1.初めて自由時間が出来ました

出産から約2ヶ月半。
怒涛の毎日に追われながらも、少しだけ余裕が出来始めたので、記録を残そうと思う。

妊娠中はつわりがあり、何も出来なかった。何もしなくても問題なかった。
子供が産まれて、やらなければならないことが増えた。
不思議なことに、あの面倒臭がりで何でも後回しにする私が、子供のことになると後回しに出来なくて。やってあげたくなる。
それでも身体はボロボロで、心に追いつかなくて。何度も涙を流した。

今やっと少し余裕を持てるようになった。
たった2ヶ月半でも、悩みはどんどん変わって、困ることや不安なことも多い。これから成長に合わせて、ずっと悩み、考え、試行錯誤を繰り返すのだと思う。
その過程も楽しめるように、少しでも同じ悩みを持つ人の力になれるように。
そう思ってこのnoteを始めました。

リアルタイムの気持ちや考えを少しでも残したい。
毎日1日どころか、数時間、数分単位で変わっていく気持ちを忘れないでいたい。

子供が泣いていると、どうしていいかわからずこちらが泣きたくなることもある。もう無理、私に育児は無理だ。そう思う。でも泣き止んで可愛い寝顔や笑顔を見ると、とても幸せに満ちて、やらなくていいことまでやりたくなる。育児もこの子となら乗り越えられると思う。

シングルマザーで子供と2人暮らし。
泣いててもすぐに抱っこしてあげられないこともある。すでに我慢をさせてしまっていることもある。
それでもこの子が少しでも幸せになれるように、全力を尽くしたい。

私自身、両親が小学生の頃に離婚し、母子家庭で育ってきた。父親がいなくて辛いこともあったけど、いないからこそ経験できた良いこともあった。
まさか自分が母親と同じ立場になるとは思わなかった。それでもやっていけると思えたのは母親の背中を見てきたから。
「普通」の家庭に憧れて、結局「普通」の夫婦になれず、シングルマザーになった。それでも自分で選んだ道。子供には「普通」ならなかったはずの苦労をかけさせてしまうかもしれないのはとても申し訳ない。
それでも自分の選んだ道を後悔したくない。後悔しないために出来ることをやりたい。
選んだ道が正解か不正解かわからないけど、自分次第で正解にも不正解にもなると思う。正解の道を選べたかはわからないが、選んだ道を正解には出来る。そう信じている。

私がシングルマザーの道を選べたのは、手に職があったからだろう。薬剤師という職で良かったと思う。
これから、仕事と育児を両立していくのは、決して簡単なことではないだろう。
仕事だけでいっぱいいっぱいになった時期もあった。今は育児だけでいっぱいいっぱい。果たして両立出来るのか。
でも、生きていくためには両立するしかない。それが選んだ道だから。

今まで人生で何度も選択をしてきた。選んだ直後に、違う道の方が良かったんじゃないかと思うこともあった。
それでも時が過ぎ落ち着くと、自分の選んだ道が最善だったと思えることがほとんどだった。
その時の選択がなければ今の自分はない。

育児は正解がない。
色んな考え方があり、色んな子供がいて、色んな個性があって、色んな親がいる。
今の時代はスマホで簡単に情報収集が出来る。調べればたくさんの情報が出てくる。出てき過ぎてしまう。真逆のことが書かれてることも多く、素人には正しい情報の取捨選択がとても難しい。

共通して書かれてることは「子供によってそれぞれです。自分の子供に合ったやり方を」。
何を見て、どんな時はどうするのか、それがわからなければ、結局自分の子供に合うやり方はわからない。判断基準がわからない。

情報が得られなかった時代と、情報が多過ぎて何が正しいかわからない時代。
どちらの育児が楽なのだろう。どちらも大変であることに変わりはないだろう。

薬剤師としての視点から、母親としての視点から、わからないなりに最善を尽くして、わからないなりに模索して、辛いことも楽しみながら育児していきたい。
子供が立派に独り立ちできるその時まで。

母親をやらせてくれてありがとう。
育児ができる期間は一体どれくらいだろう。子供が成人するまでと仮定しても、18年。その頃には自分のことは自分で出来るようになっているだろう。
今の、何から何まで母親がやってあげられるのはいつまでだろう。
過干渉にならないようにしたいが、いつまでも子供の力になれる母親でありたい。
長いようで短い育児を、共に楽しんで全力で過ごしたい。
充実した毎日が送れますように。

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