【unnatural quality】#5 夢眠ねむになりたいんじゃ 第3部 - キヨノリ
はじめに
にゃんぱす〜、キヨノリです。
先日、最上もがさんが第1子を出産したとの事。
いや〜おめでたい!!激推ししていた頃には想像もしていなかった妊娠と出産。まず妊娠した事自体にも愕きましたが、無事産まれて何より。母子共に健康に過ごして欲しいものですね。
2016年中盤〜後半のヲタ活①
以前は最上もが生誕イベント「もが単ぺ!」まで書いたところで終わってしまったので、今回は続きである「はやぶさかがやきツアー2016」から書いていこうと思います。
5月終盤、でんぱ組の対バンツアー「はやぶさかがやきツアー2016」の開催発表と出演アーティストが発表されました。
いや〜、今見ると相当アツいですね。
ちなみに当時このメンバーを見た時は対バン相手に対して熱量はなく『知ってる人とか知らない人とか、絶妙やな〜』と、全然良さに気づけていなかったと思います。くやまれるなぁ。
初めての対バンLIVE、行ったのは2つです。
まず1つ目は、仙台PIT での「BRAHMAN」。
これに関しては単純に『でんぱ組がスタンド席で、しかも仙台で観れる!』という浅はかな考えからでした。そしてこれがものすごい印象を与えられたLIVEになるとは思ってもおらず…。
7月15日、この時の物販やLIVE前の思い出は全く思い出せませんでした。ただ唯一仙台のタワレコに巨大なでんぱ組のポスター?のようなものが壁一面に貼られているのを見に行った記憶はあります。『前までは、物販からすごい鮮明に覚えていたのに今回覚えていないのはどうなん!』と思う方もいるかもしれませんが、どうかこれで勘弁を!
当時はこれを見る為だけにタワレコに行ってたんですね〜。そして上の方にある切り絵は「GOGO DEMPA TOUR 2016」の時に入り口付近に飾られていたもので、改めて写真を撮ったのを覚えています。
時は経ち、仙台PIT。チケットに整理番号が書かれていたのでその番号順に列へ並びました。番号が100番台だったので比較的前の方だったのは運が良かったです。そして番号順に入場し、人生初のライブハウスへ。入った時は会場の全体的な広さと、前の方が詰々になっていたのにびっくりしましたが、もがちゃんを間近で見たいという一心で急いで前の方へ。
対バンLIVEだと、基本はゲスト側からスタートするものですが、それも知らなかったので、ただただ『早くでんぱ組見れないかな〜』とペンライトとタオルを持って待機していました。
開演時間になるとライトが消え、『ワァーー!!』という歓声が会場全体に響いたその時、えげつない勢いで後ろの方から人々が押し寄せて来たんです。もうパニクりました。押し寄せてくる状況に、脳がついていけなくて、マジで訳分からんのです。
『は?え、いくらスタンディングだからとはいえ、こんなに詰めてくるもんなん?皆んな詰め過ぎて全く動けないじゃないか!!』
確か、当時の心境はそんな感じでした。
本当に詰め過ぎて身動きが取れず、立ってるのがやっとっていう程ギュウギュウでした。そしてゴリゴリの訳のわからない音楽(今はなんとなく分かります)が会場に響き渡り、4人組の人達が現れました。
そう、彼らが BRAHMAN だったのです。
当時、キヨノリ青年16歳はゴリゴリの邦ロックなんか通っておらず、常に安定したJ-POPを聞いていた人であり、なおかつLIVEに行く前にBRAHMANの予習すらしてなかったので、BRAHMANはおろか、邦ロックすら初めての体験、未知との遭遇でした。
曲が始まると、人の波が出来るほど会場の熱量が増し、中盤頃には周りが動きすぎて人の波に流され、最初に立っていた前の方から会場の後ろの方まで弾き出されるほど移動していました。単純に怖かったですね。ただ、後ろの方に弾き出された時に勢いが凄すぎて転んでしまったのですが、すかさず隣にいた方が『大丈夫ですか!』と声をかけて起こしてくれたので、優しい方もいるんだなと気持ち的にも助けられました。
それも束の間、モッシュやダイブなど、今では当たり前に見る光景ですが、当時は全て初めて見る光景だったので、“人の波に流される且つ人が頭の上を通過する”という事自体怖さしかありませんでした。
その後、でんぱ組を前列で見たい一心で何とか前の方まで戻り、また周りに流され弾き出されないように踏ん張りながら位置をキープしつつと、めちゃくちゃ根気が必要でした。もはやBRAHMANの曲を聴いているより、如何に位置を留めるか、如何に周りより勝る勢いを持つかというところだけを意識した、アトラクションのような印象ですね。
正直、今振り返ると、初めてでよくこれに耐え抜き、前列を死守したなと思いますね。よく頑張った!自分根性あるやん!(画像は音楽ナタリーより引用)
その後、ボーカルのTOSHI-LOWさんが、以前子供と一緒に公園で遊んでいる際に出会ったオタ芸をする青年たちのことを語り出したり、
「俺は彼らが必死こいて踊ってるのを見て『なんじゃこりゃ』って思って、申し訳ないけどずっと笑ってたの。そうしたら彼らがもめ始めて。リーダー格が若い子に『オマエなんか応援する資格はねえ』みたいなことを言って、若い子が怒って帰ってしまって。そこから1時間くらい子供と遊んで帰ったんだけど、その帰り道にさっき怒って出て行った若い子が水たまりができそうなほど汗をかいて必死に光る棒を持って踊ってたんだよ。それを見て感動してしまって。こいつが何のためにここまでやってるのかわかんないけど、人を応援するためにここまでやるのってすごいなと。俺たちのライブだって知らないやつが見たら『なんだこれ』って思うかもしれないけど、そのことがあってから俺は自分が知らないことを笑っちゃダメなんだって思うようになったんだ」「そんなことを今日思い出したんだけど、5年前に東日本大震災があって傷ついた街、人、たくさんいるでしょう。それを忘れるんじゃなくて、応援していくという力をもっと見せていきたい。ステージの上でジャンルや性別、年齢を超えて、これからやる曲を東北へのエールとして代えさせていただきます」(音楽ナタリーより引用)
語り合えると、古川未鈴(以下:みりんちゃん)を呼び込み、そのままみりんちゃんのソロ曲「ソーリー、ロンリー。」を披露しました。
古川はギターを手にステージのセンターに立ちBRAHMANの演奏に乗せて「ソーリー、ロンリー。」を熱唱。テンションの上がった古川が「みんな、来いよー!」と叫んで観客を煽ると、彼女の担当カラーである赤色のペンライトの光がフロアを埋め尽くした。歌唱後に古川は「こんな豪華なことがあってもいいんですか……」と放心状態に。するとTOSHI-LOWは「俺たち『東北ライブハウス大作戦』というのをやっていて、津波で傷ついてる街にライブハウスを3つ作りました。そこででんぱ組.incも……」と突然オファーをかける。これに対して古川は「本当に行けるかはわからないんですけど、これだけは言わせてください。『東北ライブハウス大作戦』始めます!」と宣言。その言葉で火が付き再び激しく動き出したオーディエンスへBRAHMANはラストナンバー「THE ONLY WAY」を届け、熱狂的なライブを締めくくった。(音楽ナタリーより引用)
数ヶ月しかヲタやってない自分にもグッとくるような話からのBRAHMANのRONZI(Dr)が作曲したソーリーの披露、更にみりんちゃんがBRAHMANの大ファンだったという事も重なり、LIVE後半はシンプルに感動しました。
そして、お待ちかねの でんぱ組.inc の出番。
安定の破!to the FutureからのNEO JAPONISM、更には「Kiss+kissでおわらない→ノットボッチ…夏→おつかれサマー!」の夏メドレー。メドレーは初めてだったので新鮮且つ、聴いた事なかった曲ばっかりだったので、最高でした。
ただここで問題が。曲中のコールやオタ芸をしている時に会場全体、特に前の方では動きが出てくるのでまた場所を死守しなければならない事案が発生したのです。まさかでんぱの方でも発生するとは思っておらず、全力で前に来ようとする人や服を引っ張ってくる人など、BRAHMANを見に来てた人達よりタチが悪くめちゃくちゃしんどく思った記憶があります。
それでもなんとか踏ん張り、前を死守しながら迎えた終盤戦。中盤の、ユメ射す明日へやキボウノウタなどの落ち着いた曲とは対照的に、Future DiverからVANDALISM、最後にでんでんぱっしょんという流れで周りも自分もテンションMAXに。
前列を死守してて、ちかっぱ近い位置からもがちゃんや他のメンバーなどをまじまじと見れたので全体的に『耐え抜いて良かったなぁ』と報われた気持ちになり、そのまま対バンLIVEは無事終了。
結果、こんなに激しいLIVEになるとは想像もしてなかったので、服がびしょびしょになる程の尋常じゃない量の汗もかきましたし、帰りの電車やバスではヘトヘトでした。着替えも持って来てなかったのでそのまま帰ることに。汗で濡れた服を着たままは初めてだったので、結構最悪でしたね。
でもそれ以上に余韻がえげつなかったのを覚えています。初めての激しいLIVE、初めてのライブハウス、初めての距離感。全てが新鮮で、振り返ると、疲れはしたものの楽しい印象の対バンでした。
さいごに
すいません、今回は1つのLIVEのみで終わってしまいました。本当はもう1つくらい書こうと思ったのですが、シンプルに期日までの時間に間に合わず、ここまでにしたいと思います。また次回お会いしましょう〜!
あと、ミームサービスでは「ウルスパ!」「テンシとアクマ」の2つのラジオを配信しておりますので、そちらも是非チェックして頂けるとと幸いです。よろしくお願いします!