で繋ぎ、ARTを引っ張るタイプ。盗目天井も存在していましたが、設定6以外は非現実的な数字。ハイエナは鬼賽の残り個数が重要でこれが大量にあれば浅いゲーム数からも十分拾えていました(^^♪ ほどよく尖って設定も大都にしては読みやすかったので期待してましたが、ヒット台と呼ぶには少し厳しい印象。7000台という導入台数の少なさが設定に影響した結果かなと思っています(;^ω^)


大都ばかり注目していたら大切な機種を忘れるところだった(笑)三洋から登場

【聖闘士星矢 海皇覚醒

三洋やればできるやん(#^.^#) こう感じた方も多いはず(笑) 稼働下げていた時期とも重なり全くのノーマーク機種でした。過去の三洋歴史を振り返っても最大のヒット台と思います。聖闘士ラッシュ(SR)に全てを詰め込んだ一撃必殺台(*^^)v 小技ポイントも多くリセットのハイエナも優秀で波が荒く設定が浮かず、お店ユーザー共に満足できる納得の仕上がり。不屈を追って帰宅困難になる方もちらほら(;^ω^) ジェネラルバトル(GB)の3連勝システムがウケましたね(^^♪ 叩き所がある機種はコアなファン層を獲得しやすい傾向があるのかな?


<総評>

ホールは依然として絆や凱旋といった純増3枚クラスの旧台が幅を利かせ、その他新台の割を食っている状況でした。こうなるとお客さんは無理に新台を触ろうとせず、システムを理解している旧台へと流れ、時代とは逆行した動きとなっていました。新台→即通路の流れは断ち切れず、入れ替えのペースを下げるお店も増えていきました。しかしながら徐々に危機感を感じたホールではノーマル機種の扱いを変え、メリハリをつけた設定で営業しているお店もあり、ホールの選択が明暗を分けた時期ではないかなと感じてます。また、専業の入れ替わりも激しく、5号機中期から始めた方の大半はリタイアしており、SNSやブログの影響から新たに専業を始めた方が増えた印象です。


【2018年】

2017年10月より有利区間が付いた機種が登場し時代は5.9号機へと突入。いわゆる3000枚規制ですね(;^ω^) 簡単に説明すると純増2枚以上1500G以上のARTが禁止となりました。これにより強制的にARTが消滅する悲惨な仕様。「もうむりぽ」そんな声が全国から聞こえてくる時代となりました。

この年は5.9号機に絞って紹介したいと思います。規制後初の機種はKPEから登場

戦国コレクション3

正直この台は打ったことありません(笑) 私用が忙しく、その他の機種を触っていたというのもありますが(;^ω^) 当時のネット情報からは「本当に3000枚で終わった」「スロットの終わりを見た」など否定的な意見しか出ていなかったと記憶しています。一般ユーザーがドン引きする仕様がヒットする訳もなく即通路台に降格。お店も扱いに困っており、とりあえず入れて様子を見ていたと思います。


5.9号機の幕開けは最悪なものでした。そんな中、機械割の高さや版権の強さ、設定の読みやすさなどからヒットしたのがサミーから登場

【コードギアス 反逆のルルーシュR2 C.C.ver.】

5.9号機とARTの相性は悪く、ARTが強制終了するのはイメージとして最悪でしたね(;^ω^) その点ノーマル機種は上手く誤魔化せるので5.9号機はノーマル機種の時代とも言えます(*^^)v 低純増のRTと200枚程度のボーナスを絡ませることでノーマル機としてはまとまった出玉が取れたことがヒットの要因かと思います(^^♪ 設定の高低は小役から早い段階で推測でき、4を踏んでも105.5%の機械割から非等価であっても十分打ちきれる親切仕様(*‘ω‘ *) 原作のファンも多く、長期的な稼働が見込めたことで、現在でも複数台設置されている台となりました。


特に目立った機種が無いので、個人的な機種をチョイス。アルゼAプロジェクトから登場

【アレックス】

4号機のアレックスは触ったことなかったのですが初打ちの印象は良好で、THEノーマル機の感じが好きです(笑) クラセレもそうですが、ボーナス沢山引ける台は打ってて楽しいです(*‘ω‘ *) 目押しの難易度はそれほど高くないのですが集中切れると小役溢しがち。毎ゲームリールを凝視して打ち込める機種は少ないですね。スロット打つぞーって気持ちにさせられるのがこの台の良いところだと思います(#^.^#) 4段階設定で機械割も5から打てるライン。ハナビと比較しても純ノーマルは履歴打ちのリスクが一枚上な印象です。アルゼは4号機時代のチープなボーナスサウンドを継承しているのが4号機おじさんから支持される一つの要因なのかなと感じます。


やっとこいつを紹介できるところまで来ました(*‘ω‘ *) サミーから登場

【ディスクアップ】

この台は間違いなく5号機5本の指に入る名機(*^^)v 甘い、とにかく甘い(*´ω`*) ビタ押しで機械割が100%を超える機種はウーロンやひぐらしなどありましたが、設定1がここまで甘い機種は過去なかった気がする。また、下が甘い機種は少数台導入が基本で、設定も1or2がベターでしたが、DUは増台を重ねるホールも多く、1年経過した今でも設定が期待できるのは好ポイント(#^.^#) ペラポン盆栽、ラジカセ、全消灯など、演出と出目を絡ませたリーチ目が秀逸。ビタ押しの頻度、効果もほどほどで初心者にも丁度良い難易度(#^.^#) この機種の登場によって4号機世代の方がいくらか復帰した印象です。


<総評>

この年に出た機種の9割近くがノーマル機。設置期限が残っている旧台がある中で、通過率の低いART機を送り込む余裕がなかったように感じます。試験的に作るにも6号機への移行が迫っており大人の事情もあったと思います。ホールの状況は6号機移行後の現在と比較しても大きな差はないように感じますが、設定状況に限れば現在のほうが優位と思われます。ここ数年パチンコ業界は低迷を続けていますが底を打った感もあり、これから新規の流入が鍵になるのかなと思っています。5号機も歴史を辿ると壊滅的な状況から長い年月を掛けここまで復帰してきました。6号機時代ではこれから新しくホールへ足を運ぶ方々が夢中になれる機種が登場することを切に願っています(*^^)v


おしまい。。。

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