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【ボカロで学ぶ!】楽曲構成講座 要素編①~イントロ2回~


どうも~~~それでは第4回、元気にやっていきますよ!

まずはいつも通り、前回のおさらいから!

前回では「2サビがラスサビ」パターンをやりましたね。サビが2回しかこないという点では基本編②と同じなのですが、どんな違いがあるのか、といったこともなんとなくわかっていただいたと思います。・・・だよね?
はい、復習終わり!

実はですね、基本となる構成のパターンは前回まででだいたいカバーできちゃったんですよ。わーい!

お疲れ様でした、基本編は前回で終了でございます!

では今回はなんなのかというと、タイトルには要素編と書いてありますね!ここからは曲のパターンと似てはいるのですが、曲の構成における一要素を紹介していきたいと思います。どういうことか?というのは曲を見ていけばわかることでしょう。ということでさっそくいくよー!


夜咄ディセイブ

イントロ→1A→イントロ→1A→1B→1サビ→イントロ→2A→2B→2サビ→間奏(ソロ)→ラスサビ→アウトロ

さて、タイトルにもある「イントロ2回」、これどこかで見たことありませんか?
そうです、基本編②のモザイクロール、基本編③のワールズエンド・ダンスホールに全く同じものがありましたね!今回はその時少し話したものをもう少し詳しく紹介したいと思います!
おわかりかとは思いますが、構成表記のうち”イントロ→1A→イントロ→1A”のところが該当部分になります。名前のとおり、イントロが2回きていますね。
重要なのは、一度歌に入ってからもう一度イントロに戻るという点です。これによってどういう効果が得られるのかというのが今回のキモとなります!

まず、最初にイントロが始まりますよね。曲を初めて聴く時、イントロはとっても重要です。なにせ曲を再生して最初に聴こえるところですから、ここで好みでないとその先を聴いてもらえない可能性があるわけなんです。作曲者としてはいかにこのイントロで視聴者の心を掴むか、というのが命題のひとつでもあると思います。
では改めてこの曲を聴いてみてください。このイントロ部分、ギターがとても印象的だとは思いませんか?これがこの曲における”つかみ”となるメロディということです。これだけ印象的なギターを、Aメロの後にもう一度聴かせることで、さらに強く視聴者に印象づけるのです。この曲では1サビの後にもイントロのフレーズが聴けるので、合計3回聴くことになりますね。聴き終えてこのイントロのギターが頭の中で流れたならもう術中です。ついリピートしてしまいますよね。そういった狙いがこの「イントロ2回」にはあるのです。よろしいでしょうか!

・・・私の構成表記は「1サビ後のイントロと同じメロディの間奏」も「イントロ」として表記しているため、正直ちょっとわかりにくいかもしれませんね!wすみません!



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(ヘッダー画像はこちらのスクリーンショットになります)

イントロ→1A→イントロ→1A→1B→1サビ→イントロ→2A→2B→ラスサビ→アウトロ

続いてはこちらの曲。イントロ2回の該当部分は全く同じですね。
しかし実際に曲を聴いていくと、曲のサウンドに造形の深い方はこう言うかもしれません。「主旋律はたしかに一緒だけどリズムが違わない?」と。
そのとおりです。具体的に言うとドラムパターンが変わっているため、体感としてのリズムが変わっているような感じです(ちなみに先に紹介した夜咄ディセイブも、正確にはパターンが少し変わっています)。

これに返答するには、そもそもの構成の定義に触れる必要がありますね。
ここまでAメロBメロとパートを分けてきましたが、まずこのパートはどうやって分けているのか?何度も言っているように構成の解釈は曖昧なものではあるのですが、基準はあるのです。それは、主旋律(メロディ)です。
いきなり難しそうな単語を出しましたが、そんなに難解ではありませんよ!歌っている部分においてはその歌メロが主旋律となります。歌っていない部分(イントロ、間奏、アウトロ等)は、ギターやシンセサイザーなどの、一番聴こえてくる音です。たとえばこの曲のイントロだと、「テンーテンーテンーテンーテンテン」って音!幼稚な表現でごめんなさいw
とにかく、基本的にはこれらの音もしくはフレーズを基準にここまではAメロ、ここからはBメロと分けているんです。つまりですね、リズムが変わっていたとしてもメロディが変わっていなければ同じパート!ということなんです。少なくとも私はそう思うよ!

説明のためとはいえ、難しいことを長々とすみません。とりあえずは一番聴こえる部分の変化で構成を分けているんだと思っていただければ大丈夫です!
なんかだすごい遠回りしちゃいましたが、要はこの曲もリズムこそ変わりますがちゃーんとイントロ2回のパターンだよってこと!なんとなく理解してもらえたかな!




はい、以上でございます!

基本編②と③で登場した「イントロ2回」を、その狙いや効果について説明していきました。最後ではリズムに騙されるな!という話もしましたね(誇張表現)。
正直言うとこれはそんなにたくさんの種類あるわけではないのですが、「イントロ→1A→イントロ→1A」というこの形が本当に頻出のパターンになるので、その重要性を考えてここで独立した記事としてまとめさせていただきました。みんなの好きな曲の中にもこのパターンの曲がいくつかあるはず!そんな曲を探してみると、曲の新たね魅力に出会えるかもしれませんよ?
いい風なことを言ったところで今回はここまで!また次回!




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#vocanote #VOCALOID

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