すべてはこのラストバトルのために(マリオ&ルイージRPG3DX感想)
マリオ&ルイージRPG3DXクリアしました。
プレイ時間は約25時間。なかなかちょうどいいボリュームでした。
先日のニンダイでマリオ&ルイージRPGの続編が発売されたので、積んでいた3DSのマリオ&ルイージRPG3DXをクリアしようと思い遊んでました。
「マリオ&ルイージRPG3DX」は2009年にニンテンドーDSから発売されたソフトのリメイクで、発売された年が2018年なので地味に3DS末期のソフトとなっています。
今作は「マリオ&ルイージRPG1」の敵キャラのゲラコビッツがキノコ王国を征服しようと目論んでおり、怪しいキノコを食べたクッパが暴走してマリオやルイージ、ピーチ姫やキノピオ達を体内に吸い込んでしまうところから始まります。
主に外ではクッパを操作して、マリオルイージはクッパの体内からサポートすることになります。なので今回はクッパを操作できるわけです。
クッパの主なアクションは「パンチ」「ファイア」「バキューム」「ボコスカアタック」の4種類。「パンチ防御」「コウラ防御」の防御アクションも含めると6種類ですね。
パンチは通常攻撃みたいな感じですね。単体攻撃なので使い勝手は普通ですが、タイミング良くXボタンを押すだけなので癖がないアクションです。
ファイアは炎の全体攻撃で、パンチほどの火力はありませんがザコ敵相手だと楽に倒せるので結構重宝します。
バキュームは一部の敵を吸い込むことができて、吸い込んだ敵は体内のマリオルイージが相手をすることになります。正直ギミック技なので普段はあまり使いませんが、これがラストバトルで使うことになるのでそのときに印象が変わったアクションですね。
そしてメインウェポンとなるボコスカアタックはBPを消費して使えるアクションで、クッパ軍団を使ってタッチペンで操作します。
全体的に威力が高いです。BPに余裕があれば終盤は大体これやってればザコ敵はそんなに苦じゃないですね。
クッパは素の攻撃力が高いので大抵の敵はレベルアップさえすればワンパンで倒せるので爽快感あって気持ちいいです(その弊害としてマリオルイージが火力不足に感じてしまうのだが)
結構戦闘は楽しかったですが、道中のミニゲームや出会うキャラクターの癖の強さが気になりました。
ミニゲームは主に体内のマリオルイージがいろいろ刺激することでクッパがパワーアップする仕様なんですが、正直虚無でした()
しかも結構な頻度でやらせられるのではやく終われーって気持ちでやってました。
キャラも癖が強いというか、結構鼻につくキャラが多いこと多いこと。
なんというか、すごく時代を感じました。元のゲームが2009年なのでこの時代ってこんなノリが流行っていたなぁと感じました。
なんか厨二向けのアニメにいそうな自分に酔っている奴が多かった。
このゲームってクッパ軍団がゲラコビッツに洗脳されてクッパのことを忘れているので「これはクッパとクッパ軍団の絆を取り戻す話なのか?」と予想しましたが、あまりそんな描写はなかったです。
絆を取り戻すどころか一部の部下からは手酷く裏切られて「もうこれ信頼修復不可能だろ」と思ってプレイしてましたが、そこは我らがクッパ様。
エンディングで裏切られたことを気にせずクッパ城修復の作業をさせるなど遺恨を残さず仲間に戻しました。
クッパの懐の深さを実感しました。
いろいろな部分で気になるところはありますが、ラストバトルのBGMを聴いた瞬間すべて吹き飛びました。あまりに曲が格好良すぎる!!
それまでいろいろ文句言いながら遊んでましたが、ラストバトルのBGMだけでもこのゲームはやる価値はあったと思いました。このBGMだけで神ゲー確定です。
もしこのゲームに価値があるとしたら9割はこのラストバトルにあると思いました。
ラストバトルのダーククッパ戦ですが、いくらダーククッパにダメージを与えてもダーククッパの体内にいるゲラコビッツが回復させてしまうのでゲラコビッツから倒す必要があります。
そのためにゲラコビッツが外に出た瞬間にバキュームで吸い込むことでクッパの体内にいるマリオルイージがゲラコビッツを倒すんですが、この3人で戦っている感じがすごく良かった。
今までマリオルイージがクッパの体内にいることでマリオルイージの出番が減ってしまったことに不満を抱いていましたが、すべてはこのラストバトルのためなんですよね。
もしひとつのフィールドでマリオ、ルイージ、クッパがいたら防御アクションが複雑になりすぎてとても遊べたものではなかったですが、クッパの体内にマリオルイージがいることでアクションをやりやすくして3人で戦うことができるんですよね。
使い勝手の悪かったバキュームもこのラストバトルでは必要なアクションになるので、最後まで遊んでみるとなんだかんだ良いゲームだったなと感じました。
ちなみに今作では追加要素の「クッパJr.RPG」も収録されているのでそれも遊びたいですね。
いろいろ想うところはありましたが、なんだかんだ良いゲームでした。ではまた。
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