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MMCダブルクロス3rd第6回~咎人の剣~
◆序文
前回の第五回公開から半年ほど空いてしまい大変申し訳ない。
これでプライベートが忙しくなったなどの真っ当な理由があればまだいいのだが、なんとただ単にサボっていただけである。
本当に申し訳ない。
復帰第1回目の今回は、咎人の剣を使って組んでいく。モルフェウスにとって貴重な「Lv×5」の火力増加エフェクトだが、リミットであるため、初期作成で使うには少しばかり厳しい。
だが、サプリ追加環境であれば話は別だ。
それではひとつ、ご覧いただきたい。
◆使用サプリ
主にEA、LM、RWを使用する。
◆ビルド
シンドローム:モルフェウス
能力値:2 4 1 2
ワークス:UGNエージェントC
技能:初期値(追加なし)
Dロイス:遺産継承者/祈りの造花(RW,p.55)
エフェクト
・コンセントレイト:モルフェウス 3 25点
・咎人の剣(EA,p.86) 5 35点
・砂の加護(EA,p.83) 5 35点
・クリスタライズ(EA,p.85) 2 20点
・スーパーランナー(EA,p.130) 1 15点
・インフィニティウェポン(EA,p.81) 5 0点
アイテム
・特になし。コネ等を好みで。
これで丁度130点。判定ダイスは最初から8DXあり、火力も37点ある。
侵蝕値が100%を突破すれば、クリスタライズとレベル上昇により、火力が15点上昇して装甲無視までつく。
マイナーアクションではクリスタライズ+インフィニティウェポンで武器を作りつつ移動。
メジャーアクションで、残りのエフェクトを全て使ってぶん殴る。
実に簡潔でわかりやすい。
「ピュアブリードなのに、インフィニティウェポンが7レベルじゃないぞ。これではリミットエフェクトが取れないのでは?」という方もいるだろう。
だが、ここで出てくるのが「Dロイス:遺産継承者」だ。
これは「遺産」と呼ばれる強いアイテムの中から1つ、好きなものを貰えるという効果なのだが、今回はこれで「祈りの造花」を選択している。
効果は「インフィニティウェポンかハンドレッドガンズを5レベルで取得できる」というものだ。
ここで1度、RW,p.55の遺産継承者に関する注釈を見てほしい。
また、エフェクトを取得できる場合、そのエフェクトの「最大レベル」は、ブリードによる修正を受けない。
……と、書いてある。つまり、「祈りの造花」の効果でインフィニティウェポンを取得する場合、最大レベルは5になるのだ。
これでリミットエフェクトの咎人の剣も、問題なく取得できるという寸法である。
ピュアブリードなら本来7レベルで取らねばならないところを、5レベルで済ませられる。というか取得自体は0点なので、35点浮かせられる。
言うまでもなく、とんでもなく大きい。
ワークスはUGNエージェントCを選んでいるが、例によって精神が上がるならばなんでもいい。ハンドアウトに合わせ、好みのものを取るといいだろう。
◆カスタム
正直、モルフェウスならばおよそ大抵のことはできてしまう。
加えて、基本的な役割自体は「コンセントレイト+咎人の剣+砂の加護」で十分果たせる。
そのため、クリスタライズの20点を何に使うかが焦点となる。
上のビルドでは装甲無視を優先したが、単純に火力を優先するならば「ストライクモード(RW,p.39)」も候補に挙がる。
ただ、デメリットに武器破壊がついてくるため、いちいち武器を作り直さねばならない。なので、侵蝕値が上がりやすくなるのが難点だ。
火力は十分あるし、取り巻きの殲滅に舵を切りたい!というならば、「ジェノサイドモード(EA,p.82)」もいいだろう。簡単に攻撃を範囲化できる。
ただ、これも上と同じく武器が壊れるため、侵蝕値がかさむ。
また、守りを求めて「砂の結界(EA,p.83)」などのカバーリングエフェクトを取るのもありだ。
手番を潰さずにカバーリングができるというのは強い。経験点を割く価値がある。
◆成長
かなり幅広い。
潤沢に経験点があるならば、上記の「砂の結界」やその射程延長である「砂の祝福(EA,p.83)」で守りに走ることもできる。
「シールドクリエイト(EA,p.82)」で盾を装備し、味方をカバーしつつ敵を殴るという騎士プレイもいいだろう。
BCを使えるならば、砂の加護のリミットエフェクト「砂塵霊(BC,p.63)」で更なる火力増強が狙える。
どのような方向であるにしろ、成長先に困ることはあるまい。モルフェウスというのは、そういうシンドロームなのだ。
(担当:山陽)