22.母乳の誤解
妊婦全員、母乳は産んだら自動的に必要量がすぐ出てくる。
そう思っていませんか?
そんなことはありません。
出ない人もいるんだよね。それくらいは知っている人も多いかもしれない。
では出る人はどうしているか。
産んだ直後からとにかく頻回授乳。
昼夜問わず、可能な限り吸ってもらう。身体に母乳が必要であることを伝えて、出るようにする。
もちろん母乳の生成量も人それぞれである。
すぐにたくさん出るようになる人もいれば、どんなに頑張っても足りずミルクを足すことになる人もいる。
私は、母乳で育てるかミルクを使うか、母親が決めればいいと思っている。
周りは母親の決定を全力でサポートすればいいと思っている。
間違っても、周りが母乳にしろ、ミルクにしろ、と言ってはいけないと思う。
ただ、経験談として、産む前に母乳で育てるためには何をしたらいいか知る機会があれば良かったと思った。
こんなに大変なら母乳を選ばなかった。ここを頑張れば完全母乳で育てれたならもっと頑張った。そういう後悔をする人が少しでも減るといいと思った。
母乳の出方は人それぞれ異なる。一概に言えないから難しいんだと思う。それでも、幾つかのパターンを知っているだけでも違うと思う。
個人的には母乳だろうがミルクだろうが、違いはないと思っている。だからこそ、母親の意向に沿うことが大切だと思う。元々したかった方になればいいけど、泣く泣く諦めたり情報不足で後悔したりすることが1番良くないと思う。
産んだ直後のボロボロの身体で大きな決断をするのは大変である。
妊娠がわかった段階から、色々情報を得て考えて、決める時間があればいいと思った。