フォレストアドベンチャー千葉

8月末の日曜日は、私の午前中の仕事の後に家族で'フォレストアドベンチャー千葉'に行った。
フォレストアドベンチャーとは、森の木の上に作ったアスレチックのような遊び場だ。

どこかの遊園地や室内に行くよりも体を動かせるし、よっぽど健康的だ。小5と中1の子どもたちだけでなく、私もワクワクしていた。(でもきっと、旦那様は別!(^^))
でもいくらやる気は満々でも、実際に自分がやり切れるかどうかは分からない。命綱や手づかみロープがあったとしても綱渡りなんてハードルが高すぎだし、「キャーキャー」「うぉーうぉー」叫ぶこと間違いなしだし、他の人がいたらブレーキになってしまうし、翌日は絶対に肩こりからくる頭痛と吐き気で、きっと仕事を休んでしまう。ご主人様も子どもたちも、私がプレイすることに対しては反対だ。
「じゃあ現地で事情を説明してみよう。妙案があるかも知れない」
と、淡い期待を持って、現地へ行った。
「主人と子供たちの予約はしていますが、私もやりたいです。障がい者手帳があってもできますか?」
「予約がなくても空いていればできます。障がいがあるからダメと言うことはありませんが、全て自己責任になります」
ま、そりゃあそうだよね。そりゃあ分かってる。怪我したらフォレストアドベンチャーを訴えるようなことはしないよ。ただ何か、出来なかった時やブレーキになってしまった時のための、案とかはないの?
ん~、そうか。今回は見学して、次回に出来るかどうかを判断しよう。

旦那様と子供たちは出発して、私は一人、受付に取り残された。家族の進む木の下を付いて行こうと思ったけれど、道なんてなくて、もちろん舗装もされていない凸凹道を進んで行くのは、私は出来なくて、スタート地点で待っていることにした。

森の中は静かだ。聞えるのは行きかうスタッフの声や足音、時々アスレチックを終えてきた家族連れの声だけだ。いや、うるさい。虫の音や鳥の声など。

私は立ち仕事を終えて疲れていて、持ってきたスマホも本も鞄に入れたまま、ぼーっとベンチに座っていた。
「ミーンミンミンミンミン、ツクツクボーシ・・・」
「カサカサカサ・・・」
森の中の音、自然のにおい。そよ風が吹いて、フロントに掛けられたたくさんの風鈴の音が鳴っている、蝉だけではなく、いろいろな虫や鳥の声・・・ちっとも静かなんかではない。それらの音は、永遠に続いて行く。途切れることなく、永遠に。聞いていて、感じていて全く嫌ではなく、飽きることがない。
気づくと、あんなに匂っていた木の香りも、様々な自然の音も気にならなくなっていた。私は、自然に溶け込んでしまった。私も自然の一部だ。森の家族に入れてちょうだい。

そのうち、旦那様がギブアップして帰ってきた。汗びっしょりだ。しばらくして、我が子たちとスタッフの人が帰ってきた。子供たちは生き生きしている。
「もう一回やりたい!」
よし、そうか!じゃあ、今度は私が一緒に行こうかな。でも”保護者”や”付き添い”の役目を果たすかどうかは分からない(;^_^A じゃあ、大人のコースは難しそうだから、キャノピーコース(小さい子用)にしようかな。子供たちは簡単すぎて不満かな・・・

夢は膨らむ(^^♪


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