四街道市役所
今日も、四街道市役所でお弁当を売った。
いつも通りに現地に10時前に着いて、お弁当を売る準備をしていた。準備の途中から、朝のラッシュが始まった。着いた途端にラッシュがあることはままあることだけれど、今日はかつてないラッシュだった。
市役所はいつもより人が多かった。2階に行く人が多かったから、年度末の税の申告でも始まったのではないかと思う。持って行った6種類のお弁当の、高いものもどんどん売れる。
「結構な売れ行きだな」
「お給料が出た人が多いのかなあ。富裕層が多いのかなあ」
と思っていた。
12時過ぎにはもう、お弁当が売り切れになった。こういうことも、たまーにある。でも今日は、最後にお惣菜が3つ余ってしまった。
「お総菜いかがですかー」
「300円でーす」
と声を張り上げ、2つ売ったところで、
「最後の一つは私が買います。もう帰りましょう」
と、しびれを切らして言ってしまった(苦笑)
事業所に帰って売り上げを計算すると、初めて自分の目標額を超えていた\(^o^)/私はすごく喜んで報告し、皆が拍手してくれた。私は嬉しかった。
でも後から、一緒に売っていたもう一人の利用者が、スタッフから「おめでとう!」と言われた時に、
「はあ。でも自分は売ってただけ。みんなで作ったお弁当だし…」
とのことを言っていて、私は「あー、そりゃそうだな」と思った。あの拍手は私たち、売り子に向けられたものではなく、皆で喜び合う拍手だったのだと。私はちょっと主人公気取りになっていたことに気づいて、反省した。
その後にパソコンで「インスタを始めました。フォローしてください」ポスターをQRコード入りで作り、ここでも私は「すごーい」と言われた。でもここでは、私は手放しでは喜べなかった。ポスターを作れたのは、作れるようにセッティングしてくれたサービス管理者のおかげであり、ラミネートしてくれた利用者のおかげであり、その作業を手伝ってくれた他の人たちのおかげでもあったから。
そう。市役所販売にしてもポスター作りにしても、私はその一端を担っただけで、主人公ではない。若い頃はそう思っていたしそれで許されたかもしれないけれど、もうそんな年ではないし現実はそんなことない。改めてそう気づかせてくれた、一緒に売り子をしてくれた娘に、感謝感謝<m(__)m>