見出し画像

対話型対戦ゲームワールド「NAGiSA」会話デッキ解説

■はじめに

 みなさん、対話型対戦ゲームワールド「NAGiSA」には行っているでしょうか?大型アップデート「スタンミ襲来」がひと段落し、環境が固まってきたということでNAGiSAにおける主要な会話デッキを解説していこうと思います。まだNAGiSAに行ったこがとない人や、昔はNAGiSAに行ってたけど最近行ってない人もこの記事を参考にNAGiSAに足を運んでいただけたらいいなぁ~と思います。

 この記事はNAGiSAで話す話題をカードゲームにのデッキに例えて解説する内容になり著者の主観が含まれます。また、デッキの名称に関しては私の脳内で使われている用語であり、世間一般に使われる用語ではありません。


■自分語りソリティア

 相手に会話ターンを返さずひたすらしゃべり続けるソリティアデッキ。自分が喋りたい話を事前に用意して、相手の反応を見ずに自分のしゃべりたい話をひたすらしゃべり続ける自己満足の化身。

 話の内容は自分の改変の話や主催をやってるイベントの話、自作ギミックなど多岐にわたるが、概ねつまらない自慢話であることが多い。そして、このデッキ使用者は自分は喋れるコミュ強と勘違いしている傾向が強いためたちが悪い。

 対策としては無理に抵抗せず「へぇ~、凄いですね~」と適当に相槌を打って5分間耐えるのが無難に良いとされている。シャッフル後にもう1度同じ人と当たった場合は運が悪いと割り切るしかない。

 NAGiSAではサレンダーはマナー違反だと言われているが、このデッキに対してだけは「ちょっとインバイト来たんで行ってきますね」と一言掛けて投了してもいいと言われている。

■君、可愛いねビートダウン

 開始1ターン目に「かわいい~」と言いながら物理的な距離を縮めてくる速攻デッキ。使用者本人も可愛い系アバター使いである可能性が高い。

 主に外見を褒めてくることが多いが、トッププレイヤーは声やしぐさなど様々ルートから「可愛い」と攻めてくる。恋に落とされないように強い意志を持って相手の口撃をさばく技術が求められる。

 基本的には対面が美少女アバターのみに使えるデッキなので、それ以外のアバターに対しては別のデッキを握る必要がある。そのためこのデッキをメインで使う場合は環境読みが重要であり、使用者はNAGiSAに入り次第インスタンスのプレイヤーのサムネをチェックし美少女の割合を確認する傾向がある。

 人によっては急に近づかれると嫌がる人もいるので、このデッキを使う場合は相手のスタンスを見極め、不快な思いをさせないように注意したい。

■延長提案ランプ

 4分を過ぎた辺りから「話盛り上がってますし延長しませんか?」などと提案することにより1ゲーム5分というNAGiSAの常識を覆すイレギュラーなデッキ。通常NAGiSAでは出来ない大きな話題を持ち出すことが出来る。

 このデッキの利点は通常のNAGiSAでは出来ない踏み込んだ話が出来るのでフレンドの申請が通りやすく、NAGiSA以降の関係も続きやすいいう点である。これはVRChatというコミュニケーションゲームにおいて大きなアドバンテージになりえるだろう。

 難点は選択権を相手にゆだねるのでプレイが安定しないこと。ある程度は会話技術でケアできるもの延長ボタンを押すかどうかは相手次第なので成功率100%になることは絶対にない。

 ちなみに会話下手がこのデッキを扱うと高確率で延長キャンセルされ、メンタルを痛めるので使用する際には注意が必要だ。

■アキネイターライブラリアウト

 相手の質問に対して単語で返事をする耐久デッキ。クローズドクエスチョンに対して「はい」や「いいえ」だけで回答し、相手の質問を出し切り会話を終わらせる行為から「アキネイターライブラリアウト」と呼ばれる。

 このデッキを握るプレイヤーは2種類いると考えられており、コミュ障で話が苦手だから会話が続かないタイプと、興味のない無い相手に会話リソースを使いたくないので会話をしたがらないタイプが存在する。

 このデッキの対策としては無理に会話を続けようとはせず、あえて自分も喋らないことによって無言の気まずい時間を楽しむのが良いとされている。相手が焦って質問を投げかけてきたら会話意思があるのでしっかりと対応し、そうでない場合はソーシャルでも見て時間をつぶすとよいだろう。

 このデッキ使用者との5分間はとてつもなく長いので時間操作系の能力者である可能性が高い。

■バイオグラフィミッドレンジ

 対戦相手の自己紹介文や加入グループを確認し、それに合わせて会話を展開させるオールラウンドなデッキタイプ。NAGiSAにおいて比較的メジャーな立ち位置であり、使用者人口も多い傾向にある。

 対戦開始時に相手のプロフィールを確認する必要があり初動が若干遅いものの、相手に合わせて柔軟に対応でき使用難易度も比較的低いので使用人口が多いのも頷ける。初手にアバターの外見の話を持ち掛けその間にプロフィールを見るなどすれば初動の遅さも気にならない。

 明確な弱点があるとすればプロフィールを書いてないプレイヤーの対応に困るくらいだろう。Xなどで「ちゃんとプロフィールを書け!」と騒いでいるユーザーはこのデッキの使用者だと思われる。

 会話上手なプレイヤーが多くあっという間に5分間が終了するので、気に入った対戦相手には延長提案ランプを握るのも悪くないだろう。

■初心者限定配布デッキ

 Visiter、New User限定の会話デッキ。初心者救済要素で対戦相手が勝手に「最近VRChat始めたんですか?楽しいですか?」と会話を広げてくれる。

 デッキの性質からVRChatを始めた理由や行ったことのあるワールドについての話が多くなる。事前に聞かれるであろう質問の回答を用意しておくとスムーズに対戦を進めることが出来るだろう。

 大型アップデート「スタンミ襲来」以降大量に母数を増やし一時期はインスタンスの半数を占めることもザラにあった。新規参入によりNAGiSA界隈に活気あふれていたが、NAGiSAリリース当初からいたユーザーからすると毎回同じような対戦相手で環境が固定化されたと嘆いていた時期でもある。

 このデッキ使用者はトラストランクがUesrになるとこのデッキの使用権利を強制的に失うので、それまでにVRChatに馴れ自分がメインで使う会話デッキを用意するとよいだろう。

■ものまねコントロール

 アニメのキャラクターや動物、物などのロールプレイをすることにより対戦相手を独自の世界に連れ込み会話の主導権を奪うコントロールデッキ。デッキ回しの上手い人と下手な人の差が激しく、使用者の練度により動きが大きく変化する。

 練度が高い人との5分間はあっという間で「凄い人に出会えたなぁ」という満足感がある。また、動物系のロールプレイをする人との会話はその動物に関する知識量に圧倒されることもありpublicの良さを感じる事ができる。

 逆に練度が低い人の5分間は地獄のように長く、版権アバターを使ってくることも少なくはないので悪い意味でのpublicを感じる事ができる。面倒な時は「そのキャラクター知らないですね」とあしらうのも悪くはないだろう。

 また、このデッキを握って来る人との会話はカロリーを多く消費するため、できるだけ連戦は避けたいところ。幸い、使用者は少ないのでそこまで考慮する必要はない。

■おわりに

 以上が現環境のNAGiSAでよく見かける会話デッキタイプです。この記事でもしNAGiSAに興味が湧いてきた人はぜひとも足を運んでみて下さい。

 そして、対戦相手を尊重し初対面の人との1対1会話を楽しみましょう。その際に間違っても対戦相手の方に「あなたの会話デッキ自分語りソリティアですよね。面白くないですよ」などと言わないようにだけ注意して下さい。

 それでは、次はNAGiSAのインスタンスでお会いしましょう。

いいなと思ったら応援しよう!