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MM2Hの定期預金を半分解約してみた。

新ルールのMM2Hが走り始めて早くも1年経過しました。
とはいえ、新MM2Hを持って移住してきました!という方は私の周りには今の所いない。

ちなみに自分たちのエージェントも、まだ新MM2H代理店ライセンス取得中の段階らしく、果たして1年足らずで申請〜取得までたどり着いた人たちはいるのだろうか。。

と、前置きはこの辺にしてタイトルにある通りMM2H用の定期預金を半分解約してみました。

理由としては、半分にあたる15万RMをすでに使ったことと
昨今の円安による利益を確定したかったためです。

MM2H取得時1RM=27円だった為替は、現在1RM=35円まで上昇。
つまり為替差1RMあたり8円となり、単純計算で120万の利益。
ちなみに年利は2.9%なので15万RM✖️0.029=4350RM
2年分の利子が8700RMなので約30万円の利益。
つまりざっと計算すると半分のmm2h定期預金だけで150万円の利益になった。

これを円に替えるもよし、あるいはもっと高利子のファンドに入れるもありということでmm2h解約プロセスをここに記しておこうと思います。

解約にはエージェント必須

まず、解約にあたってはエージェントに代理業務を依頼することが必要です。
以前は自力で解約することもできたのでしょうが、現在ビザを始めあらゆることがエージェントのみ受付になっており、はじめからmm2hエージェントの所にお世話になることに。

ちなみに手数料は2000RM(約70,000円)でした。
エージェントの対応としては
必要書類を提示&書類が揃い次第観光省に提出→解約についてのアプローバルレター発行後銀行にて解約手続き同行といった流れ。

ちなみに大体申請から解約まで1ヶ月〜の時間を要します。

必要書類収集 (とにかくこれが一番大変)


TMD placement 定期預金の保有証明


定期預金の解約申請にあたって必要となるのが以下の3点
・TMD placement
・銀行口座の最新のstatement(MM2Hの定期預金が含まれていること)
・15万RM分の支払い証明

銀行の各種レターは銀行の担当者に作成してもらいました。ちなみにその書類について銀行側の認証も必要で詳しくは担当者に確認してください。

また、支払い証明として今回我々が提出した内容が以下の2点
・娘の学費(2年分)
・中古車購入

→これらを合わせると大体計20万RM弱になるため、MM2H定期預金の半分である15万RM以上の金額になり申請できるだろうと思い引き出すことにしました。

エージェントの方が念の為、移民局に事前に確認した際
”教育費、住居、車の購入が定期預金解約の条件”となることはmm2hのアプローバルレターに明記されているため、問題なく申請できるだろうと言われました。

ところがどっこい。この教育費にあたる学費。
これがまさかの
”study stampを取得している期間に支払った学費が対象”
と言われたのです。

つまりどういうことかというと、
2023年夏、娘のインター入学後にstudy stamp(修学許可)を1年分(学費を払っている期間のみ取得できる)取得したのですが
対象期間は2023/8〜2024/6。学校のスケジュール上、この期間になってます。

つまり2024/6以降に支払った24/25分の学費は対象にならないということで

「2024年11月の時点では学校から2年目のstudy stampを取得するように言われてないのですが・・」ともう一度確認してもらうようにエージェントにお願いしました。


※別記事に書いた通り、この後12月に学校から改めて2年目以降のstudy stampも取得するように言われました

そして数日後、エージェントから連絡があり
”study stamp取得期間に含まれる2023年および2024年の支払いであれば認められます”とのことだったので一安心。

(これがダメだったら先にstudy stampを取得してから解約になるのでもっと時間を要する所だった・・)

というわけで、2023年と2024年に支払った学費の
・請求書
・領収書
・支払い明細
これを合わせて請求書番号なども一致するようにライン引きをして提出しました。

中には一括で日本から送金する方もいると思いますが
今年はマレーシア国内の銀行から送金した我が家。
外国人は一日の送金上限が10,000RM(35万円)となるので支払い明細が7-8枚に分かれていたりするわけで、これがとにかく大変!!

ちなみに10,000RMだけはクレジットカードで払えちゃったりしたので
その明細は銀行口座の明細にはなく、カードの利用履歴だったりして
各種明細を1枚1枚チェックしながら、あーでもないこーでもないと
大量の書類に目を通さないと前に進めない状況で結構大変でした・・・

車の購入証明は?

こちらも学費同様、「請求書、領収書、支払い明細」に加えて
中古車の場合は前オーナーとの売買契約書、車両登録証なども提出する必要があります。

こちらも複数の振り込みに分けていたので、二重苦!!笑
ちなみに知人から現金で買ってたらどうなるんだろう・・・と思ったけどこれは支払い証明みたいなものを自作することになるのだろうか・・(それで認められるのかなぁ・・・)

とりあえず、定期預金の解約や移民局に対して何かを申請する際に
支払い証明が必要になるケースって意外と多いので
振り込みの際は毎回slipをスクショなり保存しておくことを強くおすすめします。

定期預金の利子が入るタイミングも要確認


移民局の受理証


2024年末に申請した後、およそ1ヶ月で解約許可がおりました。
年末日本に帰国していたため、年明けすぐ銀行の支店で解約対応をしてもらうためのアポを取り実際に手続きまでいったのですが
その際、銀行の担当者と「そういえば次回の利子は3月の頭に入るよね」という話になり、それならばその利子を確実にゲットしてから解約しよう!と
解約日を後日にセットしました。(そんなことできるのかと驚き)

ちなみに希望があればその日その場で解約可能。
定期預金に入っている資金は普通口座に入ってきます。
マレーシアの銀行って意外と早い。オンラインバンキングも即時だし、金融系のシステムは日本よりも進んでる気がします。


MM2Hの定期預金は複利ではなく年利なので
毎年同じ金額に対する利子(利率は政策金利によって毎年変動)が
普通預金口座に入ってきます。

定期預金として置いておくのもありだし、
入金した時点の為替が安かったらそれを生活資金に回す、あるいは利確するのも賢い選択だと思います。

個人的には解約にあたってもう少し時間かかるかなと思ってたのですが
意外と申請から1ヶ月ちょっとで解約できて安堵の気持ち。

残りの半分の定期預金はMM2Hを保持している限り、解約することができないわけですが、いったい解約する時には1RMいくらになってるんだろうという期待と不安の気持ちが錯綜しております。


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