映画(アニメ)を映画館で観る観るフェア2023
■お前はなぜ映画館で映画を観ないのか
映画は家で見るより映画館で観たい派です。
大画面、素晴らしい音響、時に観客と共に感じる一体感。他に誰もいない時もまた良し。ど真ん中に座って独り占め。
ではなぜ行かないのでしょうか?それはいつも大体同じ理由です。
観たい映画がある状態で仕事で忙しい時期に特に理由もなくTwitterやニュースサイトなどをウロウロする
映画の感想や評価を目にする
観てもないのになんかもうわかった気になってしまいなんとなく行く気が薄れる
忙しさを理由にぬるっと公開日を逃す
なんと愚かな流れ。受動的インターネッターの悲しき末路。
このようなことを繰り返しては何も観ることはできません。
というわけで対策を考えました。
少しでも観たい映画は事前にリストアップ。
公開日周辺はネットを控えて、とにかく早めに観にいく。
体力とスケジュールに余裕がある日で…などと調整していると全く行ける気配がしなかったのですぐ予約してすぐ行く、くらいのテンションで臨みました。
間違っても鑑賞料金が安いサービスデーに合わせたいなどと考えてはいけません。
結果1年に1回観るか観ないかだったのが今年は月1本くらい観られたので感想メモを書きます。
お話の重要なネタバレはしないつもりですが気になる人はご注意ください。
■『劇場版 名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』
熱い感想をTwitterで見かけたので行ってきました。めちゃくちゃ面白かったです。黒の組織と高額施設の大破壊と蘭ねーちゃんの理不尽な強さが観られればわたしは大満足です。
OPのアレンジが毎回楽しみ。今回もかなり好き。これだけ集めたサントラ欲しい
パシフィックブイが出てきた時に「今回の被害施設だ…」「司令部みたいなとこ超かっこいい!ネルフみたい!」「こんなに立派な施設が完全破壊されてしまうなんて…」とまだ壊される予感すらない時から言ってた
被害総額をざっくり計算して絶望するのが好き。鈴木財閥が出ていると安心します(パシフィックブイは鈴木財閥は出資してないと思うけど)
蘭ねーちゃんが常軌を逸した身体能力を発揮するとこ本当に好き
キール常に疑われて負傷したり拘束されたりしてて不憫すぎる。キールのおかげで色々クリティカルな状況にならないのでみんな感謝してほしい
ジン兄貴の髪が麗しすぎる
阿笠博士が哀ちゃんのこと大事にしていて良かった
■『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』
PSYCHO-PASSシリーズ好きで映像作品は全部追いかけて観てます。
今作PPPはテレビアニメ3期→完結編の劇場版FIRST INSPECTORからの3期シリーズの3作目。3期劇場版から3年くらい経っていて話の筋を記憶消失した状態で観に行きました。
時系列としては2期と3期の間の話で、とある重大な研究文書とそれを謎の目的で狙う元特殊部隊、公安飛び出して色々あったのに帰ってくる狡噛さん、そして3期では明かされなかった1期2期の主人公である常守朱音さんが3期でなぜ突然収監されていたのか、また3期の主人公たちの家族や主要人物の死にまつわる複雑な事件の真相が明かされます。
特に灼のお父さんと炯のお兄ちゃんの死の真相は3期の主軸の謎だったのにだいぶ長く秘されていたのでモヤッモヤしてましたがスッキリです。悲しいですが!!
忘れていることが多くて家に帰ってすぐに3期を見直しました。
劇場版はいつもテレビシリーズよりちょっと硬派なんですよね。
今作『PPP』だけ単独で観て楽しめるかどうかはちょっと難しいかもしれませんが、近未来SF+警察物なので攻殻機動隊が好きな人は好きかもしれません。
AIが人の心理を診断して職業から犯罪者の逮捕まであらゆることを決めてしまう世界観ですが、なんだか遠くなくなってきてすごいなと思います。
個人的には狡噛さんと朱音さん(と宜野座さん)の恋愛にならないバディ関係がとても好みです。
とはいえ完全にゼロでもなさそうなのもありがたい。
背景と音響がえぐすぎて気絶した
AIがギーガーの作品を学習して出力したみたいな背景がえぐい
バトルinバーチャル阿蘇
狡噛慎也、不器用さが突破しすぎて
フレデリカはちょっと前までライバルお色気お姉さんだったのにワンちゃんっぽくなってきた 今回はダメムーブを背負わされて損な役回りでした…
相変わらずシビュラシステムが朱音さんのことお気に入りなのが好き
シビュラちゃんかわいそうに
私は宜野座伸元さんが好きなので活躍してくれて嬉しかったです
ちょっと待ってほむらさんのことなんもわからんかった!!4期あるの!?ねえ!!?
■『THE FIRST SLAM DUNK』
だいぶ出遅れましたが、長く上映されているおかげで観られました。
原作は連載後半からリアルタイムで読んでいました。
当時男子も女子も陽キャも読んでいて単行本の貸し借りもクラス内で頻繁に行われており、スラダンは完全にコミュニケーションツールでした。
そうです。スラダンは陽の人たちの物。
井上雄彦先生の超画力から繰り出される男子はオタク少女である私にとって完全に劇物でしたが、「流川の下まつげの数を数えたい…」「このビジュアルで下の名前が楓、楓ですよ、ちょっと誰か!!」のような真(まこと)の気持ちからこぼれ出る言葉は封じざるを得ず、スラダンの話はバスケの時間に「左手は添えるだけ」とか言うくらいでした。
今は好きなように流川の下まつげの本数を数えられます。大人になってよかったです。
山王戦の試合の展開は覚えているし、残りの試合時間で「もう一回返されたあと最後にこうかな」と予想できそうなのに、素直に熱くなれて、いけーーー!!走れーー!!と叫びそうになる勢いでした。
原作のアニメ化映画というより続編観たような気分で嬉しかったです。
原作はその後あっさりとモノローグだけで決勝戦に負けたことが書かれていて、後を引かずに終わってしまってもうちょっと続き読みたい気持ちが強かったんですよね。
原作を好きな人達が作品のクオリティに本当に喜んでいるのがすごく良かったです。オタクはオタクが喜ぶところが好きです。
以下オタクの感想
宮城家お母さんと距離近くない…?
宮城家お兄ちゃんと距離近くない…?
宮城家こんなに重かったっけ…!?
宮城くんが桜木のユニフォームひっぱるところに「!!?」ってなった
宮城くんがみんなにワチャチャーってされるところに「!!??」ってなった
↑オタクは超かわいいという感情が湧き上がるんですが、一般的にどういう視聴感情を起こさせるシーンなんでしょうか
沢北くんかっこいい ものすごく素直にかっこいい
つられ泣き
ゴリと結婚したい
流川のまつげを数えそこねた(一緒に行った妹も言ってた)
桜木花道が主人公すぎる
ここまで宮城くんが主人公だったのに一気に主人公になった
最終的に三井寿の顔を追っていた時間が一番長かった
■『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
マリオ好きなので観に行きました。大満足でした。
思った100倍ブラザーズのお互いの愛が強く、兄弟愛が好物な私は笑顔でした。ルイージはヒロインが似合います。
あと良かったのはクッパ様です。
いつもマリオに結局負けるんですけど実はカリスマ性と武力でそのトゲトゲの厚い甲羅にかめちゃんたちとクッパ帝国を背負う王じゃないですか。今回冒頭のペンギンの国侵略シーンで炎の熱さを肌に感じが如くのハイクオリティな画で圧倒的な強さが表現されていて本当に良かったですね。クッパ様の強い姿は全クッパファンが待ち望んだ映像だと思います。まあ負けるんですけど。
炎吐けるしピアノ上手いし結婚したいですよね。
キノコ王国行ってからブロックと土管が良すぎてUSJ行きたくなってきた、あれ体験できるんですか
死だけが唯一の希望とかしゃべる星怖すぎる なんやねんあの星 あんなにダークなキャラマリオシリーズのどこにいたの
と思って調べたらみんななんやねん知らんあんな星になってた
なにげにピーチ姫の出自が明かされたのは今回が初めてでは
キノピオが自分たちのことをかわいいと思っているのが良かった
クッパ様かわいすぎる
次回作ヨッシー期待
気づいたら4時間も書いてた。
『君たちはどう生きるか』の感想を書こうと思って書き始めたんですが長くなりすぎました。また次回にします。