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aikoジャンキーが選ぶ!カブトムシは知ってるけど他の曲は…という人に勧めたいaikoの歌Best5

「私、歌手のaikoがすごく好きで」
「あ〜、あのカブトムシの人?カブトムシ以外の曲知らないかも」

このやり取りをaikoを好きになって10年間、何度やったことか。カブトムシが有名なことはファンとして嬉しい限りだが、なにもaikoの曲はカブトムシだけではない。

そこで今回は、「aikoジャンキーが選ぶ!カブトムシは知ってるけど他の曲は…という人に勧めたいaikoの歌Best5」と題して、私の独断と偏見で選んだ、みなさまに是非聴いて欲しいaikoの歌を紹介したいと思う。少しの間お付き合い願いたい。

第5位 かばん(2005年)

片想い中の心の中を歌ったこの曲には、「あなた」への溢れる感情がところどころで表されており、共感度の高い曲になっている。

そのまんまのあなたの立ってる姿とか
声とか仕草に 鼻の奥がツーンとなる

好きな人のすべてに「あぁ、好きだな」と思ってしまうことを、「鼻の奥がツーンとなる」と表現するaiko。その表現力はどこから出てくるのだろうか。天才としか思えない。

大きな鞄にもこの胸にも収まらないんじゃない?
恥ずかしいほど考えている あなたのこと
あの日からずっとあなたのことが 好きだったんだよ
知らなくたっていいけれど 本当は知って欲しいけど

どこにも収まりきらない想いを抱えているのである。しかし「あなた」に伝える勇気はない。この葛藤が繊細に歌われているとてもかわいらしい曲だ。
曲調もシンプルで聴きやすいのでaikoの曲を初めて聴く方にもおすすめの曲である。

第4位 あたしの向こう(2014年)

この曲は2014年に放送されたバカリズム脚本のドラマ「素敵な選TAXI」の主題歌で、一度は耳にしたことがある人が多いと思う。ドラマのテーマに合わせ、戻りたいけど戻れない恋愛を歌っている。この曲はaikoの歌の特徴の一つである、ポップな曲調で失恋を歌う最たる例である。

ドラマみたいに遡って本当のこと 話せたらいいけどそんなの無理だよね
さよならなのはわかっていたけれど 知らないままであがいてみたんだ
あなたはあたしの向こうに あたしはあなたの向こうに何を見る
あと一度変われたならこの道をあたしはどうやって歩いただろう
振り返ったら後悔が巻き付いてきそうだから もう見ない
さよならなのはわかっていたけれど わからないフリをしていたんだ
あなたと一緒に考えた悩みも涙も今は ひとりでやれるよ
これからの朝これからの夜 たまには思い出してもいい?
あなたの心に変わった形のままでもいいから
いられたなら

1番サビ→2番サビ→大サビ前→大サビと並べてみた。この順で後悔→開き直り→強がり→未練の流れができていると考える。歌が進むにつれてこの歌の主人公の心情が見事に変化し、ストーリーとして成り立っている。aikoの曲はこのように想像しながら聴くと自分なりの解釈が生まれ、何度でも楽しめる。

第3位 Loveletter(2013年)

この曲は、ラブレターを受け取った女の子の心情が歌われている。スピード感のある曲調で、受け取った時の感情の忙しなさを表現している。

何度も何度も何度も読み返そうか
だけどそんなに読んだらあなたは嫌かな
何度も体に入ってくる言葉が苦しい

嬉しくて手紙に書いてある言葉のすべてを心に刻み付けたいという気持ちがありありと伝わってきて、なんだかこちらまで恥ずかしくなってしまいそうである。

ねぇ一体どれくらい心の中を知れたのだろう
あなたがこの手紙を書いたのはもう過去
一日一日時間が過ぎていってもこの文章彩る
愛しい言葉をどうかあなたが今も思ってくれていますように

aikoの歌では、「今現在のあなたの心はまだあたしに向かっているの?」という不安がよく散りばめられている。人の心の移ろいやすさへの諦念と、彼女の一途で寂しがり屋な一面が見て取れる。こうやって不安を歌うaikoを、私はとてもかわいいと思ってしまう。aikoからの束縛が心地よくなってきたなら、あなたはもう完全なるaikoジャンキーである。(こちら側へようこそ!)

第2位 メロンソーダ(2019年)

「メロンソーダ」は元々、「FM802×TSUTAYA ACCESS!」のキャンペーンソングとしてaikoが作詞・作曲したもので、Radio Darlings(aiko、上白石萌歌、KANA-BOONの谷口鮪、チャットモンチー済の橋本絵莉子、マカロニえんぴつのはっとり、Official髭男dismの藤原聡、コーラスにKAN、秦 基博)が歌っている。その楽曲をaikoがセルフカバーしたものが最新アルバム「どうしたって伝えられないから」に収録された。
春のキャンペーンソングというだけあって、桜などの春を感じる言葉や、明るい曲調が特徴的で、一日の始まりにぴったりの曲である。

大きく手を振った後もまたすぐに逢いたくなるから
他愛もない事はいつかのとてつもない幸せの積み重ね
一人で泣いたりしないでね

このご時世の中、他愛ないことがどれほど生活を支えてきたかを身に染みて実感したあとに聴くと、とても深い歌詞だということが分かる。このようにメロンソーダには、今聴くからこそ頑張ろうと思う歌詞がたくさんあるので是非聴いてみてほしい。

第1位 be master of life(2001年)

「aikoジャンキーが選ぶ!カブトムシは知ってるけど他の曲は…という人に勧めたいaikoの歌Best5」、堂々の第1位に輝いたのは、「be master of life」だ。
力強い歌詞、迫力のあるサウンドは、聴く人を元気にするパワーを持っている。私自身、頑張りたい時や落ち込んだ時にこの曲を聴き、幾度となく元気を貰ってきた。
またこの曲はライブの盛り上げ曲としてもよく用いられる。イントロが流れた瞬間の会場の熱気は、何度体験しても鳥肌が立つ。楽しいと評判のaikoのライブの一つの柱を確実に担っている曲である。

後ろ振り向かずに歩く事
あたしは何があっても生きる
誰が何を言おうと関係ない あたしは味方よ
そんなの当たり前の話よ

こんなことを言われたなら、aiko姐さん!一生ついていきます!となるに違いない。余談だが、私はもうaikoに一生ついていくと決めている。

自分らしくある為に 神様がくれたもの
あなたに出逢えたこの奇跡

このフレーズ、ライブでaikoは、「あなた」ではなく「みんな」に変えて歌ってくれる。それによってさらにみんなのギアが1段階上がり、テンションが最高潮に到達する。ライブでしか味わえない空間なので、是非一度aikoのライブに足を運んでみてほしい。後悔はしないだろう。

おわりに

語り過ぎて思ったより長くなってしまった。ところどころでaikoジャンキーの心の声が出てきてしまっているが、スルーしてもらって結構だ。
ここで紹介した曲もしかり、aikoの曲はここで紹介したもの以外にもまだまだたくさんあるので聴いてくれると嬉しい。
また、こういう時にaikoのどの曲がおすすめですか?等のコメントやメッセージをいただければ、別の記事でシチュエーション別でおすすめの曲を紹介するので、気軽に送ってくれると幸いだ。
後日、私自身の好きな曲も紹介する予定なので、そちらもぜひ。

では。

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