【アパレル】今すぐ実践！KARTEを活用した新規顧客獲得向けOMO施策と分析方法を解説

2024年11月14日 13:43

オンラインショッピングが普及して久しいですが、アパレルブランドが新規顧客を獲得する際にオフライン施策はまだまだ重要です。ECサイトでの購入は、サイズや色、着用イメージを考えると、ハードルが高いからです。常設店舗を持たないブランドでも、購入のハードルを下げ、ターゲットユーザーに適切な情報と顧客体験を届ける方法が求められています。

本記事では、アパレルブランドがKARTEを用いてオフライン連動の施策を実施する際のセグメント設定や接客サービスの活用法、さらには効果検証の具体的な手法について解説します。

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ECでアパレルを新規購入するハードル

読者の皆さんもご想像の通り、新しい洋服を購入する際にいきなりECサイトで購入するのは勇気がいるのではないでしょうか。以前購入したものと同じ服や色違いなどであればECサイトで購入しやすいですが、初めてのブランドや洋服は以下のような不安もあるでしょう。

サイズが合わなかったらどうしよう・・・
デザインが自分に似合わなかったらどうしよう・・・
着た際のイメージが沸かない・・・
他の服とうまく組み合わせられなかったらどうしよう・・・

Webサイトやアプリなどで様々なテクノロジーやツールが増えており、デジタル上でも上記のような課題を解決する手段は出てきています。ECで購入し、着用してみて合わない場合は返品・交換できるサービスもあります。
とはいえ、いきなりオンラインで購入するのはまだまだハードルが高いでしょう。ビジネスサイド観点、オンライン完結で新規顧客を獲得するハードルは高いといえます。

そこで着目されているのが、オフラインとオンラインを上手く組み合わせた顧客体験の提供です。一般的にはOMO（Online Merges with Offline）と呼ばれています。今回は、KARTEを活かしたOMO施策の実行や効果検証の具体的な方法をご紹介します。

施策：ポップアップストアを活用した新規購入の後押し

インターネット上でのショッピングが普及したことで新しいアパレルブランドが参入できた一方で、前述の通り新規購入のハードルは残ります。大手アパレルのように全国各地にオフライン店舗を構えられるわけでもない中、限られた予算で行えるオフライン施策の1つが「ポップアップストア」です。街中で見かけた経験のある方も多いでしょう。

ポップアップストアは期間限定で出店する方式のため、限られた予算でも立地の良い場所に出店できます。元々ブランドへの認知がない方との貴重なタッチポイントであり、ブランドを認知していても購入に至っていないユーザーが商品を直接確かめられる場でもあります。

ここからは、ECで購入を検討しているユーザーに対するポップアップストアの情報の告知によってオフラインへの送客と新規顧客獲得につなげる施策について、KARTEの使い方も交えてご紹介します。主に、以下のポイントにフォーカスして解説します。

ポップアップストアの情報が効果的なユーザーに絞る：購入意欲があり、かつアクセス可能な地域で配信対象を絞る
新規獲得にどれだけつながったか効果検証を行う：顧客IDを活用してオンラインとオフラインのデータを紐づける

1. ポップアップストアの情報が効果的なユーザーに絞る

セグメント①「定期的に商品を閲覧しているが未購入のユーザー」
- 定期的な商品閲覧＝PV数、来訪数(セッション)の指定
- 未購入＝CVイベントデータがまだ存在していないことを指定
セグメント②「ポップアップ開催地域に居住のユーザー」
- 会員登録時の情報等から取得した居住データを連携して、特定地域のみ指定

★KARTEでは、取得しているイベントやユーザーに紐づけしたデータを元にボタンクリック操作だけでセグメント作成が可能。

2. 新規獲得にどれだけつながったか効果検証を行う：顧客IDを活用してオンラインとオフラインのデータを紐づける

KARTEで可視化できる効果検証の一例
- 接客クリック率
  - 特別な抽出操作なく、ポップアップ管理画面で数値確認が可能です。
- 新規顧客獲得率 (会員登録済ユーザーに限る)
  - 新規顧客＝「サイト来訪して未購入状態のままポップアップストアに足を運び購入したユーザー」と定義します。
  - データ紐づけについて
    - ポップアップストアの購入者データをKARTEに連携し、サイト来訪ユーザーと顧客IDをキーに突合 ⇒ 新規顧客獲得率(CVR)を抽出します。

★CVRだけでなくポップアップストアに訪れたユーザーのサイト再来訪率なども可視化できる
⇒ ユーザー行動をオンライン/オフライン問わずを追うことができ、傾向分析にも！
★KARTEでは、基幹データや外部ストレージに保管しているデータをKARTEにインポート/KARTE上のデータをエクスポート可能。
→ユーザー行動を数値化・接客への活用が可能。

まとめ

OMO施策の実行～効果検証まで一貫してKARTEを活用することで実現可能です。
また、セグメント設定方法でもお伝えしましたが、基本的にノーコード・簡易操作でポップアップ等の配信を実現できるのがKARTEの強みです。
さらに、接客の配信から分かる全体数値感だけでなく、ユーザーをN1で捉えて行動傾向を探りながら高速でPDCAを回していくといったように幅広く活用いただけます。
今回ご紹介した事例ではOMOに着目していましたが、KARTEを上記のように活用していくことで、ユーザー側の「ECでアパレルを購入するハードル」を様々な角度から下げることができると考えます。
もし他にKARTEの活用事例が気になる方はこのような記事もご覧ください。