スタミュミュ!!(無印)
大阪初日マチネ、観てきました~。追加で増えた分ですね。この追加公演のお陰でなんとか行けたと思うのでもうほんとうにありがたいことでございます…。
ちなみに先行落ちちゃってダメ元で挑んだ一般枠で取れたんですがオペラグラス要らずのそこそこ近い良席でした。今回は良い方に作用したけどもほんとこの配席の仕組みってどうなってるんでしょうねえ??
※とても黙っていられないので以下フツーにネタバレしています。
2.5次元モノを生で観るのは超歌劇幕末Rockシリーズ以外では初。2.5なんて…しかも幕末Rockて()みたいなスタンスだった私を2.5てけっこう…いやかなり良い!!て境地に導いてくれた大好きな超歌劇と演出の方が同じなので心配どころか期待のハードル高め安定で観に行ったんですが……
最高、最高です……!!!
もーー最高意外の言葉がないよ、くらい最高の舞台でした。
アニメで見たあのダンスを生身の人間が直に歌って踊ってくれるのはやっぱり感動。
アニメが人が実際踊ったところを描いたんだった気がするので戻った、とも言えますが。違ったっけな?
各種衣装は舞台用も制服姿も良いんだけど特にジャージ姿が最高でしたね。あーそのカッコ知ってる知ってる~てなるんだけどジャージのラインにキラキラが仕込まれててちゃんとステージ映えするし、サイジングというかシルエットがぴったり。衣装はかなり力入れて作られてるんだろうなと思いました。
アヤナギショウタイムでのチーム柊の完璧な衣装と完璧なダンス、チーム鳳のペラい衣装とチーム鳳らしいダンス、歌とダンスと衣装が融合してどちらのショウも素晴らしかったです。
みんなのソロ曲チーム曲の演出も様々な趣向が凝らされてて吉谷演出ほんと最高…。信じて観に行って良かったな…。
たつみんの扉バーン登場とか那雪の意外にケンカっぱやいところなど判る人には判る細かいあれこれを拾ってくれてるのも最高でした。
まあまあ推しだからてのもあるけどソロだと鳳先輩が特に良かった。MVでの剣を彷彿とさせるバトンを使いアンサンブルたちを引き連れバトンくるくるする鳳先輩はほんとうに優雅。1回落としたけどふつーに拾ってて、失敗を顔に出さないを地で行く鳳先輩はとても素敵でした。
チーム曲は悔しいけどカリビアンがねえ、良かったですね。いろいろズルいよ…。
我ら綾薙学園華桜会
華桜会のご登校レビューでこのアニメにハマった身としては千手観音ダンスをちゃんとやってくれたの嬉しすぎてもうそこだけではるばる観に来て良かった…!てなりました。華桜会最高~~!!
ミュはアニメとすこし違って華桜会より一年生中心にスポットが当たる話になってたように思うので彼らのスターとしての見せ場はここくらいなんだけど外さないでいてくれてほんとうにありがたい。
ここで主人公の星谷くんが憧れの人と同じエンブレムを得るためには選抜されなきゃいけないことを知るので、まあ外せはしないにしてもちゃんとガッツリあったのは嬉しかったです。
アニメでは物語を盛り上げる悪役として主に暁先輩が頑張っていた訳ですが、ミュだとそこら辺が薄めというか鳳先輩のスタンドプレーが行き過ぎた結果なんだな、と素直に思える展開に。
鳳先輩への嫉妬に狂っておかしなことになってる風の暁先輩も大好きなのでちょっとさみしい気もしましたけど「綾薙に咲く美しい花」みたいな台詞はちゃんと残してくれていて、流石判ってる…!てなりました。
鳳先輩と柊先輩の確執も必要最小限という感じでしたね。二人の曲が無かったのはめちゃ好きな曲なのでめちゃさみしかったですけどチーム鳳にポイントを絞るという意味では良かったと思います。
あんまり見所がありすぎると大変だからね。
すでに今、整理しきれなくて大変です。
戌峰誠志郎ですっ!
人が演じる以上ルックスが絵とすこし違う、声優さんと声が違うってのは当たり前でそこら辺はゆる~く脳内補正しながら観てるんですが、そんな補正なしでも全然本物感がある人が時々出てくるのが2.5の凄いところ。やっぱり心掴まれます。
スタミュミュでは戌峰くんが断トツで本人でしたね~~。
声も喋り方も声優さんに寄せてるしおおらかでバカなノリもアニメのまんま、自分がメインでないところでも落ち着きなくわちゃわちゃ動いててほんとうに戌峰がそこに居る~て何度も思いました。
他にも卯川ちゃんのめちゃ顔が可愛いのにネチッとイヤらしいかんじ、虎石のチャラさ、たつみんも漂う大物感がたつみんぽかったし申渡はまあ存在がもともと薄味なので(失礼!)違和感ぜんぜん無し。て、これ全員ライバルチームじゃねーか!
とにかくライバルであるチーム柊のシンクロ率が半端なかった。いちおう脇キャラながら「超優秀なミュージカルスター候補生たち」という設定なんですがダンスも歌も全員ばっちりハマっていて説得力がありました。主人公チームよりもこっちのクオリティを重視した?と思うくらい。衣装もなんか主人公チームのより高そう…。アニメでも良きライバルとして出てくるチーム柊ですがミュではさらにフィーチャーされてた気がします。
チーム鳳
もちろん主人公チームであるチーム鳳がイケてないなんてことはないです。
月皇一人だけ実際の声優さんがそのまんま役を演じてたんですが改めて声の力の大きさを思い知りました。
アニメと同じ声がするだけでもう本物…っ!てなるよね。しかもふつうにイケメンだしよぅ。
他のみんなも、体型や姿勢や仕草、ちょっとしたアドリブ?とか細かいところがとてもぽい。リアリティは細部に宿るんですねえ。
アニメだと仲間が結束していくのは星谷無双炸裂て感じですけど、ミュでは星谷の台詞を空閑が言ってたりして星谷一人が頑張るというより全員でちょっとづつ支え合いながらゆっくり仲良くなっていく感じがあってこれはこれでとても良かったです。
台詞自体が少ない役だしここで空閑使うのほんと上手いよな、て思いました。ちゃんと言いそうな台詞だし。
歌詞
これこそミュージカルの良さだよな~と思わされたのが歌詞の素晴らしさ。いやアニメでもちゃんと歌詞聴いてましたよ?聴いてましたつもりだったんだけどアニメは唐突に始まるMVに気を取られてしまってたんだな…たぶん…。そこが大好きポイントでもあるんですけど。
ひとつひとつの曲の詞がその場面やみんなの心情にほんとうに合っていて、特に鳳先輩が去った後みんなが先輩の言葉を思い出してる歌詞には泣いてしまいました。
ラスト
ゲリラ公演のシーンはねぇ、もう泣きました。お外だから涙ツーッくらいで我慢したけど抑えることは出来なかったな…。ほんとうにとても良いラストシーンでした。
チーム柊の素晴らしいレビューシーンからのライバルらしい引き継ぎ。そこから登場するチーム鳳のみんなの衣装はとても出来が良くて素晴らしく似合っていて、これこそがチーム鳳の集大成なんだ!と自然に思えました。この為にずっと頑張ってきたんだよね、良かったねえ、という気持ち。泣くわ!
伝統を重んじる華桜会のメンバーたちもまあこれもアリかな、てなる展開はアニメと一緒だけれどとてもアツくて最高のエンディングでした。
最後に
正直ミュージカル化決定を知った時はあーやっぱりきたか、まあ観ても観なくてもどっちでもいいかな~てノリだったんですけど、もうほんとうにね、観に行って良かったです。