Fundingエントリ―のススメ
6/18追記:インジケータ配布(XBTUSD/ETHUSD)
これはあくまでも自分がチャートを見ている時間での値動きとFundingの相関について短期~中期におけるエントリーの目安として使用しているものです。
値動きの少ないレンジ帯での前兆、大きく動いた最中の一種のLS比指標としての側面
注意1、画面に張り付ける人用(デイトレ~数時間スキャ向き)
注意2、Bitmex使用
Bitmexの使用については
https://note.mu/memenote/n/nd3a9a753da46
を読んでね。
もくじ
1、そもそもFundingとは
2、どうやって算出してる?
3、それがどう影響する?
4、実際のツイートとの検証
5、追記:インジケータ配布
6、おしまい
Twitterでのつぶやきも合わせていきます。
徐々に検証していって随時追記という形にします。
そもそもFundingとは
Funding cost=資金調達率とBitmex上では表記。
乖離補正の為に一日3回(日本時間5時、13時、21時)にレートに応じた手数料を徴収・付与するシステム。
※補足・・・OKEXは夕方18時に徴収・付与があるためその時間帯での一斉な動きはOKEX先物の可能性がある(だいたい無風)
どうやって算出してる?
見るべきは現在のMEX価格とインデックス価格と呼ばれるMEX参照先のチャート3つのアベレージ価格。
なおこの3つのチャートも複数の取引所からのデータから持ってきている総合データらしい(※公式より
・BXBT30M
・BVOL24H
・BVOL7D
これらの価格を1分ごとにトラッキングし、式に基づいてマーク価格(清算価格)を算出、現在のMEX価格との乖離を埋めるようにFunding costが算出される。
つまり、Funding cost≒現在の乖離率 としての見方ができることになる。
それがどう影響する?
テクニカルでの局面での上か下かの判断基準の一つとして使えるのではないかと思います。
おおよそですが、このような動きになる傾向があります。
インデックス価格がプラスならばFunding costはショート受け取り(=+乖離)、マイナスならばFunding costはロング受け取り(=-乖離)
になります。
以下、Funding costは乖離と同列とみなして話します。
あくまで説明する上でのみなしの為、実際は少し別物であることに注意。
ずっと張り付けていたわけではないので記憶だよりですが、直近では6000ドルからの500ドル幅の急降下後、一時的にその後のレンジで乖離はプラスにまで上昇、しかしそこで勢いがつかず再び降下。
直後の底である4000ドル付近ではほぼ最大値である-0.25%まで振り切りました。
その後は乖離が0付近に近付くことがあるものの、ほとんどがショート利確と思われるもので新規の買いはつかず戻り売りポイントとしてズルズルと最低値を更新。
右肩下がりのダブルボトム時点で乖離はまたもや-0.2%付近を記録し、大きく上昇しました。
1000ドル幅程度の上昇を記録しますが、このときは数百ドルほど上昇した時点でマイナスだった乖離は+0.1%程度に転換していたように思われます。
結局このときの天井付近ではそこから新たな買いが呼び込めず、バブル再開の狼煙とはなりませんでした。
その後はズルズルと乖離-0.1~0付近を推移しながら下降、最低値を記録した時もそこまで変化はありませんでした。
が、事態が変わったのが15日の早朝上げの後。
このときは寝ていたため乖離は見てませんが、おそらくいったんプラスになったと思われます。
その後のレンジ帯にていつもなら上がっていくはずの乖離が逆に下がっていくのを確認。
自分では乖離のダイバージェンスorリバーサルのようなものだと思っていますが、6000ドルからの急落後で一旦乖離プラスになった状況と近いと思われます。
いわゆるスケベ焼き。
個人的な考察ではこの時のレンジで上昇しながら乖離が増えていくのは
・現物が買われている=上目線
・FX(Bitmex)では下目線
という違いによるものではないかと思っています。
現にこの時点での目線はシンプソン形成からの下が多かったように思います。
結果、ショートは打ち込まれる(=上値を抑えられる)が、インデックス価格では上昇(=参照先の取引所では買われている)という図式になり上昇しながらのマイナス乖離になるのではないかと考えています。
このときはアセンディングやディセンディングトライアングルを形成するのかといったテクニカル的な面からも検証すると面白いかもしれません。
注意すべきはかならずしも上昇時マイナス乖離=上昇、または下降時プラス乖離という図式が成立するわけではないこと。
上昇時マイナスが増えているというのはその後の下落反動もかなり大きくなる。
乖離はあくまでも乖離であって、MEX価格とインデックス価格の差あくまでも上昇・下降の猶予という点で注意。
今回は残念ながら例になる事例が見当たりませんでしたが、去年のバブル相場はそのパターンだったように考察しています。
そのころはまだFXを始めてはいませんでしたが、BF乖離+10%が定着していたという話を聞きます。
売り以上に買いが入り、乖離を無理やり現物で押し上げ縮めようとする動き、または買い以上に売りが入り、現物の売られすぎによってさらに加速する状況。
このような挙動ですね。
これらの挙動を組み合わせれば底打ち、天井の判別などもつけやすいかもしれません。
実際のツイートとの検証
この理論の検証のためにエントリーしていたのはほんの3日間ほどでしたが、PCの前にいる間はほとんどのタイミングで利益を得ることができました。
最初は1時間足と日足を見比べてるだけだった。
そしてFundingに気づく
ぶん投げか爆上げかの懐疑中
突っ込みロングかましたものの、救われた
このへんで上手な人たちが違和感を感じ始めるものの、その正体は知らない。
Fundingコストずっと睨んでて値動きない状況で急ペースでマイナスが広がっていくのを確認
ただしまだこのときはFundingが正だとはあまり思っていなかった
上げの割にはあまり減らない燃料
なんとなく考え始めた
テクニカルとしての形をチラ見してみる
そして押し目でロングイン
結構なペースでマイナス乖離が広がっていったので爆上げの気配を感じるも無風で少しショックを受けたとき。
このときはロングホールドしたまま。
そのまま寝て起きたら下がりつつ乖離がさらにマイナスに広がっていたのを確認。
そして現在は3900までいったものの押さえられ、乖離も縮小傾向になってきたのを確認して3863でロング利確
といった流れになりました。
資産的にはこの3日ほどでBitmex使用/レバ5倍固定で+100%。
あまり長期でホールドはしないので節目節目で細かく利確してショート入れたりもしてます。
昼間は数分間Fundingの動きだけ見てネックラインでの指値放置がメイン。
指標の一つとしては使えるかもしれません。
5、追記:インジケータ配布
なんだかんだ今まで作ってなかったので作りました。(他の人も作ってるかも)
最近はETHUSDの資金調達も見られているようだったので一つにまとめました。
色が暗いのがETHUSD、明るいほうがXBTUSDです。
明るい背景だとこんな感じです。
ラインはそれぞれ±0.06%、±0.1%、±0.2%、±0.3%に点線で目印(変更可)
ソース
//@version=3
study(title="MEX PI BTC/ETH" ,shorttitle="MEX PI BTC/ETH" ,precision=4,overlay=false)
src=close
L01 = hline(0.06 ,color = gray,title="Border1(Default0.06)")
Lm01 = hline(-0.06,color = gray,title="Border2(Default-0.06)")
L02 = hline(0.1 ,color = gray,title="Border3(Default0.1)")
Lm02 = hline(-0.1,color = gray,title="Border4(Default-0.1)")
L03 = hline(0.2 ,color = gray,title="Border5(Default0.2)")
Lm03 = hline(-0.2,color = gray,title="Border6(Default-0.2)")
L04 = hline(0.3 ,color = gray,title="Border7(Default0.3)")
Lm04 = hline(-0.3,color = gray,title="Border8(Default-0.3)")
zero = 0
z = plot(zero,color=white,title="zero")
///XBT
XBTUSDPI = security("XBTUSDPI", "1",close)
PI = plot(XBTUSDPI*100,color=red,transp=100,title="XBTUSDPI")
PIfill = fill(PI,z,color= XBTUSDPI>=zero ? lime : #DC143C ,transp=50,title="Fill on XBTUSDPI")
///ETH
ETHUSDPI = security("ETHUSDPI", "1",close)
EPI = plot(ETHUSDPI*100,color=lime,transp=100,title="ETHUSDPI")
EPIfill = fill(EPI,z,color= ETHUSDPI>=zero ? green : red ,transp=80,title="Fill on ETHUSDPI")
以下、設定。
設定は単純です。
・Zero...ゼロ線の色。デフォルト白。
・XBT(ETH)USDPI...それぞれのインデックスの線の色。デフォルトでは無色。線ではっきり表示したい方には着色をおすすめ。
・Border...目安の線の位置。
・Fill on XBT(ETH)USDPI...背景塗りつぶしの色。
※線のみで表示したい方は
「Fill の透明度を"0"にする」
「XBT(ETH)USD の透明度を上げてお好きな色に」
という流れになります。
線のみだとこんな感じになります。
おしまい
長い内容でしたが呼んでいただきありがとうございました。
最後に自分のアフィリエイトを投げておきます。
もしMEXに興味があれば踏んでくれると嬉しいです。
https://www.bitmex.com/register/Hqqiwe
このノートは有料ですが、最後まで無料で読めます。
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