
誕生日会での失敗談。。
先日、娘の誕生日会を初めて海外で開きました。
去年は、まだ移住後まもなく大規模なパーティーはできなかったのですが
「今年は絶対にやる!みんな呼ぶ」と娘から熱望され
半年前から会場を抑え
ケーキやデコレーション等ほぼ外注したものの
出席確認やらgoodie bagの準備やら
着々と準備を重ねて当日を迎えました。
しかし事件は当日現場で起こったのです・・・
初めての経験で、色々思うことがあったので記事にしてみました。
5-6歳の誕生日会を開く予定のある人には参考になると思います。
クラウンは経験値の高い人が適任
誕生日会で一番重要なのは、いわゆる司会。
大人数を取りまとめるのに大事な役割を担う。
子供はプレグラに行きたいし
お腹空いたらご飯も食べたいし
親は親同士で喋りたいし
バールンアートやタトゥーシールなどのアクティビティもやりたい
これらは全て同時に起こるので
クラウンによるマジックタイムとケーキカットは唯一全員が一同に集まる時間帯なわけです。
そこでうまく仕切ってくれる人が必要になるので
大人数のパーティーにはクラウンがいる事が多い。
初めて気付いた言語の壁
今回、我々のパーティーの司会を引き受けてくれたクラウンは会場が見つけて雇ってきた方。
当日までどんな人で、どんなパフォーマスをするか等は一切情報がなかった。
ゲストより30分前に当日会場に入った後、ようやくクラウンとご対面。
事前にパフォーマンスの時間など打ち合わせをして、用意されたフード類をちょっとだけ食べて腹ごしらえ。
自ら子供達の遊んでいるプレグラまで行きバルーンアートを作ってくれるなど優しい一面が見えて素敵なクラウンだなと思っていた
が、唯一怪しい点があった。
それが、言語。
彼はマレーシア人で基本的に普段はマレー語で仕事を引き受けているらしく
英語もしばしば使うが、若干マイクアナウンスで不安そうに喋っていたため「大丈夫ですか?」と聞くと「あんまり英語が上手じゃないんだ」と呟いたので、「心配ないよ」と伝えると少し安心した表情をしていた。
いざ、時間になり、全員を集めて
ケーキカットをするも、
なんとキャンドルに火がつかない。
これには私と娘も失笑。。
繰り返されるバースデーソングと共に段々笑顔が引き攣ってくる・・・
事前に確認してくれ・・・と思いつつも
仕方なくそのままマジックタイムに移行。
そして、そこで事件は起こった。
年齢にあった内容でないと子供達は集中しない
初めは子供がマジックに参加する形で皆の注目を浴びていたクラウン。
しかし、事前準備が悪かったのか
曲の選曲に戸惑い、モタモタする中
その隙にiphoneを子供達に奪われそうになり
ゲストの子供たちが徐々にふざけ始めた。
そしてトリックがやや簡単で(小さい子向けのネタ?)
次第にブーイングをする子たちも出てきた・・
(1人がこういうことをやり始めると、次から次へと子供たちは伝染する)
そして次のトリックに行くと
ハットの中にあったおもちゃが外に飛んでいき、
それを男の子達が奪い合うという。収集がつかない展開になってしまった。
親も最終的に自分の子に激怒するという
想像していなかった展開にクラウンも我々もパニック。
そして私が諦めモードで
「もう終わりにして良いです」と言うとそこから無言で
静かにトリックの道具を片付け始めたクラウン。
これには私もドン引きしたが、何か一言言って終わりにしてほしいと
改めて伝えると子供たちに対して一言
「もうplaygroudに行って遊んできて」と呟いた。
冷静に原因を考える
あまりに突然の終了でしばし途方にくれたが
子供たちの暴走に大人もついていけず、
クラウンも「I have no idea・・・」と呟いたのであった。
無事にパーティーが終了し家に戻ってから色々考えてみたが全てがモヤっとしたままだった。
これまで何度も誕生日会に招待され行ったけれど
ここまで求心力のないクラウンは初めて見たし
尚且つ今回自分たちでクラウンを選ぶことができなかったので、
折角の誕生日会が台無しになってしまった・・と正直かなり落ち込んだ。
ただ、娘は案外面白かったそうで
主役が悲しい気持ちにならずに済んでよかったけど
ゲストの保護者に気を遣わせるのは私の希望していた形ではなかったのでとても残念に思った。
今回のフィードバックを会場にも伝えたところ
クラウンは新しく雇ってきた人で少し力不足だったことと
我々の住むエリアがほぼ外国人しか住んでいない場所なので
英語が苦手なクラウンを派遣したことは失敗だったと正直に伝えてくれた。
ただ、子供達がクラウンを揶揄って嫌な気持ちにさせてしまったことは事実でそこは申し訳ないときっちり報酬は支払ったけど
今後もしまた誕生会をやるとしたら、司会はじっくり選ぶ&クラウンはもう年齢的にもいいかな・・・と思いました。
3-4歳くらいがベストだと思う
あとは段々大きくなってくると
自分の好きなお友達だけ呼ぶようになるだろうし
今回のようなクラスメイトを全員呼ぶ大規模パーティーは
きっと今だけだろうという親の希望(笑)
色々あったけど子供達は何よりも楽しそうだったので
娘にとっても親にとってもいい思い出になりました。
時たま残念なことがあっても
これも一つの文化経験だと思って
色々乗り越えていこうという気持ちが
海外生活にとって大切なのだと
また一つ学んだ日でした。