MCバトルと主人公について
※全て敬称略で記載させていただいております。
先日行われたKOK2023にて”主人公”が界隈で話題になっている。
私自身MCバトルに主人公は存在すると感じている。
では、実際に主人公とはなんなのかについて考察してみようと思う。
1.今大会の主人公
主人公について調べると以下の意味がある。
“人の心を動かす中心となるもの。”
ことMCバトルにおける主人公は上記を指しているものと仮定して今回は考察していく。
今回のKOK2023において個人的に主人公要素の強いと思うMCは以下だ。
•裂固
•Shamis
•だーひー
•MCニガリ
•Authority
年齢的に比較的若いMCが今大会は主人公要素が強いと思われていた。
ただ昨年のKOK2022に関しても若いMCは多くいたが主人公要素が強いMCは少ない様に感じた。
そのため単純な年齢の話だけではないと思われる。
2.主人公要素を得る第一条件
昨今MCバトルの大会直前に優勝予想をXに投稿するヘッズも多い。
今回のKOK2023においても同様だ。
ただ最近特に増えていると感じるのが”優勝願望”の投稿だ。
上記に記載したMCは優勝願望と投稿される事が多かった。
そのため優勝を望まれる事は主人公要素を構成する一つになると思われる。
ただ今大会において主人公がだーひーに異論のある人は少ないだろう。
なおかつ今大会が始まる前はだーひーが主人公になると予想したヘッズも少ないだろう。
なぜ、だーひーが主人公となったのかについて考察を続けていく。
3.大会中に発生する主人公
前述を読んでいただいた方には、
大会前に存在する主人公と、
大会中に発生する主人公がいる事は理解していただけたかと思う。
ではなぜ主人公が存在できるのか。
それは圧倒的に強い敵の存在が必要不可欠だと考察する。
今大会だーひーは2回戦で呂布カルマを倒した。
正直な所だーひーがKOKという舞台で呂布カルマを倒すイメージをしていた人は少なかったのではないだろうか。
だーひーが呂布カルマに完全勝利を収めた。
これは昨年裂固がUMBチャンプのSKJを倒した事にも似ている。
両名共に勝利した相手より下馬評が低かったと思われる。
つまり主人公要素の一つにジャイアントキリングが存在すると考察する。
そう思えば過去に以下のようなジャイアントキリングを起こしている
Shamisは高ラで前回準優勝のRunline
MCニガリはUMB東京予選でのNAIKA MC
AuthorityはUMB本戦の輪入道
今大会以外でもそうだ。
戦極28章でMOL53を倒したミメイはその大会の主人公に成り上がり、各大会の常連MCとなっている。
この”ジャイアントキリングを起こした勢い”が主人公と呼ばれるものだと考える。
4.強豪勢の必要性
昨今ほとんどの大会でメンツが固定される事を問題視する声が多い。
特に呂布カルマ、MOL53、DOTAMAの3人は呼ばれる事が多いベテランだ。
ただこの3人が誰もいない大会で優勝して箔はつくのだろうか?
下手をすれば〇〇大会優勝より強豪勢に勝利の方が有名になるきっかけになる事は多い。
その壁自体がなくなると若手が有名になるチャンスがどんどん減ってしまう事になる。
そのため強豪勢には大会の壁となり続けてほしいと願っている。
なぜならそれが新たな主人公の生まれるキッカケに繋がるからだ。
5.最後に
主人公が生まれる事は望ましい。
それと同様に強大な壁が必要だと感じる。
今大会においてだーひーが優勝した方が意味があったと思う人も多いだろう。
ただそれと同様にMOL53が優勝したことにも意味があると考えてほしい。
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