”シャルルビート”について
Twitterにて「シャルルビート」という言葉を便利使いしていたら「シャルルビートってなんだよ」という声がいくつかありましたので、ここで軽い説明を。
シャルルビートというのは、私がとあるビートに対して勝手に命名した造語です。
元ネタはもちろんこの曲。
具体的にどこのことかと言うと、シャルルのイントロ部分。
わかりやすくドラムだけ抽出しますが、ここのことです。
見た目的にもわかりやすいように、ピアノロールも貼っておきましょう。
以上、説明終わり。
・・・っていうのはさすがに味気なさすぎるので、もう少し具体的に話します。
この「シャルルビート」、もっとも大きな特徴のひとつにスネアのタイミングがあります。
スネアというのはシンバルとかでなく、一番よく響いてる太鼓ですね。このビートでいうと「ンータンッタッ、ンータンッタッ」って鳴ってるやつ。
もっとも大きな特徴というか、このタイミングのドラムを聴いたらシャルルビートに分類しますので、定義と言っていいですね。
ただこのタイミングで鳴ること自体はそこまで珍しいことではありません。
この曲とか、最初から鳴りまくってますね。というより9mmの曲でよく見受けられます。
つまり、ダサいリズムですね。(褒め言葉です)
ただボカロシーンにおいてはあまりこのフレーズを聴くことがなかったのですが、近年の人気曲にこのリズムが登場することがものすごく増えているんです。具体例を挙げるなら、
ほぼ全編に渡って流れてる
イントロ、サビ、アウトロで
サビ。ただし変則パターン(裏拍4つ打ちとシャルルビートを交互に繰り返し)
イントロのみ登場
ナンセンス文学と全く同じ変則パターン。Aメロとサビ、イントロアウトロ(カウベルがシャルルビート)
Cメロの一部(「君を力一杯抱きしめていたって 」の部分)
殿堂入り以上の曲でざっくり探しても、これだけ出てきます。再生数5桁以下でもしっかり探していけばもっと見つかるのではないでしょうか。
また最後にYASUHIROさんの曲を挙げましたが、この方はシャルル以前にもシャルルビートを使用した曲を投稿されています。(アイアムソフィなど)
このように探せばシャルル以前にもシャルルビートの曲を見つけることはできます。しかし、ポイントは「シャルルが投稿されて以降にこのフレーズの曲が爆発的に増えた」という点です。以前と以降では、採用される頻度が明らかに違います。
ここから考えると、シャルルの影響力は絶大だと言えるのではないでしょうか。そんな意味を込めての”シャルル”ビートです。
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