スクールバス?送り迎え?海外での通学問題。
車社会のマレーシア。
歩行者用の道が整備されているのは、せいぜい都心の歓楽街や徒歩でお散歩できる場所のある住宅エリアくらいで、ローカルな場所は歩道整備されていない。
人々の移動手段として、ほとんどが車。
一部バスや電車を通勤に使う人もいますが私の住むモントキアラは基本的に電車が通っていないので車移動になります。
自家用車を運転する人もいれば、Grabを使う人も。
富裕層の中には個人ドライバーを雇っている人もいます。
通学は車?スクールバス?
娘のクラスは、だいたい半分がスクールバスを利用。
半分は保護者あるいはシッターor運転手さんが送り迎えをしているようです。
我が家が移住するにあたって一番不安だったのが娘のスクールバス問題。
まだ4歳だった娘が、片道30分〜渋滞時には1時間もの間、バスに乗っていられるのかとても不安でした。
スクールバスのルートはどう決まる?
娘の学校は、エリアごとに何本もスクールバスを走らせており、
学校と契約しているバス事業会社が全てのバス事業を請け負っています。
そのため、バスに関する連絡は学校ではなく、そのバス会社の社長、もしくはドライバーと直接やりとり。ちなみにインド人。英語は通じる(でも超早口。焦ってる時何言ってるか聞き取れないことも多々あります)
入学前に、スクールバスが止まるマンションがどこか、そしてどういったルートを通って学校までいくのか、バス会社の社長に電話で聞きました。
すると「まだ新学期どこに住んでる生徒が何人バスを利用するか確定してないから、定かじゃないけど、だいたい乗る時間は6:40~7:05くらいの時間だよ」とのこと。
朝の25分は大きな違いだ、、なるべく最後に拾ってもらえるところに住みたいな。。。と心の中で思っていたけど
それと並行して住まい探しをしていました。(入学1ヶ月前ごろ)
この時点では、まだスクールバスに乗せるべきか、決めかねていた。
ちなみに学校から10kmくらいの場所であれば
スクールバスは通っているけれど、遠くのエリアや他にバスを利用する生徒がいない場合は、自分で送っていくor個人的にバス会社を手配する形になるそうです。なのでやはり居住場所としては学校に近いところがベストと言えます。
そして、無事に住居も決まり、バス会社の社長に住所を伝えると
そこはなんと7時過ぎ頃のpick upだよ!ということで、とりあえず新学期からスクールバスに乗せてみることを決意。
初日こそGrabで学校まで送って行ったものの、次の日からはいざ乗せてみることに。
GPSを付けるべきかどうか
行きに関しては問題ないが、帰りは渋滞やスコールで到着時間が大幅に遅れることのあるマレーシア。
親は子供が着く時間までにマンションの下に降りて待っていないといけません。時たま出遅れる保護者がいても、その際にはドライバーから連絡があります。
初めは娘に何もGPS機能が付いたデバイスを持たせていなかったのですが
次第に家の下で待つ時間が億劫になり、まずAir Tagを持たせることにしました。
すると、Air Tagだけでは追跡機能がないことが判明。
そして他のapple製品(Airpodsやapple watch)と一緒に持たせてみたけど改善せず。最終的には日本から持ってきた古いiPhoneにsimカードを入れてカバンに忍ばせることにしました。するとGPSもリアルタイムで反映するので、pickupのストレスが一気に解消!
マレーシアのsimは月700円くらいで格安なので負担にはならない。
でも、低学年の場合、学校内での携帯使用はNGだし、万が一紛失したら自己責任。そこは親が子供としっかりルールを決めて持たせるか、否かを判断するべきかと思います。
ちなみにスクールバスの中では、携帯でtiktokをみてる子もいればminecraftをやっている子もいるし、寝てる子もいます。
スクールバスの料金は?
娘の学校の場合、2学期制ですが1学期で前半と後半に分かれており
だいたいバスの値段が四半期分で1350RM(4万円強)
休みも多いので、1ヶ月換算すると1.5万円くらい。
ちなみに、ドライバーを専属で雇う場合は、車とは別に大体月10万円かかる。
そして、子供の学校送迎だけを専門にしたスクールドライバーをお願いする場合は、車を用意する必要はなく、大体月4〜5万円で受けてくれるそうです。しかしながらスクールドライバーの需要が高く、お願いするにしても空き待ちの状態が多いということでした。
なのでスクールバスは専属ドライバーとしたら比較的安価ではあるものの、別のマンションを経由するため時間がかかるというデメリットもあります。
幼児は問題なくバスに乗れているのか?
娘は初日からバスを嫌がることもなく、文句も言わずにスクールバスで通っています。
幸い同じマンションに同じ学校の生徒がいた為、安心感もあり、何より放課後はバスの中で昼寝をすることができるので、その点も体力的に都合が良いようです。
(この前、担任の先生と面談があった際、帰りの時間間際になると寝落ちしそうになってると言われた・・・)
朝6時半から起きて、7時過ぎには出発しているので、5歳児にとってはなかなか体力もいるそう。
これまで何度かバスがトラブって別の車で帰ってきたり、朝事故で渋滞していて学校に着くのが遅れたり、スコールが激しすぎてしばらく別のマンションの下で停車しててなかなか帰ってこなかったり、ということはありましたが危険なシーンは一度もない。
娘が泣いて帰ってきたこともなく、満足度はとても高い。
スクールバスなので、ドライバーさんが子供たちにシートベルトをしっかりつけさせ、降りる時も車内に何か忘れ物をしていないかしっかり確認までしてくれる。そしてスピードを出しすぎることもなく安全第一で運転してくれているそうなのでそこは親としても安心できる部分。
逆に送迎している保護者の話を聞くと、普段は15分で着くはずが渋滞で2時間半かかった、などなど送迎だけでも思わぬタイムロスがあるので、時間的余裕のない人にはあまり送迎をお勧めしません。
私もまだマレーシアに来て一度も運転をしていないのですが、
とりあえず証明書代わりにマレーシアの免許証は取得したいと思ってJPJ(道路交通局)に申請に行ってきました。
そのやり方やコツもあるのでまた別のnoteに書きたいと思います。