台風


昨日は結構な雨風だった。テレビの言う
「不要不急の外出は避けましょう」
の文句を言うほどのことはなさそうに思えたけど、一歩も家から出ていない。旦那様は在宅勤務、子供たちも家にいたし、私の仕事も台風の影響で休みになった。
家族が外に出たのは、13歳の長男に
「どれぐらいの雨風か、ちょっと見てきてごらん」
と言って、玄関の外のポリバケツにごみを捨てに行ってもらったのと、私が居間のガラス戸を開けて何度か様子を見たぐらいだ。

強い台風と言えば、私にとっては平成3年(1991年)の台風19号、いわゆる”りんご台風”だ。当時の私は18歳で受験生だった。
その時は山口県の実家の二階で昼寝をしていた。すると家の前の電線が風で引きちぎられたのか、ビカッと明るく光って目が覚めたのを覚えている。それと同時に停電して、山を切り開いて作った住宅地のてっぺん辺りに住んでいた我が家は、断水したんじゃなかったかな。その時は電気も水も無事だった祖父母の家に非難したのを覚えている。どれぐらいの期間、身を寄せていたのかは覚えていない。

収穫が間近だったりんごは無残にも大半が風で落ち、落ちなかったりんごは、”落ちないりんご”として、受験生に重宝された。私は買わなかったけど。ああだから、あのりんごを買わなかったから、ことごとく受験に落ちたのか?(笑)
あれからしばらく、強い台風と言えばりんご台風だった。

でも、最近のこの風水害はどうだ?台風だけじゃない、
「一か月分の雨が半日で降る」
「数年に一度の…」
「今までに経験したことのない…」
と言う自然現象が、次々にやってくる。ああ、高校の時に言われていたこと、その後に科学者が言っていたことが、どんどん現実になっている。地球温暖化によって、台風が巨大化するって。
こういう風水害で被害に遭うのは皆だけど、特に農業、漁業の被害は痛ましい。せっかく苗を植えた野菜や、収穫前の果物や、ビニールハウスの倒壊や。

結婚して千葉県に来てからも、大きな台風は何度か経験した。2019年=令和元年の房総半島台風15号と、東日本台風19号だ。あの時はいろいろな物が飛ばされ、隣の家の庭はぐちゃぐちゃになっていた。真夜中に通った19号?の時は千葉市を台風の中心が通り、雨風の音も破壊的だった。子供たちは眠っていたけれど、起きていたらきっと息子は興奮し、娘は怖がっただろう。

今回の台風7号も、予想進路から言ってあれぐらいの被害が出るかと思ったが、太平洋側にそれて行ったのでそれほどでもなかった.。停電になったらいけないと、木曜には息子が太陽光発電の蓄電池を「使う」モードから「蓄電する」モードにしてくれていたけれど、停電の心配はないと判断して、金曜朝には旦那様が「使う」モードに戻していた。
何はともあれ、何事もなくて良かった。

今朝は台風一過で、ウォーキングする時は空気が澄んでいた。草木は散らばっていたけれど、空気の透明度が増していたし、わりと涼しかった。
でも涼しいのは朝のうちだけ。今から、どんどん熱くなるらしい。


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