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「愛」を可視化したら、やはり美しかった。

執着、情念、怨毒(えんどく)、、、キレイごとだけに収まらないのが「愛」の常。“心”は臓器ではないのに、血を流している時がある。


『むき出しの心の臓』
2023・ショートジャケット


我が子を傷つけたら鬼にもなるという“狂気”が、“愛情”と同量に私の両親にも内在していた。一瞬で崩壊する可能性を孕みながら紙一重の感情を上手に飼い慣らし、人間の大人達は何食わぬ顔で暮らしをまわしている。


「愛」の応酬


“心”を理性で上手に隠すのが大人になることだと教わったのに、この人だけはと祈りを捧げた対象にむき出しの“心”を晒す行為を「愛」と呼ぶ恋愛のトリック。
自分だと思っていたものが本当は自分じゃなかったと覚醒していく感覚?
怖い、怖すぎる…だけど一度は堕ちてみたい。

「愛」から連想したひと文字をハートのモチーフに



科学技術がどれだけ進展しようとも、人間である以上、愚かであることからも愛することからも逃れられない。
「愛」の世界にコスパやタイパを持ち込んでも結局大怪我するのなら、愚直に「愛」に溺れた方が精神的コスパは良いのではないかとコスパ思考で予測してみたところで、予測できないのが人生というもの。有限だからこそ生まれるドラマがある。ライフ・イズ・ビューティフル!