海を聞くということ。-感想会No.3 カーショップオフィスでの展示
前回の美容室から話は繋がりまして、カーショップのオーナー様よりお声がけいただきました。
9月28日〜10月11日までの展示の振り返りとなります。
お客さんのリアクションは!?
前回同様、面白いと感じてくださる人が主だったようです。
ただ、美容室などより滞在時間が短い点、打ち合わせや商談スペースのためBGMが有効ではない点が多々あった。
実際のところそこまでたくさんリアクションがいただけたかというと、少ないのでは?というのが今回の感想会の一番の反省点になります。
話は逸れますが、展示を終えてからのオーナー様との感想会では
スピーカーで音を流すことの楽しさ自体を面白がっていただけました。
これ自体やはりエンタメとして、パフォーマンスとしてもっと掘り下げてもいいよなぁと同時に
PAエンジニアとしてはもっと良い音のメリットが世に浸透してほしいなと思う次第
音のパフォーマンスする側の環境がとても劣悪とかよくあってもったいないので(完全に蛇足である。
制作内容
前回に引き続き、同じものを展示。
バックアップ体制が整っていたので、より時短でのチューニングができました(設営で90分→75分、チューニング60分→30分まで短縮)
今回は急遽、せっかくなので普段流しているBGMもスピーカーから流したいというので再度調整
オーディオインターフェースとDAWのルーティングの変更で対応しました。
状態としては前方位置からBGMが
それに混じってサラウンドの海の音が流れている状態。
海辺でBGMが流れているようなイメージです。
改善点
先述の通り、音場は楽しんではもらえたものの店舗BGMとしての
快適さや有効性は薄いものとなってしまった。
音量の需要を図るため、最終的な音量の調整はあえてオーナーや店員さんに一任しているが
今回は極端に小さな音量となった。
海の音自体、ノイズの要素が大きいため会話の邪魔になると言う点
楽曲を織り交ぜるという要因で、総合的に音量が小さくなったようです。
今回の結果を踏まえこちらでも制作物を展示する上で
きちっとしたコンセプトと主導権を持って、責任をもって提供する必要を感じた。
また、展示をパッケージとして提供したいというコンセプトがある点。
機材貸し出しが現状、出張中でしか提供できない点で
在廊の日数が極端に少ないのも改善点である。
このコンセプトの展示物をプレゼンすること
そもそもの作品価値を底上げするためにも自身がそこにいることの重要性を痛感した。
最後に
今回はネガティブな要素が多めの記事になってしまったが
基本的には楽しんでもらえるものを提供できている。
ただサラウンド作品のレパートリーや
提供できる環境をもっと柔軟に対応できるように感じた回でした。
改めて、快く展示させていただいたオーナー様、感謝します。
次回は音楽的に面白いものも展開していきたいです◎