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海洋国家が民主制を敷きやすい理由

上記動画を見たメモ・感想を綴る。
面白いのでぜひ動画視聴お勧めします。

貿易をしやすい港というものは存在する。
波が穏やか(入江)
商売をする平野がある
水深がある(大型船停泊可能)

これらは地理的要因であり、政治的な意思で地形を変えることはできない(基本的には)

上記項目を満たす良港において
商業が発達する
陸がメインでは、土地の地主の力が強く、権力者の支配も容易である。商売も、海ほど流動的に物が移動しない。
海洋貿易は、莫大な利益を生み、商人の権力を肥大化させる。
商人は国家に対して、自己の財産の保障、参政権、言論の自由などを求めるようになる。議会制、民主制の発達。
古代では、アテネ。
ちょっと飛んで、イギリス。続いて北欧。フランスなど。
ドイツやロシア、中国が遅れたのは、国家権力を脅かすような強い商人がいなかったから。そういう商人は、港が作るという説ですね。

アフリカや中東も入り組んだ海岸はないですものね。

日本は、長崎、大阪、名古屋、東京、すべて入江になっており、平野も存在する。地理的要因は大きいね。

歴史は、偉大なリーダなど、特定の人物にスポットライトを当てがちだし、そういうエピソードの方が心躍るのは事実だが、上記のような大局的な目線で、人類の栄枯盛衰を観察するのは、知的好奇心を刺激するだけにとどまらず物事の本質を洞察するいい訓練になる。

稀有な才能の持ち主が偉業を成し遂げた側面はあるかもしれないが、一歩引いた目で見た時に、誰がやったとしてもそのことはなっていたよねみたいな。グラハムベルが生まれていなかったら電話は発明されなかったのだろうか。アインシュタインがいなければ、相対性理論は提唱されなかったのだろうか。後者に関してはそうかもしれない笑

真の偉業かな。

地動説は、ガリレオが提唱しなくてもいつかは誰かが唱えていたであろう。
誰かではなく、歴史の必然として。

人類としての成長のレベルがあるのかなと思っている。
火を使い始めた。文字を使うようになった。
空を飛んだ
空気中の窒素を固定化して肥料を作り、農業の生産性を飛躍的に向上させた。
原子力の活用
大気圏外への進出
惑星探査、月の調査

太陽系外に進出することができたら花丸満点かな。

カバー画像出典


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