天才

あなたのことを守りたかった
どんな手段も選ばない
自分を救ってくれた人だから
何が何でも守り抜く
それが自分の使命と决めたから
あなたのためなら何だってする

最初から不思議だったの
そして頼り切っていた
頼もしくて疎ましかった
だって何も知らなかったの
こんなにも大きな愛に
包まれていたなんて

真実を知ることは
時には残酷なこともある
君のあまりの純粋さに
あの人が何も知らないのは
許せなかった　知って欲しかった
君としか分かりあえないことがあるよ
また会おう

面白かった。いつものことだけど、東野圭吾の世界に引き込まれた。

石神は単なる変人だと思っていたけれど、湯川教授のお陰で石神の印象がこどんどん変わっていった。湯川教授の解釈がなければ、石神は単なる変人だった。でも天才というのは一風変わっていて、変人と言われる人が多いのも事実だ。天才が故に理解されないことも、孤独を感じることもあるだろう。

今回も私の知らない世界を、垣間見せていただきました。東野圭吾先生、ありがとうございましたm(__)m