大好きだった人の話
こんにちは
犬を愛するわたしの話。
この人と出会ったのは
まだマッチングアプリをはじめてすぐの頃
チャットしててとても会話のペースが合う人で、
ノリはいいけど落ち着いてる、
そんな印象だった。
はじめて会うときは今までにないくらい緊張した。
会ってがっかりされたらどうしよって思いながら待ち合わせ場所に行くとそこにいて、
背が高くて優しい顔してた。
笑った顔がすごく好きだったの覚えてる。
ご飯食べておうちデートして、
仲良くなるのに時間はかからなかった。
そこからのわたしはもうすっかり恋愛脳。
高校生みたいに友達に好きな人ができたよーって
報告したり、思い返してふふふってなったり、
年甲斐もなくはしゃいでたな、
と今思えば恥ずかしい。
何度か会って、いい空気感になったから
これは今や!ってなったよね、もう。
今言うべきや!って思ったら口に出てた。
たろうって名前だったから
たろちゃんって呼んでたんだけど
たろちゃん好きよ、ってただ一言。
内心どきどき。
俺も好きって言われたら抱きついちゃおう。
そんなつもりじゃないって言われたら
そっか、ごめんね、気にしないで。って言う予定。
どっちでも準備は万端!
修羅場育ち女子なめんな!
(この話はまたどこかで笑)
って構えてたらたろちゃんは
うーん、ありがと、、、、、って困ってる。
どっちなんー?ダメな方ちゃうかこれー?
脳内プランBスタンバイかー?って思ってたら
たろちゃんがそのまま
、、、、俺、結婚してる。
そのパターンは用意してないわ笑
いや、用意しなかったわたしの問題やねん。
そりゃこんなにかっこいいんだもの
もうすでに誰かいてもなーんもおかしくない
なんでフリーやと思ったんやわたし、、、、
わたしのあほー
って思ったわたしのどあほー!!
って今思えばわかるけど。
なんせ恋愛脳で酔っ払ってるので
こんなに大好きやのになぁ、、、、
この気持ちはどこにも持っていけません。
胸の奥にしまっときます。
行場のない気持ちがかわいそうに思えて
せめて自分で昇華してあげたくて
大好きよ、たろちゃんって
心のなかで何度も何度も言いながら
傷ついてない平気な顔して
悲しそうな彼をなぐさめたのでした。
そんな彼は今もどこかの誰かに
優しい笑顔をしてるのかしら。
みんな幸せになりますように。