デンマークの四季 - 冬 - わたし編
わたしが最後に過ごした季節、冬。
クリスマスがとにかく大好きなわたしは、
デンマークでクリスマスの時期を過ごすことができ、毎日ときめきが止まらなかった。
と同時に、帰国へのカウントダウンが始まる。
「すぐにでも戻ってきたい、でもそれはいつになるかわからない」
そんな気持ちから、学校で過ごす最後から2番目の週末、夜中にタクシーを予約して、大好きな街オーフス（Aarhus）へと向かった。
朝起きたらわたしが部屋におらず、
ルームメイトを心配させてしまった。ごめん。
でも、今行かなきゃ！行きたい！
その一心で、わくわくが止まらなかった。
オーフスは、デンマーク生活が始まって1週間ほど経った頃に訪れた街。洗練された雰囲気に惹かれた。その後、友達と一緒に10月11月と2回訪れたのだが、最後にもう一度行っておきたい街だった。
寮に帰ってルームメイトに話したら、
まさかの彼女も同じものを持っていた。
可愛いおもちゃに子ども服
大好きな景色を自分の目に納めたくて
地図を見ずにあちこちお散歩した。
最後に行けて良かったなあ。
そうそう、デンマークには
winter bathing（寒中水泳）の文化がある。
毎週末、海に出掛けていく友達を見送っていたわたしだが、最後に経験しておきたい、そんな気持ちになり、ついに参加。
10秒ほどで限界だったが、
水から上がると体がぽかぽかしてくるし、
なんだかすっきりした気分。
また機会があれば、やってみたいなと思う。
そして美しかった朝の空。
日の入りが遅くなっているため、ちょうど朝起きる頃、朝日や朝焼けの空を見ることができた。
わたしはこれまで圧倒的に夕日派だったが、
この冬を経て朝日の良さを感じることができた。
余すことなく、デンマークを楽しみ尽くした冬。