台湾の大学(CS専攻)へ入学するまでのロードマップ
こんにちは、もみじです。
今回は、台湾正規留学を考えている皆さんに、
私が語学学校から台湾の大学に正規留学するまでの道のりについて話していきたいと思います。
当時の心情や、実際に準備した資料などについて振り返りながら記していこうと思います。
本気で台湾への正規留学を悩んでいる人、特に高校卒業後の進路が決まっていない人にとって一つの解決策になればと願っております。
自己紹介
他の記事には台湾に行くまでの経緯などを書きましたが、
具体的な自己紹介はまだだったので、先に話しますね。
2000年生まれの24歳です。
高校卒業後に中国語の勉強を始めました。
卒業した現在は、とある会社でエンジニアとしてインターン生をさせていただいています。25卒ですので、来年度就職です。
高校卒業~次年度5月末(19歳の年)
高校卒業後の3ヶ月ほどは、コンビニやホテルの朝食バイキングでアルバイトをしたり、大学受験の影響で英語長文を読むことが習慣化していたのでTEDを観たり、CNNの雑誌(?) を本屋さんで買ってずっと英語を読んでいた気がします。
この時は、一番英語力があったのに特に試験を受けていなかったのでもったいない点です。
(興味がある方はどうぞ。台湾の留学の話なのでスルーしても大丈夫です。)
中国語に関しては、発音だけ母に教わっていました。
挨拶などもこの時は特に練習していなかったと思います。
語学学校見学
3月末に一度語学学校の見学に行きました。
この時は、台北のお隣の県(縣)である桃園と高雄の語学学校を見学しました。当時の私は、有名どころの台北や桃園ではなく高雄の語学学校を選択しました。
理由は天気がよく、語学学校の先生が対応がとてもよく暖かい雰囲気だったからです。
(6月7月は雨季で晴れの日あったかなと思うくらい毎日雨でした。でも後悔はしていません。)
見学は確かアポなしで直接聞きに行った気がします。
正直、中国語も英語もできないと不安なので中国語ができなければある程度英語で会話した方がいいかなと思います。
当時はどうやって申請したのか記憶にありませんが、
今はアプリケーションフォームで申請ができるみたいです。
語学学校の奨学金申請
語学学校選びをするこの時期に、母から奨学金の申請の知らせを聞いたので同時に準備を始めました。
申請が通れば、生活費がいただけるので通る通らない関係なく申請した方がいいです。
https://taiwanfellowship.ncl.edu.tw/cht/apply.aspx
ただ、九月から通い始める人が有利だとか、他の国の方の方が申請が通りやすかったりするなどの噂を聞いたことがあります。
(ただ単に奨学金をいただけるだけの実力がなかったのかもしれませんが、落ちたのも納得です。)
一応簡単に準備するものを記載します。(⚠︎年度によって変更があるかもしれないので必ず自分で目を通してください。)
簡歷表→(簡単な自分の経歴書です。少し履歴書よりは簡単に書くそうです。)
研究計畫→(研究計画とありますが、語学学校で学習計画だと思って書きました。違うかもしれないのでそこはメールで聞くかエージェントを通した方がいいかもしれません。)
推薦信兩分或推薦信乙份暨最高行政主管同意函乙份→(高校の担任の先生と校長先生に推薦書(多分サインだった気がします)を書いていただきました。)
語学学校1学期目(6月~8月末)
さて、この時期等々台湾の高雄大学付属の語言中心と言うところで勉強が始まります。
一番易しいレベルのクラスで、日本人は私含めて二名、フィリピンのママさん一人、ベトナムの女の子一人の計四人スタートでした。
『你好』
から始まったので、最初は先生と話すときや、新しい語彙などを学ぶときは英語でした。
なので、中国語を少しでも進めなかったことをちょっともったいなかったかなと思っていました。
ちなみにこの時期に使っていた参考書は
です。
学校の授業の初日に購入だったはずです。1000元で購入できて、現地で買った方が安いです。
ですが今のレートだと、日本円にしてもこの表記の値段とあまり変わらないかもしれません。
先取り学習がおすすめですが、私みたいに現地に行ってから本格的に勉強を始めるとなると、そのまま学校で配布されたものを購入すればいいです。
ひとやすみ~帰国(8月末)
この時期は次の学期の変わり目ということもあり、3ヶ月ぶりに帰国しました。
高校時代の友達と遊んだり、改めて行きたい学校について考えていた時期でした。
ただ、勉強したい専攻は決まっていなかったです。
(結局申請する最後の最後まで決めきれなかったです。)
語学学校2学期目(9月~11月末)
初海外の3ヶ月間を過ごしてリフレッシュした後は、私にとっての第二学期がスタートです。
この期間は、大学入学の申請に必要な中国語のテスト、TOCFLを受けたり、本当に行きたい大学の附属の語学学校に変更する手続きでバタバタしていた気がします。
行きたい大学、学部によりますが、英語で授業を取らないと決めたのでしたらTOCFLを受験する準備をしていた方がいいです。
この時期に使っていた参考書は
ですが、正直入学に必要なTOCFLのレベルまでの語彙はこの教科書だけでは足りません。
少しTOCFLについて話します。
TOCLEについて
レベルはBandA、BandB、BandCの三段階あります。
その中で、Level 1、Level 2、Level3、 Level 4、 Level 5、 Level 6の6つのレベルに分かれいます。
引用しました。(先ほども掲載しています。)
Level2まで取れているのなら、入れる学部も存在しますが、私の場合はなかなか最後まで行きたい学部が決まらなかったのでなるべく高いレベルを取れるように勉強していました。
ちなみに半年勉強をして最終的にレベル3でした。(もっと短い人も実際にはいますが個人次第です。)
ただ、ここで言いたいのは、語学学校の授業と参考書だけでは、中国語力0からTOCFLのレベル3まではいかないと思います。
ここまで話せるようになった&テストを受けられるレベルの読解力を得られるようになったのは、学校以外で友達と中国で会話をしたり、生活していく中で自然と耳に入ったり、意識的に中国を使おう、聞こう、読もうとしたからだと思っています。
読解は流石に新聞までは読めませんでしたが、テストを受験するにあたって公式の参考書を使用して語彙を習得しました。
ここに載っている文章が読めて、意味がわかればレベル3は全然受かります。
語学学校3学期目(12月~2月末)
気持ち焦っていた時期です。
台湾に来ることが決まって随分と時間が経っていましたが、学部を決められなかったことを今でも覚えています。
ただ、この時は本当に、準備するものが何か調べないと間に合わない状況でした。
私は、当時行きたい大学の学部で自分のTOCLEの成績でいける学部を選びました。
結果、4年間痛い目に遭うCSに決めました。
正直、誰もが思うことですがこの選び方は今書いてみても本当に良くない決め方です。
自分が何をしたいかで学部を決めてください。もう海外にいるんだから学校名は二の次です。
ちなみに教科書は前の学期と同じだった気がします。二冊目は結構分厚かったです。
語学学校4学期目(3月~5月)~二十歳の年突入~
3月末に、行きたい大学への申請が締め切ります。
私は、それまでに用意した
四年間分の学習計画書
自伝(自分がどういう人間で何をしたいか)
先生からの推薦書
など、最低自分で準備するものは準備して申請しました。上記の学習計画書だったりは、必要ない学部はあったはずですが、私が志望したCSは必要でした。
後は、TOCFLの成績書だったり、高校の卒業証明書だったり結構準備した気がします。
ここでもまた、大学四年間の奨学金の申請をしていた気がします。語学学校の時と同様に落ちましたが。
本当に、準備するものが大学、学部によって違ってくるので、早めに決めた方がいいです。自分が行きたい大学、学部をきちんと調べて、準備しましょう。
方向性もないままただ中国語を勉強するだけは大学でやりたいことは見えてきません。
私の周りの日本人の友達は、私を除いてみんな行きたい学部が決まった状態で中国語の学習を始めています。
この時期に語学学校で使っていた参考書は以下の教科書です。
ちなみにこの時期からコロナが始まって、外国から台湾に入国が禁止になりました。
何人かの外国人の同級生もここで自分の国に帰っていた人が多かったです。
5月~合格発表~
大学の入学申請から約2ヶ月、無事CSの合格発表がありました。
怒涛の一年間でしたが、なんとか当初の『大学入学』が決まりました。
語学学校5学期目(6月~8月)
当初、大学の入学が決まってからすぐに帰国する予定でしたが、コロナで入国制限がかかってしまったので、帰国は諦めました。再度台湾に入国できるか不安だった結果です。
コロナで金銭的に厳しい状態でしたが、両親が再度3ヶ月間の語学学校に通えるように援助してくれたのでとりあえず居留証を延長することができました。
(すみません、居留証について記載していませんでしたがここでは割愛させてください。)
この学期は母の知り合いに日本語を教えたり、学校で会った韓国人、ベトナム人の友達と九份や淡水に行ったりしていました。それ以外は、学校の図書館で日本の小説を読んだり、微積を久しぶりに解いていたりしました。
結構暇でした。
この学期で使用した教科書は
です。
五巻まであったと思いますが、私は最後の五巻は手をつけていなかったと思います。
大学入学(2020年9月)
帰国できずに、晴れて新学期を迎えます。
この年から四年間、きつく辛い日々が待ってることをこの時の私は知りません。
終わりに
お疲れ様でした。
ということで、ここまでで台湾の大学入学へのロードマップ終了になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここまで読んでくださった方には、伝わっていると思いますが
大学は、ただ入学するだけでは終わりではないです。
その入った大学で何を勉強するかが一番大事です。
私は入学してから、CSに入ったことを後悔して泣いた日なんて山ほどありますし、眠れない日もたくさんあって数えきれません。
もし、元々高校生の時点で、あるいは語学学校時代に『私はエンジニアor研究者になる。そのためにはCSの知識が必要、だからCSを専攻する。』と決めて覚悟があれば、あんなに辛くはなかったと思います。同じように辛くても、少なくとも後悔なんて感情は湧かなかったと思います。
それでも今は、あの時耐え抜いて逃げなかった自分がいるから、卒業できて日本で働けていると思えています。
まぁ、きっかけはどうであれきつい選択を最終的にしたのは紛れもなく全部自分なので。
やりきった自分とここまで支えてくれた母、友達に感謝感謝です。
もし台湾現地の語学学校に行かないのであれば、日本でも語学学校とエージェントを通して台湾正規留学という道もどうやらあるそうです。日本の中国語の学校や、エージェントを通していないので詳しくありませんが…
noteには私よりも全然経験豊富な方がいらっしゃるので、ぜひみてみてください。
何か質問があればと思い、twitter(現X)のアカウントと新しく作成しました。
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少しでも力になれたらと思うので、小さなことでも相談事などあれば気軽に聞いてくださいね。
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