ラブソングを殺さないで

AメロBメロサビから解き放たれろ〜PSのすゝめ~



こんにちは!!そういうわけでタイトルどおり、

乗っからせていただきます!!


え、PSってなんの略かだって?それはほらアレだよ、追伸だよ(適当


細かいことは元記事が説明してくれてるのでまるっとスルーしてさっそくいきますよ・・・とその前に。

今回構成ベースの話ということで、Aメロとかサビとかいう言葉が飛び交いますが。
1A←これは1番Aメロ
2サビ←これは2番サビ
こんな書き方をしていきます!
また、以下に書かれる構成は完全に私独自の解釈によるものなので、正式には違う構成だという可能性が大いにあります!私はこう考えてるよーくらいの雰囲気で話してますので、軽い気持ちで聞いていただければと。

よし、まえがき終わり!いきますよー!


※今回若干テンションが高めです。悪ノリ好きだからね、しょうがないね。


【MAYU】アッカンベーダ【オリジナルPV】

はい、PはピノキオPのPでございます。ピノキオPはオーソドックスな構成の曲も多いですが、多作なこともあってけっこうおもしろい構成の曲もあるんです。

構成を大まかに記すと、

1A→1B→1サビ→2A→間奏→2B(変則)→ラスサビ→A→ラスサビ→アウトロ

といった感じです。まず(変則)ってなんだよと。これはこの部分のメロディの始まりが今までになかったメロディで、Cメロか?と思いきや後半でBメロがやってきます。繋がりの自然さからもパートを分ける必要はないかなと思ったので、前半はBメロをアレンジしたという解釈にしました!
またラスサビ2回あることについて。これを考えるうえでポイントになるのがその間に挟まれているAメロです。このAメロ、本来のAメロの半分の長さになっており、ラスサビの真ん中にフックとして差し込まれた形になっているんです。そういう意味合いを込めてのこの表記です。
曲の華ともいえるサビですが、クライマックスで訪れるラスサビは一際力の入る部分でしょう。ここでいかに曲の魅力をリスナーに伝えるかというのがひとつのポイントとなるわけです。そのためこういったラストに変則的な差し込みが行われる曲がたまーーにあります。実際、盛り上がるサビ→しずしずとしたAメロ→盛り上がるサビとメリハリがついていますし、メロディの合間に挟むことで薬味的な効果があるんですね。そう、薬味。我ながらいいたとえ!


【初音ミク】ラブソングを殺さないで【オリジナルPV】

この中二全開な感じのタイトル好き。
はい、関係ない話しました。怒られる前に本題入りますね。

イントロ→A→サビ→A→間奏→A→B→サビ→A→アウトロ

・・・この表記、かなり怪しいです。
なぜかと言うと、まず1番2番という概念で考えにくい!さらにAメロが多すぎる!なんならサビより印象的な感じがするし、もしかしたらサビのない構成ととることもできるかもしれません(そうなると、順番を考えてサビがBメロ、本来のBメロがCメロとなります)。さらにさらに、場所によってAメロが1回しだったり2回しだったり3回しだったりと、長さがバラバラなのがまた輪をかけてわかりにくくしている!もはやサビのない曲どころか、音楽の教科書にあるような、サビのようなものがなくて3番とか4番まであるような構成と考えるのもアリかもしれないですね。なんて考えにくい構成なんだ!
そんなわかりにくい構成なのにこれだけの再生数を誇っているのは、『それもひとつの愛のカタチ』というフレーズを基点にしたキャッチーで一貫性のあるAメロの存在感のおかげです。またその存在感を落とさないよう、要所でサビや間奏などを挟み、中だるみを防いでいるのです。


こんな感じで、序盤から大分クレイジーな曲を紹介してしまいました。乗っかり元の記事が4曲紹介なため私もそれに倣って4曲紹介とするつもりですが(レギュレーション遵守)、あと2曲も相当やばい構成になってます。では心して見ていきましょう!


【初音ミク】「ロックンロールハイプのテーマ」【オリジナル曲】

というわけで二人目、PSのS、沢田凛さんです!こちら私の2016年ボカロ10選に選出された曲でございます!よろしければそちらもぜひ!
さて構成ですね。こちらはこうなっております。

A→B→1サビ→間奏→C→D→2サビ→E→ラスサビ→アウトロ→F→アウトロ

・・・・・・。

なにこれ。


サビのおかげでかろうじて1番2番の体裁が保ててますが、サビ以外のメロディは同じものが一度もきません。全部使い捨てです(言い方がとても悪い)。普通の歌モノの曲の構成でFって初めてみたよ私。クラシックかよ。
その不安定さこそがこの曲の魅力であり、武器なんですけどね!こんな危ういバランスで曲を成立させてしまうなんて、やろうと思ってもできることではないです。この歌メロ、構成における絶妙なバランス感覚こそが沢田さんの魅力なのです!


【初音ミク】「アグリラ」【オリジナル曲】

こちらは2015年ボカロ10選に入れた曲ですね!宣伝は絶やすな。
ではこちらの構成ですが・・・

イントロ→1A→1サビ→1B→1サビ→2A→間奏→2サビ→2B→ラスサビ→アウトロ

このサビに挟まれたBメロ。ここまで順番に読んできた人であれば「これ進研ゼミでやったやつだ!」となるかもしれません。「これもフックとしてちょっと差し込まれてるだけなんだ!」と。

違うんです。

なぜなら1番で既に差し込まれているから。アッカンベーダの項では”クライマックスであるラスサビの演出として”といった説明をしたと思います。それがこの曲では1番でもふっつうーーに、なにげなーーーーくBメロが挟まっています。サビの方も「え?俺らもともとこんなんだけど?」みたいな顔して進行します。なんなら2つ目の1サビは前半を静かにしたりと、それぞれガッツリ役割を持たせて差別化しています。
つまりはこの曲は、1番だけでサビが2回登場する曲なのです。このような構成は本当に初めて見ました。私が勉強不足なだけで世の中にはそんな構成の曲はごまんと存在するのかもしれませんが、とても珍しいのは確かです。イカれてます。でも好き。



はい、いかがでしたでしょうか!
今回伝えたかったのは、構成って意識して聴くとおもしろいよ!ってことです!他の記事でも言ったなこれ!何度も言っているくらい私は曲構成の虜だということです。その魅力をみんなにも伝えたい・・・!

『君に伝えたい』

はいこれは世界一の曲ですね。
そんな感じでしっちゃかめっちゃかにしたところで今回は終わりです!




#vocanote #感想 #VOCALOID

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